▼第5試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
×宮崎就斗(TARGET/同級4位)
[判定0-2]※30-29、29-29、30-29
〇澤谷大樹(HAWK GYM/同級6位)
1R、サウスポー同士。宮崎得意のローに澤谷はワンツーや左フックを合わせに来る。宮崎はそのパンチをブロックしながらのロー。2Rになると澤谷はパンチの手数を増やし、左フックをヒットさせていく。宮崎はパンチで切り込んでいくが、澤谷がジャブで出鼻を捉えたり、蹴り足をつかんでからの攻撃などで宮崎にペースをつかませない。
3R、澤谷はパンチの数を増やし、宮崎も打ち合いに応じる。澤谷はそれをかわしてのパンチを的確に入れ、カウンターも奪う。どうにか流れを引き寄せたい宮崎だが波に乗る澤谷が攻撃をかわしての攻撃を当てに行く。判定3-0で格上の宮崎を喰った澤谷はリング上で大喜びした。
▼第4試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R
〇SEIDO(Lara-Tokyo/同級13位)
[判定2-0]※30-29、29-29、29-28
×中澤良介(TRY HARD GYM/同級16位、2019年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝)
1RからSEIDOは回り込みながらコツコツとローを蹴り、中澤はボディを交えたコンビネーションパンチで対抗。中澤はパンチとヒザ蹴りでボディを攻めるが、SEIDOは一歩も退かずローを蹴り、飛び込んでのフックを繰り出す。乱戦模様になるとSEIDOが底力を発揮して手を繰り出し、判定2-0で17歳若い中澤を退けた。
[nextpage]
▼第3試合 RISE WORLD SERIES 2020 -63kg出場決定トーナメント 3分3R延長1R
〇直樹(BRING IT ONパラエストラAKK/ライト級4位、スック・ワンキントーン スーパーライト級王者)
[3R 2分50秒 TKO]※パンチ連打
×山口侑馬(山口道場/スーパーライト級1位、元Innovationライト級王者、元DEEP☆KICK 60kg級王者)
※直樹が決勝戦へ進出。
直樹は伝統派空手出身で、独特の間合い操作と当て感の良さでRISEライト級の上位選手として長く活躍。タイトル挑戦まであと一歩まで迫ったり、RISEのメインイベントも務めたりと主力選手の一人だ。2019年7月大会では『KNOCK OUT』で活躍した元J-NETWORKライト級王者・前口太尊を1RでKO、9月にはK-1 WORLD MAXで活躍した松本芳道を接戦の末に破った。
山口は大阪山口兄弟の弟で、Innovation、DEEP☆KICK 60kg級でタイトル獲得経験を持つ。近年はKNOCK OUTで活躍し、兄同様の倒すか倒されるかのド突き合いファイトを展開。2019年7月の後楽園ホール大会で、4勝4KO無敗のホープ森香津眞を2RにKOで仕留め、9月にはRISEスーパーライト級王座決定戦へ進出したが山田洸誓にKO負けを喫している。
1R、序盤から大きなパンチで仕掛ける山口に直樹はガードを固めつつ左フック、右ストレートを当てに行く。直樹は山口の空振りを誘って返しのフックを当てていき、ハイキックで脅からす。山口は左ボディを決めるが、頭部へのパンチは直樹が薄笑いを浮かべながらかわしていく。
2R、直樹は山口のローに右ハイを合わせ、ストレートのようなジャブを打ち込む。必ず山口のパンチに合わせるか、打ち終わりに当てに行く直樹。左フックでグラつかせるが、山口はパンチを出して前へ出る。残り30秒で打ち合いを挑む山口だったが、当たるのは直樹のパンチばかり。それでも山口は倒れない。
3Rもカウンターを狙い続ける直樹。右ストレート、左フックをまともにもらってグラつきながらも倒れない山口。左目が大きく腫れあがる山口は前へ出て打ち合いに行くが、左フックをもらってついにダウン。それでも前に出る山口だったが、直樹の連打をもらってグラついたところでレフェリーがストップ。直樹がTKO勝ちで決勝進出を決めた。