▼ライト級 5分3R
○ボビー・グリーン(米国)156lbs/70.76kg
[判定3-0] ※30-27×3
×アラン・パトリック(ブラジル)156lbs/70.76kg
1R、いきなり中央に走り組んでいく柔術黒帯のパトリックだが、体を入れ替えボディロックテイクダウンはレスリングベースのグリーン。亀になり立とうとするパトリックにサイドバックで押さえに行くが、立つパトリックは再三のテイクダウントライへ。しかしここもグリーンはボディロックテイクダウンで上に。下から腕十字はパトリックも、外すグリーンは上からパトリックの口を塞ぐ。さらにヒジ打ち。蹴り上げで立つパトリック。
2Rも先に詰めるパトリック。ヒザを着きながらのダブルレッグも差し上げるグリーンがボディロックテイクダウンで上に。下から腰に足を当て、手首をつかみ十字を狙うパトリックだが、すぐに反応するグリーンは片足をパスしてハーフに。潜り足関節ノトランジッションから背中を見せるグリーンについていくパトリック。ローを打つが、ノーガードのグリーンは、パトリックの組みを切る。
3R、この試合4度目のテイクダウンを決めるグリーン。金網使い立ち上がるパトリックは大きな左右を上下に散らして前へ。しかし、ジャブを当てるグリーンはスタンドバックに。前転して足関節を狙うパトリックは逃がれるグリーンの背中に飛び乗るが、すぐに落とすグリーン。なおも詰めて右ハイキックを極め、この試合初めてのダブルレッグテイクダウンを決めるパトリックだが、グリーンが立ち上がる。ここでスタミナを使い切ったか。パトリックは打撃に身体が流れる。そこに右ストレートを当てるグリーン。パトリックはマットに手を着いてのカポエイラキックを見せるが、かわしたグリンが詰めたところでブザー。
判定は、30-27×3の3-0でパトリックが完勝。クレイ・グイダ、ランド・ヴァンナータ、アラン・パトリックにいずれも判定で競り勝ち、4カ月でUFC3連勝をマークした。
ボビー・グリーン「アル・アイアキンタと試合がしたい」
「うまくきっかけを作れなかった。きっかけを作れたらいいことが続くんだけど、それができなかった。もっと突っ込んでいくべきだったんだけど、相手のスタイルがかなり奇妙でおかしかった。とにかくずっと打ってくる。だから、あまり過剰にならないように気をつけたし、食らわないようにもした。あいつはほとんどのファイターと比べて違うゲームをやってくる。完全に別物だ。向こうは黒帯だから、リスペクトすべきだけど、この試合ではアドバンテージが一切ないってことを示したかったんだ。どうなっても準備はできていたと思う。何も変わらない。同じコーチだし、同じジムにいる。何も変わっていない。みんなは見ているだけだろうけどね。最悪の決断だって何度も下してきた。今はすべてが自分にうまくいっている。キャンプに関わってくれた全員に感謝だ。手伝ってくれたみんな、ありがとう。アル・アイアキンタと試合がしたい。彼がケビン・リーと戦ったときに話したんだけど、『おまえと試合するはずだったタイミングでヒザをやっちまってな。もしやりたいなら受けて立つぞ』と言ったら、向こうも『ああ、もちろんさ』って言っていた。向こうが受けるかどうか見てみようじゃないか」