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レポート

【UFC】日本縁のファイターが続々登場! ロクサンが接戦制し、DEEP王者マルティネスは新鋭に敗れる。メインはウォーターソンが勝利

2020/09/13 06:09

▼ライトヘビー級 5分3R
○エド・ハーマン(米国)205.5lbs/93.21kg
[3R 4分01秒 キムラロック]
×マイク・ロドリゲス(米国)205.5lbs/93.21kg

 今大会まで再三の対戦相手変更があったハーマンは、ライトヘビー級に上げてから3勝3敗。2019年5月にパトリック・カミンズ、11月にハディス・イブラギモフに勝利し、現在は2連勝中。

 入国できなかったブラジルのジョン・アランに代わり出場のロドリゲスは8月22日の試合から3週間のインターバルで試合に臨む。2019年は7月にジョン・アランとノーコンテスト。12月にジョン・ダウンにパウンドでTKO負け。しかし、2020年8月にマルチン・プラチニオに1R、TKO勝ちで再起を果たしている。

 1R、オーソドックス構えのハーマンは前に出て組もうとするが、下がりながら左ヒジ打ちを効かせるサウスポーのロドリゲス! 2R、首相撲から左ヒザをレバーに効かせたロドリゲスだが、レフェリーはローブローとみなし、試合を中断。十分時間を使って回復させたハーマン。しかし、ロドリゲスは左ミドル、左ボディストレートを腹にヒット! さらに左跳びヒザを効かせてハーマンをダウンさせるとパウンド。ハーマンは蹴り上げで凌ぐ。

 2R、ボディロックテイクダウンはハーマン。立つロドリゲスはシングルレッグに入るハーマンに上から左ヒジ連打! 崩れたハーマンにハーフからパウンドを仕掛けるが、ストップまであと一歩のところでハーマンは追打を許さない。下からロドリゲスの左腕をキムラクラッチで組むと、後方に回して足をかけて極めに、前転したロドリゲスだが、ハーマンのキムラは深い。ハーマンはロドリゲスの頭をまたいで固定してキムラロックを極めた。

 試合後、「あのローブローの中断はレフェリーのミステイクだったが?」と問われたハーマンは、「自分には分からなかった」と語った。緊急参戦ながら、ほぼ勝利を手中に収めたかに思われたロドリゲスにとっては不運な結末に。MMA38戦のハーマンは老獪な試合運びで勝負を投げず。ワンチャンスをモノにした。

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