2020年2月22日(土)に静岡・浜松アリーナにて開催される『RIZIN.21』の第3試合でフェザー級相当の66.0kg契約で、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)とカイル・アグォン(グアム)が対戦する。
ケラモフは、「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級(71kg)トーナメント」優勝のトフィック・ムサエフと同門のファイター。トフィック同様に体幹の優れたフィジカルと、豪快な打撃を武器としており、これまでに14勝3敗の好成績を残している。特にここ10戦は15年1月から19年11月まで約4年にわたり、土付かずの10連勝を挙げており、「アゼルバイジャンに2つ目のチャンピオンベルトをもたらしたい」と静かに語った。
譲れないもの? 勝利への執念です
──対戦相手のカイル・アグォン選手をどのようにとらえていますか。
「とてもいい対戦相手だと思います」
──今回の試合でどういった部分を見せたいですか。
「私のスタイル、キャラクターをぜひ分かってもらいたいでです。実際の試合のなかで良い点を見せられると思います。地元のバクーでファイトキャンプを行ってきました。特に相手に合わせた練習はしていません」
──RIZIN参戦が決まった時の心境を教えて下さい。
「非常に嬉しかったです。友人のトフィック・ムサエフも参戦しているので、このRIZINに自分も参戦したいと思っていました。RIZINは母国アゼルバイジャンでもとても有名です。日本はとても美しい国で街も綺麗で美しく、人々も優しいです」
──どんな試合展開になると予想しますか。
「とても大変な試合になると思います。決して楽な相手ではないです。自分の仕事を精一杯やるだけです」
──ムサエフ選手からのアドバイスは?
「もちろんもらいました。ムサエフとトレーナーのルスランがセコンドに入ります。ムサエフからは秘策を受けました。内容は言えませんが(笑)」
──格闘技のキャリアは?
「9年前に格闘技を始めました」
──あなたのウーシュー散打の試合を見ました。あの小手に巻いての内股などの投げは柔道のものですか。
「小手に巻いての投げは柔道です。ウーシュー散打と、バエヴォサンボ(コンバットサンボ)もやっていました。ウーシューではイスラム選手権で優勝した事もあります」
──今回の試合に勝ってフェザー級GPに出場したいですか。
「もちろん。フェザー級GPに出て、2つ目のチャンピオンベルトをアゼルバイジャンにもたらしたいです」
──RIZINフェザー級トップには朝倉未来選手がいます。試合をしたら勝つ自信はありますか。
「朝倉選手の試合も見たことがありますし、とても強い選手だと思いますが、対戦相手として十分なので、私には自信があります。どんな選手とも戦えます。勝つ自信? まずは今回の試合に勝ってから考えます(笑)」
──これだけは譲れないものはありますか。
「勝利への執念です」