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【RIZIN】朝倉未来とダニエル・サラスの告白「憎しみを持って戦っているわけじゃない。ノビてた相手を殴る必要はなかった」

2020/02/26 13:02

未来「たしかにクソガキなんで。俺に引退を賭けてもいいの?」

試合後には、リング上で「初めての浜松大会、結構、相手強かったんでKO出来て良かったです。ちょっと今日、怪我も無いんで4月(19日)も出ようかな。みなさん横浜アリーナで会いましょう」と、連続参戦を宣言。

そこにリングサイドで試合を見ていたKRAZY BEEの朴光哲がリングインし、「いま朝倉選手、横浜でやると言ったんですけど、誰の挑戦でも受けるっていうんで自分、立候補してもいいでしょうか。どうでしょうか」と未来に対戦を要求している。

さらに朴は「ぜひ、やらせてもらいたい。まあ未来選手とは同じジムの矢地(祐介)君も負けているし、KRAZY BEEとも因縁もあるし……でもそれも過ぎたことだし、矢地もよろしくやってるんで(笑)、純粋にいちファイターとして、いま一番勢いがあり稼いでいる未来選手と、ファイターとしての進退を賭けて戦いたい。負けたら辞めます」と引退を賭けての対戦を、リング上で榊原信行CEOに認めさせている。

4月、横浜大会で対戦することになった元修斗環太平洋ライト級王者&元ONE FC世界ライト級王者の朴について未来は、「たしかにあの人からしたら“クソガキ”なんでね。ただ、よく知らないんだよね、ぶっちゃけ。42歳? もっとめちゃめちゃ強い他団体のチャンピオンとやる方が気が楽だわ。ああいう『引退を賭けて』なんて言われても、その人にそんな思い入れがあるわけじゃないから、俺に賭けてもいいの? って感じ。俺にとってはリスクしかない。ほんとうに気は乗らないですね」と、やりにくい相手であることを語っている。

「THE OUTSIDER」王者から「ROAD FC」「DEEP」を経て、2018年8月からRIZINに参戦。ここまで日沖発、カルシャガ・ダウトベック、リオン武、ルイス・グスタボ、矢地祐介、ジョン・マカパ、そしてダニエル・サラスに勝利してきた。

「RIZINに出て1年半くらいで7戦全勝(MMA8連勝中)。奇跡的に連勝できたけど、4月は花粉がひどいから」と苦笑した未来。9週間後の連戦でベテランの試合巧者を下すことが出来るか。

「試合では勝ちたいんだけど“負け無し”でいたいというよりは格闘技を広めたいって気持ちの方が強い。格闘家のことをみんなめちゃくちゃ尊敬しているんだけど、なんか日本以外で格闘家はすごくリスペクトされているんだけど、日本において格闘家って、そんなに知名度が無いし、そんなに尊敬される存在じゃないのかなって。たとえばラグビーとかでは優勝すればニュースに取り上げられる。でも俺たちの試合が翌日に(テレビで)ニュースに流れることはない。そのへんでもすごく違うし、自分たちでも発信して格闘技のことをもっと広めたい。自分がやっている総合格闘技ってものがだんだん認知されてきて、もっと注目されるように。叶う? 間違いなく叶うと思う」と笑顔を見せた未来。その“未来”は、自身の手で照らしていく。

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