日本では新型コロナウイルスの影響で3月以降に開催を予定していた格闘技イベントが次々と中止・延期を発表しているが、タイのムエタイにも影響が出ている。
ムエタイの二大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムでは、入場前に体温測定が行われ37度以上の熱がある場合は入場不可、という制度をとっているとムエタイの情報をSNSで提供している『Muay Thai Super Fight』が伝えた。さらに、日本と同じく大規模イベントの中止要請により、3月21日にロッタンvsルンキットの再戦やセーンマニーvsヨードレックペットなどがマッチメイクされたビッグマッチも中止になるとの噂があるという。
また、テレビマッチの7chスタジアムでは「マスクをしない人は入場不可」という対策を取り、選手とレフェリー、実況コメンテーター以外はセコンドもマスク着用、という対策がとられている。
タイは中国以外では初めて新型コロナの感染者が見つかった国で、1日には同国の感染者が初めて死亡したと発表。タイ政府は新型コロナに感染した疑いのある人を見つけた場合、3時間以内に保健当局への報告を義務付けると発表し、違反者には罰金が科せられる。日本や中国からの帰国者・入国者には到着後14日間は公共の場所に行くことを自粛する要請も。
中国以外で新型コロナに感染するリスクの高い都市1位はバンコクとの発表もあり、予断を許さない。<関連ニュース>【RIZIN】コロナの感染拡大に「不安はある」が4月横浜へ「準備をして大会を開催することを念頭に置いて進んでいきたい」コロナの影響で3月8日パンクラス新木場大会、3月15日ZST横浜大会、3月15日ジャパンキック後楽園大会も延期に【RISE】3・20後楽園ホール大会の中止・延期を発表、新型コロナウイルスの感染拡大状況や政府からの要請を鑑みて新型コロナウイルスの影響で3月1日、東京でのLDH格闘家オーディションが「4月以降」に延期【新日本キック】3月8日・後楽園ホール大会の延期を発表、新型コロナウイルスの影響で