2020年4月12日(日)東京・新木場スタジオコーストにて開催される「PANCRASE 314」のフライ級2カードが発表された。
▼フライ級 5分3R小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A)2位/12勝4敗ルサンド・ビコ(南アフリカ/PESFA)4位/7勝2敗
2017年8月の上田将竜戦のスプリット判定負け以来、白星と黒星を交互に繰り返している小川徹。2019年は5月にマモルに判定勝利も、9月にライリー・ドゥトロの右を浴び1R TKO負け。現在フライ級ランキング2位にいるため、タイトル圏内に留まるためにも連敗は避けたいところ。
しかし、対戦相手のルサンド・ビコも強豪。南アフリカ柔道界で活躍後、MMAに転向し7勝2敗。前戦では秋葉太樹の打撃をかいくぐいり、シングルレッグやボディロックに小外がけを合わせるなど柔道&レスリングの組み技で競り勝っている。
組みのビコに小川は抑え込まれずにスタンドで自身のペースを作れるか。
▼フライ級 5分3R杉山廣平(SPLASH)11位/8勝4敗有川直毅(K-PLACE)14位/5勝1敗1分
もうひとつのフライ級戦は、11位の杉山廣平と14位の有川直毅が激突。
杉山は、2018年はネオブラッド・トーナメント3試合を戦い決勝で鈴木千裕に判定負けで準優勝。12月には井上学に判定で敗れ連敗もスプリットに割れる接戦だった。2019年は6月に加マーク納にスプリット判定で競り勝ち、前戦11月大会では9位だったランカーの中村龍之から3R通じてテイクダウンを奪い、判定勝利で連勝を決めている。
ZSTで経験を積んだ有川は、2019年からPANCRASEに参戦。4月に 中嶋悠真に肩固めで一本勝ちすると6月に水谷健人に判定勝ち。12月に加マーク納にスプリット判定勝ちするなど3連勝中だ。
互いに派手さは無いもののコツコツと地力をつけている杉山と有川。実力伯仲の両者はもう1段階上に行くための壁を壊せるか。
【既報カード】
▼ライト級 5分3R上迫博仁(チームクラウド/和術慧舟會HEARTS)1位/DEEP第7代フェザー級王者/17勝9敗粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)7位/10勝6敗2分
▼フライ級 5分3R安永有希(東京イエローマンズキュート)14勝14敗1分渡辺竜也(MAX GYM/RINGS)17勝13敗4分