▼第5試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇TETSU(月心会チーム侍)
判定3-0 ※30-29、29-28×2
×提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2018 -60kg優勝)
TETSUは2018年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦すると、佐野天馬、伊澤波人を破って頭角を現した。3連勝でKrushフェザー級王者・江川優生に挑戦したがKO負け。2019年11月には斗麗に敗れて連敗を喫し、今回からスーパー・フェザー級に階級を上げる。スピードを活かしたパンチ&キックが持ち味。戦績は7勝(2KO)3敗。
そのTETSUと対戦する提髪はK-1カレッジ2018 -60kg王者で、2019年6月にプロデビューし、デビュー戦こそ敗れたもののその後は3連勝(2KO)。右ストレートとヒザ蹴りが得意。戦績は3勝(2KO)1敗。
1R、両者とも左ミドルとローを蹴りながらのパンチを繰り出す。提髪の右クロスがタイミングよく決まり、2度TETSUを大きく仰け反らせた。
2R、ジャブに右クロスを合わせられるTETSUは左フックに切り替え、いきなりの右ストレートを打つ。さらに右ローを効果的に使う。提髪はそれでも右を狙っていくが、終盤にTETSUのバックハンドブローがヒット。一気に攻め込むTETSUが印象点を稼いだ。
3R、左ミドルを多用するTETSUは逆ワンツーで右から入るパンチで攻勢に出る。提髪もミドルと右ストレートで反撃するが、勢いがついたTETSUが前へ出て左ミドルとパンチで攻め込んでいく。パンチにこだわらず随所に蹴りを織り交ぜていったTETSUが判定勝ちした。
▼第4試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R延長1R
×蒼士(昇龍會)
KO 2R 1分26秒 ※右フック
〇鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
8勝(3KO)2敗1分の蒼士は璃明武との対戦が決まっていたが、璃明武が怪我で欠場。代わって岡山県出身の鬼山と対戦する。鬼山は2勝(1KO)1敗。
1R、鬼山は右から左のフックを強振する。蒼士は出鼻を挫かれた形となったが、すぐに強烈な左インローで逆襲。左フックを上下に打ち分け、左ミドルも強く蹴る。
2Rも左右フックを強振する鬼山に、蒼士は左インローを蹴りつつ出入りしてのパンチのコンビネーション。しかし、1Rから狙っていた蒼士の左ボディへの鬼山の左フックがヒット。打ち合いに出る蒼士の左アッパーが空振りしたところへ鬼山の左フックがヒットし、続く連打でダウンを奪う。