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2020年8月23日(日)東京・竹芝のニューピアホールにて『skyticket Presents DEEP 95 IMPACT』(昼開催)と『skyticket Presents DEEP 96 IMPACT』(夜開催)の2大会が開催される。
その昼大会(12時開始・PPVライブ配信)である『DEEP 95 IMPACT』にて、熊谷麻理奈(WSRフェアテックス札幌)がKINGレイナ(K-Clann)と61kg以下契約の「DEEPJEWELS キックルール」(3分3R)で対戦する。
熊谷は“北の女武芸者”と呼ばれるマルチファイター。元々はアマチュアボクシング出身で、全日本ボクシング選手権2012準優勝の実績から、キックボクシングに転身。J-GIRLSやBOUTなどのリングで活躍し、2018年5月にはMMAにも挑戦(「Road FC 47」女子バンタム級(-61.2kg)でジン・インチャオに判定負け)、同年9月には素手にバンテージのみを巻いて戦う超過激格闘技ラウェイにも出場し、4R判定無しのドローとなっている。2020年1月には中国の武林風で、中国のヤンヤンに判定勝利して以来、7カ月ぶりの試合に臨む。
今回のKINGレイナ戦に向け、「今まで62kgがマックスで、初めて減量無しで試合に臨みます。いっぱい食べてプロテイン飲んで、今までの試合の中で体も心も一番元気ですね」と好調ぶりを語る熊谷。
レイナについては「パッと見はすごく細くなっていましたね。すごく減量したんだと思います」と前日の様子を評しながらも、「かなりパワーのある相手、自分は非力なので」と警戒。その上で、「一発で急所を狙える練習をしてきました。時間がかからないよう、しっかり相手を倒しにいけるようなファイトでいきたいと思います」と、打撃の精度で勝ちたいとした。
今回のキックルールでは得意の首相撲は無いが、「(掴まないヒザ蹴りの)テンカオは使いたい。ほかにもレパートリーは増やしてきました」と自信の表情。さらに、8年間のアマチュアボクシングの経験を活かし、「パンチのテクニックには自信があります。ぜひ観てほしいですね」と、レイナとのパンチ技術の差を見せつけるつもりだ。
ケージはROAD FCで経験済み。「リングとは違う恐怖がありますね。あそこで経験できてよかったです。みんな『女子の試合だよな』と先入観があると思うので、女子でも沸く面白い試合をしたいと思います」と余裕の笑みを見せる熊谷。KINGレイナを相手に麻理奈の夏とするか。