2020年4月12日(日)東京・新木場スタジオコーストで開催される「PANCRASE 314」の2カードが発表された。
▼ライト級 5分3R上迫博仁(チームクラウド/和術慧舟會HEARTS)1位/DEEP第7代フェザー級王者/17勝9敗粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)7位/10勝6敗2分
上迫は、2018年10月からPNACRASEに参戦。初戦で冨樫健一郎に3R TKO勝ちすると、2019年3月には後に王者となるサドゥロエフ・ソリホンと対戦。2R、カーフキックでTKO勝利を収めている。
その後上迫は、2019年8月にRIZINに初参戦。イーブス・ランドゥーに2R TKO勝ちするも、10月のライト級GPでルイス・グスタボに1R TKO負け。12月29日の「Bellator JAPNAN」ではRIZINルールで矢地祐介と対戦し、2Rに右のダブルで先にダウンを奪いながらも、最終回に矢地の右フックからのサッカーキックで逆転KO負けを喫している。
1月31日にSNSで「次戦が決まりそうです」と記した上迫は、「今日1カ月ぶりにして初めて昨年末の試合映像をフルで見ました。ずっと気が進まなかったけど、逆に気持ちに火を付ける為に。客観的に見たら逆転負け? でも俺は試合に“まぐれ”は無いと思ってる。弱いから負けた。このまま終わるな。強くなれ。自分と向き合え。俺にはこの道しかないと再認識」と、MMAでの再起を誓っている。
対する粕谷は2016年11月に現UFC世界フェザー級王者のアレクサンダー・ヴォルカノフスキーに2R TKO負けでUFCをリリース。その後、松嶋こよみ、ISAOに判定負けも、2019年4月に菊入正行にサウスポー構えから得意の左ミドルを効かせて1R61秒、パンチによるTKO勝ち。2019年9月にソリホンとのライト級暫定王座決定戦の機会を得るが、右の強打からのヒザ蹴りをもらってTKO負け。ベルトを獲得することはできなかった。
現暫定王者のソリホンと対戦経験のある両者の一戦となるが、その暫定王者は、2月16日(日)の「PANCRASE 312」で雑賀ヤン坊達也を相手に王座防衛戦に臨むことが決定しており、今回の4月大会は、その結果を踏まえてのライト級の実力者同士のマッチアップとなる。また、正規王者の久米鷹介が2019年10月のONE Championshipで修斗王者・松本光史に判定勝ちしており、その動向もにらみながら、上迫と粕谷はライト級の上位戦線サバイバルマッチに臨む。
【プレリミナリー】▼フライ級 5分3R安永有希(東京イエローマンズキュート)14勝14敗1分渡辺竜也(MAX GYM/RINGS)17勝13敗4分
安永は2016年7月から年2試合のペースで試合を行い6連敗中。前戦は2018年8月に中村龍之に判定負け。渡辺も2017年8月から6連敗を喫しており、前戦は2018年12月に猿飛流に判定負け。あとが無い両者によるフライ級マッチだ。