ヘッドギアにシールドを装着して飛沫を防ぐため、スパーリングでの感染リスク低減が期待される(C)新極真会
全世界空手道連盟・新極真会は「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」の提言(5月1日)を受けて「フルコンタクト空手道場運営の感染対策ガイドライン初版(5月2日)」を作成し、約1週間の内部運用による意見交換を踏まえて改訂(5月9日)を行ない5月10日(日)に発表した。
同会では医療関係者の監修によって改定を加えながら、道場内での感染リスクの極小化を進めてきたが、この度、稽古メニューの段階的通常化の施策として、ヘッドガードの飛沫カット「インナーシールド」を開発し発売する。
これは少年部を中心に標準防具となっているヘッドギアのスチール面の内側にシールドを装着して飛沫の低減を図るというもの。運動強度の高い組手競技に求められる通気性に配慮をし、シールド自体が破損しないように耐久性と柔軟性、そして透明度も維持するよう独自開発された。
このシールドを装着することによって鼻や口から漏れる飛沫を防ぐことができ、感染のリスクが下がるため組手稽古(スパーリング)がより安全に可能になることが期待されている。今後、抗菌シールドもリリース予定だという。
価格は1枚660円(税込)で、本日19日より注文を受け付けている。購入希望者は新極真会総本部事務局まで。