2020年2月22日(土)に静岡・浜松アリーナにて開催される『RIZIN.21』に出場する全選手の個別インタビューが20日、浜松市内にて行われた。
第3試合では、66.0kg契約でヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)とカイル・アグォン(グアム/スパイク22)が対戦する。
そのケラモフのコーナーマン(セコンド)として、「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級(71kg)トーナメント」で優勝を果たしたトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)が来日。RIZINへの想いを語った。
本誌の取材にムサエフは、「右手の怪我はもう回復したよ。幸いにも酷い症状ではなく、すでに練習は再開していてケラモフともトレーニングしてきた」と明るい笑顔を見せると、今回の来日の目的を、「同門のケラモフのサポート」と「日本のファンに挨拶をするため」と答えた。
母国アゼルバイジャンの国営放送が生中継した大晦日の「ライト級トーナメント」優勝後に帰国したムサエフは、空港到着時から多くの報道陣・ファンに囲まれ祝福を受けるなど、国民的英雄として凱旋。その後、「大統領から3月の会合に招待されている」と語っていたGP覇者は、現地で「UFCからのオファーがあった」こともあらためて明かしていた。
そんなさなかのRIZINへの再訪は、何を意味するのか。
ムサエフは「ケラモフのセコンドとして来日の機会を得て、何より日本のファンから受けたサポートにお礼の気持ちを表したかった。RIZINのファン、スタッフにも感謝したいんだ。ピットブルに勝った後、僕は『Bellatorじゃない、RIZINがナンバーワンなんだ』と言った。その気持ちをリング上からファンに伝えたい」。
14連勝中のRIZINライト級トーナメント優勝者トフィック・ムサエフはリング上で何を語るのか、注目だ。