▼ヘビー級 5分3R
〇フランシス・ガヌー(カメルーン/フランス)2位・15勝3敗
[1R 0分20秒 KO] ※左フック
×ジャルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム共和国)6位・10勝1敗
3月、4月と流れた試合が今回実現。ヘビー級2位のガヌーは、2018年にスティーペ・ミオシッチとデリック・ルイスに判定負けも、カーティス・ブレイズ、ケイン・ヴェラスケス、ジュニオール・ドスサントスという元王者2選手を含む3試合でいずれも1R KO・TKO勝ち。
6位のホーゼンストライクは2018年5月の「RIZIN.10」でのスプリット判定勝ち以降、UFCで4連続KO勝利中。2019年12月のアリスター・オーフレイム戦では、試合終了間際の右フックでカットを誘い、TKOで逆転勝利を収めている。
MOST UFC KNOCKOUTS - 2015 to Present
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(Ngannou joined the UFC in 2015)
10 - Thiago Santos
09 - @Francis_Ngannou
08 - Derrick Lewis
Ngannou is now tied for 5th most finishes in UFC heavyweight history with 10. #UFC249 pic.twitter.com/Gf6FPzJM78
ともにオーソドックス構え。ガヌーの左ジャブに左ローを返すホーゼンストライク。同じジャブに再びローを返す。詰めるガヌーは右オーバーハンドで前に出ると、下がったホーゼンストライクに左フック! 崩れ落ちたホーゼンストライクに右は空振りもさらに左をアゴにヒット、ホーゼンストライクは金網に座り込んでもたれかかったまま失神した。
MOST SUB-MINUTE KNOCKOUTS - UFC History
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5 - Anthony Johnson
4 - Vitor Belfort
3 - @Francis_Ngannou #UFC249
3 - Johny Hendricks
3 - Stipe Miocic
3 - Mike Swick pic.twitter.com/OFqqThaGxw
4試合連続1R KO勝利したガヌーは、「(ホーゼンストライクから)『やりたい』と言われて、何を言ってるんだと思ったよ。自分の相手じゃなかった。ステップバックしたところにうまく当たった。15週間ずっとトレーニングして練習してきたコンビネーションだ。思い描いてきた試合ができたよ」と試合を振り返った。
インタビュアーのジョー・ローガンからSNSの「まだベルトに挑戦できていない」というハッシュタグについて聞かれたガヌーは、「まだベルトに挑戦できていないのは落胆すべきことだ。タイトルマッチに相応しいと思う。この試合でタイトルマッチができるといいんだけど」と語り、ローガンも「今日の試合で王座挑戦を反対する人はいないと思います」と答えた。
𝐒𝐂𝐀𝐑𝐘. 𝐏𝐎𝐖𝐄𝐑.
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🇨🇲 @Francis_Ngannou #UFC249 pic.twitter.com/2suF1YjW7M
最後にガヌーは、オクタゴンの中で「世界中のみんな、応援ありがとう。みんなの応援が無ければここにいない」とファンに語りかけた。
▼150.5ポンド契約 5分3R
〇カルヴィン・ケーター(米国)9位・21勝4敗
[2R 2分42秒 KO]
×ジェレミー・スティーブンス(米国)7位・28勝18敗1NC ※体重超過
スティーブンスは前日計量150.5lb(68.26kg)で4.5ポンド体重超過、ファイトマネーの30パーセント没収。
ギルバート・メレンデス、チェ・ドゥホ、ジョシュ・エメット相手に3連勝後、ジョゼ・アルド、ザビット・マゴメドシャリポフ、ヤイール・ロドリゲスとトップファイター相手に3連敗中のスティーブンス。打たれ強く後半でも動きが落ちない。対するケーターはUFC4勝2敗。前戦はマゴメドシャリポフ相手に判定負けも粘り強さを見せている。
#UFC249 Official Result: @CalvinKattar def Jeremy Stephens by knockout, Round 2, 2:42.
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Live Results: https://t.co/uNyG5i6ptR pic.twitter.com/aSL8aeOtv0
ともにオーソドックス構え。ワンツーから歩いて左ミドルを当てるスティーブンス。さらに前足に左右ロー。ケーターは左ジャブ、左ボディストレート。圧力をかけるスティーブンスは詰めて右ボディ、左ミドルをヒット。しかしケーターも右から左レバーブローを返す。スティーブンスの打ち終わりに右ストレートを当てるケーター! しかし下がらないスティーブンスは逆に詰め返して右ボディを返す。
2R、左右のコンビネーションを上下に打ち分けるケーター。金網に詰まり脇を差して体を入れ替えるスティーブンスは左ミドル。しかし、ケーターはスティーブンスの右に合わせて左から右ヒジでダウンを奪うと、左ヒジのパウンド! 左右パウンドの連打。スティーブンスはガードはするが、レフェリーがストップ。その直後にスティーブンスは右の額から大出血。妥当なストップとなった。
Statement: MADE.
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🍀 @CalvinKattar heading back to Massachusetts with the W! #UFC249 pic.twitter.com/plo640pJt7
ケーターは試合後、オクタゴンの中で、「思ったよりも強かった。相手の体重超過はとても腹を立てたけど、タフなファイターとパンチを交換できてよかった」と激闘を語ると、最後にローガンのマイクに「ボスのダナ、試合をありがとう。あと、パンデミックが起きているけど、みんな頑張って」と語った。
▼ヘビー級 5分3R
〇グレッグ・ハーディ(米国)6勝2敗
[判定3-0] ※30-27×3
×ヨルガン・デ・カストロ(カーボベルデ共和国)6勝1敗
#UFC249 Official Result: @GregHardyJr (30-27, 30-27, 30-27) def Yorgan De Castro by unanimous decision.
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Live Results: https://t.co/uNyG5i6ptR pic.twitter.com/RAyJLvWGLf
ヘビー級戦。ともにオーソドックス構え。NFL出身のハーディはMMA5勝2敗、UFC2勝2敗。前戦はジュニオール・ドス・サントスの代役としてアレクサンダー・ヴォルコフに判定負け。長いリーチ・コンパスで左右のローから入り、金網に詰めて右ストレートをヒット。高さを変えて右ボディストレートも。
MMA6戦全勝のカストロは「Contender Series 2019」出身。UFC2戦目で前戦は同じくデビュー戦のジャスティン・タファに1R カウンターの右でKO勝ちしている。右のカーフキックを当てて行く。
2R、右ストレート、左インローはハーディ。しかしカストロは右ローを当ててハーディの右ヒザ横を赤く腫れ上がらせる。足が前に出なくなるハーディ。ジャブ&インローで応戦。
3R、ハーディの左右の入りに右のカウンターを狙うカストロ。右ローを狙うがスリップして転倒。ハーディは上から蹴りを放ち、グラウンドには行かない。ブレーク。カストロを立たせて再開。ハーディの右ローをヒザを引いてかわすカストロ。左ジャブもかわすが圧力をかけるのはハーディ。
By UD! ✅@GregHardyJr gets the job done! #UFC249 pic.twitter.com/1ZUn6HMAHs
— UFC (@ufc) May 10, 2020
判定は3-0(30-27×3)で手数で勝ったハーディが勝利。「無観客でもこの試合に対応してできてよかった。これからディズニーワールドにも行きたいくらいハッピーだよ。(インタビュアーのジョー・ローガンに向かい)ジョー・ローガンのショーにも出させてください」と語った。