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【ROAD to ONE】青木真也が判定勝ち「5年ぶり、さいたまスーパーアリーナで試合がしたいんだ。実現させてみせろ!」、猿田洋祐が内藤のび太との熱闘制す

2020/09/10 09:09

▼ONEムエタイ ストロー級 3分3R
○朝陽・PK. センチャイムエタイジム(エイワスポーツジム)
[判定3-0]

×KING強介(team fightbull)

 オープンフィンガーグローブを直用するONEムエタイのストロー級では、朝陽・PK. センチャイムエタイジム(エイワスポーツジム)とKING強介(team fightbull)が金網で対戦。

 強打が持ち味の19歳・朝陽は、名高、竜哉とともに期待されるエイワ三銃士の一人。これまでMA日本フライ級王座、ルンピニージャパン認定スーパーバンタム級王座、ムエサイアム・イサーン・バンタム級王座を獲得。2019年12月のBOMでIBF&WBCムエタイ世界バンタム級王座に挑戦したが、ぺットチャワリットに判定負けで世界タイトル獲得ならず。しかし、2020年2月の「The Battle Of Muaythai BOM2-7」でタイのシンウドン・ウッウドンを右ローでKOで下し、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者に就いている。

 2019年9月の「Road to ONE」で薩摩3373(TARGET)を1R、左フックでKOに下している朝陽は、「勝てばONE本戦での契約交渉権獲得」というなか、「またこのような大会に出ることが出来て嬉しいです。前回出させて頂いた『Road to ONE』もKO勝ちで良い試合結果となりましたが、今回はそれを超える試合をしようと思っているので、楽しみにしていて下さい。応援よろしくお願いします」とのコメントを発表している。

 対するKING強介は元REBELS王者の「爆腕ビッグダディ」。26歳からキックを始め、2011年7月に27歳でプロデビューした遅咲き。2018年2月にREBELSに初参戦し「西からREBELSを荒らしに来ました」という名セリフと共に連戦。同8月にKOUMAを下し、REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級の王座を手にした。

 介護のために妻の実家の三重県に移り、宮大工をしながらトレーニングに励んだ強介は、2020年2月29日「REBELS.64」では、「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント1回戦」でタネヨシホを相手にカーフキックを効かせて2R TKO勝ちを収めている。オープンフィンガーグローブでの戦いで、朝陽のONE本戦行きを阻止し、自身がビッグチャンスを掴むか。新たなマットでの試合に強介は「しぶとく勝ちにいきます」とシンプルに意気込みを記している。

 1R、金網でのオープンフィンガーグローブ戦。ともにオーソドックス構え。遠間からじっくり構える朝陽。ステップを踏む強介は手を低めの構え。前足でリズムを取る朝陽。長いロー、前蹴りを突く。組んで脇を差して投げる朝陽。左右の入りの打ち終わりを強介は狙う。

 2R、大きくステップを踏み前に出る強介。蹴り足を掴んでこかす朝陽。強介の入り際に左のショートを合わせダウンを奪う朝陽! 立つ強介。左フックは朝陽もそこに強介も外から右クロスを合わせる。

 3R、右ローから入る強介。朝陽も上下にチラッして詰める。強介の右ローをしっかりチェックする朝陽。前足重心になった強介に右カーフキックを当てる朝陽。前足をシャッフルする朝陽。強介のバックフィストをかわして首相撲でこかすのは朝陽。最後は距離を取って見切ってブザー。

 判定は3-0で朝陽が勝利。ONE本戦行きの切符を掴んだ。

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