▼第6試合 Krushライト級 3分3R・延長1R
〇里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)
KO 3R 2分02秒 ※左ストレート
×金子大輝(K-1ジム大宮チームレオン)
金子はMMA(総合格闘技)からミャンマーの頭突きありの超過激格闘技ラウェイに転向。2017年12月にはミャンマー・ヤンゴンで開催されたAir KBZ(エアカンボーザ)チャンピオンシップに出場し、67kg級でこの大会の2017年王者となった。今年6月、K-1への参戦を表明し、11月に初参戦して独特の動き・リズムを見せて林を戸惑わせたが、最後は右ストレートでKO負けを喫した。
里見は12勝(6KO)8敗1分の戦績を持つ22歳。昨年8月の再起戦で、ベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて臨んだ6月のK-1 WORLD GPでは、大沢文也にワンマッチで判定負け。9月のK-1 KRUSH FIGHTでは横山巧に1RでKO負けを喫し、連敗からの脱出を懸けて今回の試合に臨む。
1R、両者サウスポー。いきなり飛びヒザ蹴りの奇襲をかけた里見。金子は左右ミドルを蹴って右フックで飛び込んでいく。里見は左ボディストレートを狙い撃ち。お互いに左でヒットを奪い合った。
2R、金子のジャブに鼻血を出す里見。金子はさらに右の三日月蹴りと飛び込んでの左フック。里見はジャブと左ボディストレート、フックを振り回す金子のパンチをかわして左を打ち込む。続いて左アッパー、左フックで金子を追い込む里見。
3R、勝負をかけた金子がフックをブンブンと振り回し、顔面とボディへ叩きつける。里見も左ストレートを打ち込むが、左右フックと右三日月蹴りのラッシュに圧倒される。しかし、打ち合いの中で足がもつれてスリップしたところで金子にダウンが宣告された。金子はバテたか急激に動きが悪くなり、里見がワンツーと後ろ蹴りでダウンを奪い、さらに左ストレートを打ち込んでダウンさせてのKO勝ち。金子は力尽きて倒れた。
苦しみながらもKO勝ちした里見は「ラウェイチャンピオンの金子選手、めちゃめちゃ頑丈で本当に強かったです。途中危ない場面あってすいませんでした。1年ぶりくらいの勝ちになって、去年本当に悔しくて凄い練習して、またすぐに練習するんですけれど、3月のK'FESTA狙っています。あと面倒見てもらった後輩が違う道へ行くんですが、つらいこともありますが自分はこの道でトップを目指していきます」と、久しぶりの勝利を喜んだ。
▼第5試合 Krushライト級 3分3R・延長1R
×川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
KO 1R 2分50秒 ※左バックハンドブロー
〇東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
両者は昨年12月のK-1大阪大会にて「K-1 WORLD GP 2018 K-1ライト級世界最強決定トーナメント・リザーブファイト」で対戦。川崎が延長戦の末に判定3-0で勝利を収めている。東本はその川崎戦から4連敗となっており、勝ち星が欲しいところ。川崎は3連勝と勢いに乗っていたが、前回の8月の篠原悠人戦で敗れて今回が再起戦。
1R、サウスポーの東本は左ミドルから試合を組み立てるが、川崎は左右ストレートの連打で強襲。川崎が逆ワンツーをヒットさせ、さらに詰めようとジャブをあてたところで東本が抜群のタイミングでバックハンドブロー。
この一撃が見事に決まり、東本がKO勝ちで連敗をストップした。東本はマイクを持つと「久しぶりに勝てました。やっと長いトンネルを抜けた気がします。試合のことと関係ないんですが、12月21日にハンバーガー屋をオープンしました。町田で店長しています」と、勝利のどさくさに紛れて宣伝した。