ビックリするくらい強くなって帰って来ます
延期になった分、研究も進んでより戦いやすくなったのではと聞くと「でも向こうもかなり対策をこの間にしているんじゃないかなとドキドキしています。ただやっぱり、簡単な相手ではないと思うので、時間があってよかったなと思います」と、キャリア半分以下(MISAKI14勝6敗1分、ぱんちゃん7勝無敗)のぱんちゃんを警戒しているとした。
「ハッキリ言って、人気が凄いので会場の雰囲気とかもあるし、向こうのホームでもあるので倒さないといけないって圧もあります。SBルールなら勝てる確率はだいぶ上がりますがREBELSルールですし。あと、うちのジムの代表がぱんちゃんの容姿が好きらしく、そのせいもあるんですが『彼女は強いぞ』『あれは可愛いぞ』ってやたら褒めるんですよ! それを聞いているとヤバいかなって思ってしまって(笑)。可愛い選手とは過去に何回かやっているんですが、今までにないくらいの褒め方なので“えーっ!”と思っています」
では、MISAKI選手もぱんちゃんに負けじとグラビアはどうですかと聞くと「いやぁ、私のプロポーションでは…でも試合で勝ったらヤングジャンプに売り込みたいです。使ってくれるかは分からないけれど(笑)」と、ビジュアル方面でも対抗意識をのぞかせた。
話は本題に戻り、MISAKIには今年描いていた壮大なプランがあったという。
「私のプランとしては4月にぱんちゃん選手に勝ってREBELSのチャンピオンになり、6月辺りにRISEでタイトル戦につながる試合を1戦やらせてもらって、7月にはGirls S-cupで女神選手のタイトルに挑んで私がリベンジ。その後に紅絹選手とRISEのタイトルマッチをやらせてもらって、今年中に三冠王って夢があったんですけれど、全然コロナの影響で計画通りにいきません(笑)。私はシュートボクサーですからSBはもちろん、REBELS、RISEのベルトも獲れたら、夢が世界チャンピオンになることなので、世界に呼んでもらえるかなと思って。大きな団体のベルトを全部つかんでやろうと思って練習しています」
その中でも、昨年7月にTKOで敗れた現SB日本女子ミニマム級王者・女神に対しては特別な想いがある。
「やっぱり凄い悔しかったので。完全に倒されてとか効かされてとかボッコボコにされてなら悔いはないですが、ずっと引っかかっているんです。そこは外せないですね。会長がやるなと言ってもやるって言います。女神選手には絶対にリベンジしたいです」
最後に、リングに上がる姿を待っているファンへのメッセージを求めると「1年間リングに立てていない状態なので、忘れられちゃうんじゃないか、辞めたと思われてしまっているんじゃないかと怖かったんですけれど、今の私はめちゃめちゃ変わっている自信があります。練習量は全く落としてないですし、ビックリするくらい強くなって帰って来ます。みんなの期待を今年は絶対に裏切らないように頑張るので、今年もMISAKIの応援をぜひ。世界チャンピオンになるまで付いてきて欲しいなと思います」と、パワーアップして復帰する姿を楽しみにしていて欲しいと語った。