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2020年8月23日(日)東京・新木場スタジオコーストにて開催される「PANCRASE 317」で、田村一聖(KRAZY BEE)vs.高橋祐樹(坂口道場一族)が決定した。
中島太一vs.堀江圭功というフェザー級の「次期挑戦者決定戦」が行われる同大会で、両者と対戦経験のある田村が、コロナ禍で度重なる試合中止を経て、デカゴンに復帰する。
元UFCファイターで第6代フェザー級王者、現フェザー級7位の田村は、2017年11月に寝技師・鈴木琢仁に完封勝利後、2018年3月に後にUFCに参戦する堀江圭功を2R TKOに下し2連勝を飾ったが、2018年9月に長身の中島太一に組み負け判定負け。同年5月に摩嶋一整にも3R肩固めで一本負けし、摩嶋の12連勝を許していた。しかし、2019年9月に杉山和史に1R TKO勝ちで復活を遂げている。
当初、3月8日大会でコンバ王子、7月5日大会で小森真誉(GRABAKA)と対戦予定だった田村だが、いずれも試合は中止に。コロナ禍の中、ABEMAでは、「暗闇のなか、夜な夜なシャドーをメチャメチャやってます。マジでヤバいやつです。誰も視界に入らない。フルスイングしてますから」と苦笑しつつも、「MMAファイターはやることが多すぎるから、普段やれないことがたくさんあります」と前向きに語っており、KRAZY BEEのジムの再開もあり、今回の復帰となった。
対する坂口道場一族所属の高橋祐樹はプロ8勝1敗。2014年11月のパンクラスゲートネオブラ予選トーナメントで工藤修久に敗れたが、その後3連勝。2014年11月の「TTF CHALLENGE 03」で安藤達也に1R TKO負け以降は再び連勝街道に乗り、現在5連勝中。
3年ぶりの復帰戦となった前戦2019年12月の「PANCRASE311」では、渡辺謙明を相手に1R 三角絞めで一本勝ちするなど5連勝中なんと3つの三角絞めでの勝利をマークしている極め技師だ。寝技の受けも強い“レジェンド”田村を相手に“遅れて来た新人”高橋は下克上出来るか。
▼フェザー級 5分3R
田村一聖(KRAZY BEE)7位/第6代フェザー級K.O.P./13勝9敗
高橋祐樹(坂口道場一族)8勝1敗