キックボクシング
レポート

【NJKF】畠山隼人が剛腕唸らせTKO防衛、前田浩喜はISKAインターコンチネンタル王座獲得ならず

2020/02/17 20:02

▼セミファイナルII 日泰国際戦 56.5kg契約 3分3R
〇波賀宙也(立川KBA/IBFムエタイ世界ジュニアフェザー級王者)
TKO 3R 2分08秒 ※左縦ヒジ→レフェリーストップ
×フアサン・オーユッタチャイ(タイ/チェンマイスタジアム元スーパーバンタム級1位)


 昨年9月、日本人4人目のIBFムエタイ世界王者となった波賀が2020年初戦を迎えた。フアサンは40勝30敗の戦績を持つ17歳で波賀よりも13歳若く、学費をムエタイで稼いでいるのだという。


 1R、サウスポーの波賀は左ミドルと左ロー、フアサンは早くもヒジ打ちを繰り出す。フアサンは手数は少ないがジャンプするフェイントやジャンプしてのハイキックを繰り出す。波賀は淡々と左ミドルを蹴っていく。


 2R、波賀は左ストレートから首相撲に持ち込んでフアサンをコカす。フアサンは思い切りヒジを振ってくるが、波賀は飛び込んでの左ストレートでダウンを奪う。その後も左ストレートを狙い撃ちにする波賀。首相撲でのヒザ蹴り勝負でも優勢に。ヒジも叩きつける。


 3Rはいきなり首相撲勝負となりヒザを蹴り合う中、波賀が左ヒジでダウンを奪う。ヒジと左ミドルで一気呵成に攻める波賀。防戦一方となったフアサンに波賀が左三日月蹴りからの左縦ヒジ。フアサンはもんどりうってダウンし、波賀のTKO勝ちとなった。


 世界王者の実力を発揮した波賀は「ちょっと雑になっちゃったので、6月に世界タイトルの防衛戦が組まれると思うのでそこへ向けて頑張っていきたいと思います」と、次回の初防衛戦へ向けて意気込みを語った。

▼セミファイナルI 日泰国際戦 55.5kg契約 3分3R
×大田拓真(新興ムエタイ/WBCムエタイ日本統一フェザー級/S1ジャパン55kg級王者)
判定0-3 ※27-30×2、28-29
〇バンラングーン・オーユッタチャイ(タイ/チェンマイスタジアム元バンタム級1位)


 大田は昨年5戦全勝、S1ジャパントーナメントも制すなど飛躍の年となった。そして迎えた2020年初戦の相手は、65勝18敗2分の戦績を持つ21歳のバンラングーン。10歳からムエタイを始め、現在はムエタイの試合で大学の学費を稼いでいるという。


 1R、バンラングーンは鋭い右ミドルとローを蹴り、蹴りの連打も繰り出す。大田は軸足蹴り、パンチの3連打で対抗するが、蹴りで転倒させられる場面も。


 2Rはミドルの蹴り合いからスタート。大田は右ボディストレートも突き刺すが、バンラングーンの左右ミドル、そして右ローでパンチの距離になかなか入れない展開が続く。


 3R、バンラングーンの右ミドルに左右フックを合わせに行く大田だがクリーンヒットを奪えず、逆に右ミドルをもらい続けて左わき腹は真っ赤だ。大田のミドルはスネでカットされる。最後まで大田はペースを握らせてもらえず、バンラングーンの判定勝利となった。

▼第6試合 交流戦 59kg契約 3分3R
△梅沢武彦(東京町田金子/NJKFスーパーフェザー級4位/WMC同級王者)
ドロー 判定1-1 ※30-29、29-30、29-29
△一仁(真樹ジムAICHI/J-NETWORKフェザー級王者)

▼第5試合 NJKF 60kg契約 3分3R
〇山浦俊一(新興ムエタイ/NJKFスーパーフェザー級王者)
判定3-0  ※29-28×2、29-27
×羅向(ZERO/NJKFライト級6位)

▼第4試合 NJKFフライ級 3分3R
×EIJI(E.S.G)
判定0-3  ※28-30×2、27-30
〇優心(京都野口)

▼第3試合 NJKFウェルター級 3分3R
×渡邊知久(Bombo Freely)
TKO 1R 1分45秒
〇宗方888(キング)

▼第2試合 ミネルヴァ アトム級 2分3R
〇亜美(OGUNI)
判定3-0  ※30-29×3
×ねこ太(トイカツ道場)

▼第1試合 NJKFフライ級 3分3R
×悠(GRABS)
判定0-3  ※28-30×3
〇谷津晴之(新興ムエタイ)

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