キックボクシング
レポート

【RISE】鈴木真彦が圧倒的な攻撃力を発揮して良星をKO初V、原口健飛が初回KOで新王者になり白鳥大珠へ宣戦布告、トーナメント優勝は直樹

2020/01/13 19:01

▼第2試合 RISE WORLD SERIES 2020 -63kg出場決定トーナメント 3分3R延長1R
〇北井智大(チームドラゴン/ライト級3位)
[2R 2分16秒 KO]
×高橋一眞(真門ジム/NKBライト級王者)


 北井はチームドラゴンのニューリーダーとしてRISEで活躍。後半戦の強さを活かして勝利することが多く、パンチでの猛攻で逆転勝利を飾ってきた。RISE随一の激闘派として、RISEのメインイベントを任される主力選手の一人だ。2019年9月にはKNOCK OUTで活躍した水落洋祐を迎え撃ち、初回KOでRISEの門番的役割を果たした。


 高橋は日本キックボクシング連盟の看板・高橋三兄弟の長兄で、“怒突き合いお兄ちゃん”の異名通り常にド突き合いのファイトを展開。16勝のうち13勝がKOという倒し屋だ。近年は『KNOCK OUT』にも参戦していたが、2019年7月にRISE初参戦。RISEライト級3位・麻原将平を判定で下している。


 1R、高橋は距離を保って左インローと左ミドル、北井のパンチはよく見えている様子でかわす。中盤になると北井が飛び込んでの左右フックから、高橋にロープを背負わせての右ストレートをヒットさせる。パンチで詰めて一気に打ち合いへ持ち込もうとする北井だが、高橋はブロックして右ストレートを返す。


 2Rが始まってすぐ、吹っ飛ばすような右ストレートで北井がダウンを奪う。詰める北井にヒザで反撃する高橋だが、北井は構わずどんどん詰めて左フック、右アッパー、右ストレート。クリンチで逃れようとする高橋に、北井は自らコーナーを背負ってパンチを誘う。高橋はワンツー、ヒザ蹴りで攻め込むが、体勢を入れ替えた北井の左フックでゆっくりとマットに崩れ落ちた。北井がKOで決勝進出を決めた。

▼第1試合 ライト級(-63kg)3分3R
×畑中健太(蹴空ジム)
[3R 1分18秒 KO] ※右フック
〇KENTA(HAYATO GYM/JAPAN CUP 2016 -65㎏級優勝)


 1R、さっそくの打ち合いのなか右フックでKENTAがダウン。猛然と左右フックで襲い掛かる畑中にKENTAも右ストレートで勝負を懸ける。その右がヒットし、ボディへのヒザが突き刺さると畑中が急速にスローダウン。KENTAの右ハイ、左右ストレートで畑中が棒立ちとなったところでスタンディングダウンが宣告される。


 2R、拳を痛めたのかほとんど手が出なくなった畑中にKENTAが右フック 2連打でダウンを追加。畑中はほぼノーガードでKENTAの攻撃をもらう場面も。


 3R始まってすぐ、畑中の左フックに右フックを合わせてダウンを追加するKENTA。クリンチからの離れ際にKENTAが強烈な右フックを打ち下ろし、畑中が前のめりにダウン。KENTAが逆転KOに成功し、会場を大いに盛り上げた。

▼オープニングファイト第2試合 -61kg契約 3分3R
〇齋藤奨司(FIGHT FARM/2018年KAMINARIMON全日本大会-65kg級優勝・大会MVP)
[1R 2分40秒 KO]※右ボディブロー
×KAZUMA(KASHIMA DOJO)


 1R、齋藤が左右ボディから右ヒザを突き上げてダウンを奪う。以後もパンチとハイキックで齋藤が圧倒し、左フックからの右ボディでしゃがみ込むようにダウン。齋藤のKO勝ちとなった。

▼オープニングファイト第1試合 バンタム級(-55kg)3分3R
×七海貴哉(G-1 TEAM TAKAGI)
[3R 1分17秒 KO]※右ストレート
〇大森隆之介(EX ARES/JAPAN CUP 2019 -60kg級優勝)


 2Rに左右ストレート連打からの右フックでダウンを奪った大森だったが、仕留めにいったところで逆に右ストレートをもらってダウンを奪い返される。しかし3Rに大森が連打からの右ストレートで倒し切り、KOでデビュー戦を飾った。

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