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【UFC】日本縁のファイターが続々登場! ロクサンが接戦制し、DEEP王者マルティネスは新鋭に敗れる。メインはウォーターソンが勝利

2020/09/13 06:09

【メインカード】

▼女子フライ級 5分3R
○ロクサン・モダフェリ(米国)125lbs/56.70kg
[判定3-0] ※29-28×3
×アンドレア・リー(米国)125.5lbs/56.93kg

 女子フライ級8位のロクサンと、9位のリー。2019年6月のローレン・マーフィー戦で敗れているロクサンは、2014年12月にInvicta FCでスプリット判定勝ちを収めているアンドレア・リーと6年ごしの再戦。ロクサンとしては王座戦線に踏みとどまるためにも負けられない一戦だ。前日計量では『ONE PIECE』のルフィのスタイルで登場するなど、気合十分の様子。

 1R、ともにオーソドックス構え。リーは右ロー。左ジャブを突くロクサン。リーのシングルレッグは小手に巻いて残すと、両者スタンドに。右を振って組みに行くロクサンだが、カウンターで首を巻いて首投げで投げるリー! ハーフガードのロクサンは右で差して立ち上がり。右は差したまま金網に詰めて右足をかけると、後方に得意のテイクダウン! サイドからハーフガードの中に入り、細かいパウンド。左手でリーの左脇を差して手首をコントロール、パウンド。リーも二十がらみから足を伸ばしてシングルレッグから立ち上がり。バックにつきかけるがロクサンも立ち上がりブザー。

 2R、ジャブを突くロクサン。右ハイをガードの上に当てるリー。前後のフェイントから前に出ようとするリーだが、ロクサンは角度をつけて細かなステップからワンツー。リーは左フック、右ローを、右ボディを当てる。首相撲ヒザ蹴りから崩すリー。すぐに立ち上がるロクサンだが、続く首相撲からの投げで下に。しかしここもすぐに立つロクサンだが、リーの右のバックヒジがヒット! さらに左フックも受けてロクサンは厳しい時間帯。リーの蹴り足を掴んでテイクダウンするロクサンだが、リーは頭に足をかけて距離を取る。

 勝負の3R、右ローを突くリー。ワンツーをボディに突くロクサン。ステップを止めず回るが、右で入るロクサンにリーも右ボディ。ローの打ち返しはリー。リーを中心に周囲を回るロクサン。ワンツーの連打で前に出るようになったリー。右のバックフィストをかいくぐって組んだロクサン! ボディロックから小外がけでテイクダウン。しかし左で差して立ち上がるリー。なおも左で差してボディロックから足をかけて後方に倒してロクサン! ハーフガードで凌ぐリー。ニーシールド気味の足が効き、ロクサンは上体に上がれない。最後はリーがリバーサルして上になりブザー。

 打撃ではリー。コントロールではロクサンだが……、判定は3-0(29-28×3)でアタックを止めなかったロクサンが接戦を制し、前戦の判定負けから再起を果たした。試合後、“ハッピーウォリアー”は「とてもハッピーです。ハードに練習してきたから勝てました」と笑顔で両親指を立てた。

モダフェリ「改善していくこと。それが“ロキシー風”」

「タフな試合でした。素晴らしい試合をしてくれたアンドレアに感謝しています。プランでは押さえつけて動く、攻めていって引く、常に角度を作ることでした。上手くいったと思います。狙ったときにテイクダウンを決められたし、最後はジャブも当たって、常に動き続けられました。自分のパフォーマンスには満足しています。今回のキャンプで最高の準備ができたんです。目標をひとつも決めることなく、クリアなマインドで挑もうと思いました。

 相手のキックをひとつでもキャッチしたかったんです。そんなようなことはできたと思うし、フォールダウンも取れました。今日の試合に向けてボディロックに取り組んできたので、レスリングをしっかり試したかったですし、今回のキャンプで取り組んできたことをほぼすべて発揮できたので本当に嬉しいです。とても気分がいいですね。今回の勝利は私にとって本当に大きい意味を持ちます。まだ自分がトップ10に相応しいことを証明し、コンテンダーでいられると示せたのでよかったです。

 進化がカギですね。上手くできることばかりを練習してもしょうがありません。常に学んで成長し、時間とともに進化するんです。それが大事だと思っています。私の次の進化はストライキング、柔術、レスリングを引き続き改善していくこと。ロキシー風、です。一度は覚えたはずでも忘れてしまったテクニックを思い起こさせることができれば、後々、とても役に立ちますから。

 17年も戦ってきました。私にとっては今回が47戦目だと思うんですが。トップ10の誰かと戦いたいですね。UFCのマッチメーカーが私に戦ってほしいという人なら誰でも構いません。いつでも連絡ください。イエスと言いますから」

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