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【RISE】梅野源治がRISE参戦を決めた理由。「単純に強い選手が集まっているからです」&リザーブファイト出場・原口健飛「チャンヒョン・リーが優勝するんじゃないか。大雅選手が負けたら7月の大阪大会でワンマッチでどうでしょう?」

2019/03/07 10:03
“日本ムエタイ界の至宝”梅野源治が3月10日(日)、「RISE WORLD SERIES 2019」-61kgトーナメント(大田区総合体育館)に参戦し、中国のル・ジュン(中国/盛力人和/2017年EM LEGEND-65kg王者)と対戦する。 2016年にラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者となった梅野は、REBELSでルンピニースタジアム認定ライト級王座決定戦にも臨むなど、ムエタイルールを専門としている。そんな梅野のRISEへの電撃参戦。2013年3月「RISE 92」でチャンヒョン・リーにヒジなしルールでリヴェンジを果たしている梅野は、6年ぶりのRISEに何を思うか。 梅野「『ヒジや首相撲がないルールだったら、梅野は弱いんじゃないか』という人を黙らせるために、ちょうどいい」 ──多くの人が梅野選手のRISE参戦に驚いています。なぜそういう選択を? 梅野 単純に強い選手が集まっているからです。3月というタイミングも良かった。 ──ただ、いつも梅野選手が闘っているムエタイルールではありません。 梅野 なかには「ヒジや首相撲がないルールだったら、梅野は弱いんじゃないか」という人もいるでしょう。世の中にそういうことを言いたい人っているじゃないですか(苦笑)。そういう人を黙らせるためには、ちょうどいいかなとも思います。 ──ブアカーオのように、ルールに関係なく強い人は強いことを身を持って実践するというわけですね。 梅野 その通りです。 ──メンバーの中にセクサンの名前が入っていると聞いた時、オッと思いました? 梅野 最初は「ヨードレックペットかセクサンが参戦する」という噂を聞いていたんで、僕はどちらともやりたいと思っていました。そのあとセクサンに決定したという話を聞いたので、「まだリベンジもしていないし、ルールは違うけど再戦したい」という思いが込み上げてきました。 ──センサンとは2015年9月11日、ムエタイの二大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムで激突し判定負けを喫しています。対照的にヨードレックペットとは1勝1敗。2016年10月23日には当時ラジャダンナンのライト級王者だったヨードレックペットを破り、見事同王座を獲得しています。セクサンとの再戦だったら、リベンジというドラマが生まれますね。一回戦で闘うル・ジュンについての情報は? 梅野 この中国人選手は強いですよ。タイのタクシレックというトップの選手にも勝っている。パンチは速いし、蹴ることもできる。RISEルールだったら強いと思いますね。 ──そういう梅野選手もRISEルールで闘うのは久しぶりですね。 梅野 13年3月、後楽園でチャンヒョン・リーと闘ったのが最後(梅野の判定勝ち)だから、ちょうど6年ぶりになりますね。 ──その時期、梅野選手はRISEルールやK-1ルールで3戦闘っています。そのデビュー戦となった12年10月のチャンヒョン・リーとの初対決での敗北はショッキングでした。 梅野 あの時は変に盛り上がるような試合をしようと思い、闘志が空回りしてしまった。ノーガードでパンチを打ってやられている。 ──それからどうやって軌道修正した? 梅野 そのあと2戦連続してRISEに出た時には普通にムエタイスタイルで闘って圧勝している。だからRISEだからといって、一気にスタイルを変えるのはよくないと思いました。それは過去3回の試合で証明されている。 ──今回は引き出しの奥にしまっておいた記憶を取り出して来る感じ? 梅野 それが全然覚えていないんですよね(苦笑)。僕は相手によってスタイルを変えていくので、そのつど最も勝ちやすいスタイルを選択して闘っている。今回も、もちろん変えます。相手がテクニシャンならば、ローをいっぱい打つでしょう。 ──今回は5Rマッチではなく、延長ありの3Rマッチです。 梅野 序盤に一回でもダウンを奪われたら、逆転が難しい。5Rあればまた状況は変わってくると思いますけど、より逆転はしづらいルールだと面ッいますね。一度のミスが命取りになる。 ──最後にどんな勝ち方を望む? 梅野 思っているほどル・ジュンはガンガンくるタイプではない。ただ、スピードはあるし、出入りも激しい。一気にパッと入ってバンバン打って、スッと下がるような戦法が得意なんですよ。 ──中国散打出身らしく、ヒット・アンド・アウェイが得意だと。 梅野 バックハンドも得意だし、ストレートも伸びてくる。僕はじわじわとプレッシャーをかけながら下がらせたところで重い攻撃を入れる。そんな感じで倒せたらいいと思います。 ◆梅野源治(Genji Umeno)1988年12月13日(30歳)、東京都出身ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者178cm、54戦41勝10敗3分(19KO)PHOENIX所属 ────────────── 原口健飛、関西愛でリザーブ戦突破を狙う「東京は誰でも強くなれる。でも東京に行ったら負け。僕は関西で最強を狙うことにこだわりを持っている」 2018年6月「ROAD to RIZIN KICK TOURNAMENT」で優勝した原口健飛。その勢いで2018年は全勝で駆け抜けた関西のホープは、まず3月10日(日)の「RISE WORLD SERIES 2019」-61kgトーナメントでリザーブ戦突破を狙う。 ――今回リザーブですが、RISE世界トーナメント参戦が決まっていかがですか。 原口 久しぶりに試合が出来るのでやっと来たか!? という気持ちでいっぱいです。でもトーナメント本戦に出たかったのですが、仕方ないのかなと。 ――対戦相手ミゲール・マルティネスについての印象はどうでしょう。 原口 スタミナが凄くありますし、身体が硬いイメージがあり、しんどい試合になりそうですが、僕はテクニックで勝負しようかなと思います。 ――そういう相手に対して何か効果的な足技は考えていますか? 原口 身体は硬くてもボディは弱いと思うので蹴りでボディをえぐっていこうと思います。今は三日月蹴りなどを磨いています。 ――トーナメント出場メンバーを見ての印象はどうでしょう。 原口 本物の世界トーナメントだという印象を受けました。昨年9月のRIZINで僕と引き分けた大雅選手が出るので納得いかない部分はありますが、他団体のチャンピオンの肩書がある以上は仕方ないのかなと思いましたね。 ――勝って本戦出場は狙いますか? 原口 本戦の選手がケガをして繰り上げ出場になることはなかなかないと思うのですが、そこよりもまずはリザーブファイトで勝つことを考えたいと思います。 ――本戦で気になる選手はいます? 原口 チャンヒョン・リーは強いので優勝するんじゃないかと思ってます。ぜひ彼とはやってみたいですね。勝つ自信ですか? ないです(苦笑)。一番強くて名前のある選手とやれば経験値が上がりますし、もし負けたとしても次につながるじゃないですか。 ――大雅選手との再戦は興味ないですか? 原口 もし大雅選手が一回戦で負けてしまえば、大雅選手は暇になるのでぜひ7月の大阪大会でワンマッチでどうでしょう? 地元になるので応援団の声援で僕の方が有利になりますし、RIZINの時とは違う結果になるでしょう。ちなみに会場のエディオンアリーナでは空手時代に何度も試合したことがあり、自分のホーム会場です。自分らしさ全開で行けるんちゃうかなと思いますね。 ――2019年初戦をクリアーして今年はどういう1年にしたいですか? 原口 去年は無敗のまま終われて自分的に成長出来たのでいい1年でした。有名な大雅選手とやれたことは自分的にも大きなものでしたね。少しは一流に近づけたのかなと。今回久しぶりの試合ということで頭がいっぱいいっぱいなので、今年のことは特に考えていませんが、とりあえず勝ちたいですね。なかなか東京での試合が少ないので一戦一戦を大事にしないと僕のことを忘れられるので印象に残る試合をしたいと思います。  ――活躍の場を広げるために上京しようと思ったことはあります? 関西拠点にこだわるのはなぜでしょう。 原口 東京は凄くいいメンバーが揃っていて設備が整っていて練習方法も色々あって誰でも強くなれると思うんです。でも僕は関西で最強を狙うことにこだわりを持っていて、東京に行ったら負けだなと。大阪で練習していても強くなれへんと思われるのが嫌なので大阪でも強くなれるというのを見せるだけですね。関西の人は口は悪いですが、悪意なく強い口調なだけです。人柄がいいですし、接しやすいのが好きなんですよね。そこらへんにいるおっちゃんと喋れたりとか、誰とでも仲良くなりますからね(笑)。関西愛で頑張りたいと思います。 ◆原口健飛(Kento Haraguchi)1998年4月9日(20歳)兵庫県出身Road to RIZIN KICK Tournament優勝175cm、9戦7勝1敗1分(5KO)Kick Lab/聖武会館 所属
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