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レポート

【ONE】ロッタン&スタンプのビッグカップルが地元大会締める。三浦彩佳が3試合連続一本勝ち、健太はセンマニーに判定負け、高橋遼伍がKO負け

2020/01/10 21:01

▼第9試合 ONEフェザー級(70.3kg)5分3R
〇タン・リー(米国/ベトナム)
[1R 2分51秒 KO]
×高橋遼伍(日本)

高橋は現在MMA8連勝中。2019年5月のONEデビュー戦ではケアヌ・スッパに右ローを当て、スッバの左ローによる自爆を誘っての1R TKO勝ち。7月には修斗でも高橋孝徳を得意の右ローを当てて2R TKO勝利を収めている。

対するタン・リーはMMA10勝2敗。父からテコンドーを、ライアン・ホールから柔術を習ったというベトナム系米国人ファイター。

TUF、ダナ・ホワイト・チューズデーナイト・コンテンダー・シリーズ(DWTNCS)、UFCと関係が深いLFAと進みながら、ONE Championshipを選んだリーは、ロシアのグラップラー ユーサップ・サーデュラエフ(2019年5月にリーが右ヒザ蹴りでKO。サーデュラエフは11月に竹中大地にスプリット判定勝ち)、日本の朴光哲をいずれもKOで下している強豪だ。

リーはユサップ戦ではオーソドックス構えながら、過去のLFAの試合ではサウスポー構えから右のサイドキック、右ミドルから歩くように左のパンチも打っている。さらに半身気味の構えからサイドキック、バックスピンも得意としている。

高橋は得意のローを蹴って当たる距離で戦えるか。リーの打撃について「バックスピンは一番警戒している。ただ、ウチのジムの後輩に『格闘代理戦争』に出ていたスソン(元テコンドー日本代表)がいて、リーと全く同じ流派のテコンドーをやっていたので想定はしている」と研究済み。

現在、KRAZY BEEには田中路教、元谷友貴ら強豪も出稽古に来ており、高橋自身も日体大のレスリング部等に出稽古に行っているという。

弟の高橋昭五は12月22日の全日本選手権グレコローマンレスリング67kg級で優勝し、アジア予選代表の座を獲得しており、「弟にオリンピック出場の枠を獲ってもらい、メダルも獲って、自分もしっかり勝って年内にはONEのベルトを獲ることがベスト。兄弟で結果を残したい」と語る。

1R、高橋のセコンドには田中路教、長南亮。サウスポー構えから入るリー。高橋はオーソドックス構え。左回りのリーは左ミドル! それを掴んだ高橋だがリーは足を抜く。右のインローを打つ高橋。

リーがオーソドックス構えになると右のカーフキックを当てる高橋! さらにリーがサウスポー構えにスイッチすると右のインローも。リーはワンツーでの飛び込み! かわす高橋も右を狙う。

オーソドックスにスイッチするリー。さらにスイッチしてのリーの左ミドルの蹴り足を掴んで左を振ろうとした高橋はスリップ! そこを逃さずすぐに詰めたリーは右ストレートを当ててコーナーに詰めると、崩れながらも立ち上がる高橋の大きな左に右ストレート! 再び崩れ落ちた高橋はパウンドを受けながらも何とか脇を差して立ち上がろうとするが、リーは首相撲からヒザ蹴り、さらに首もとを押さえての左ストレートにコーナーにバウンドして前方に倒れた高橋。さらなるリーのラッシュにレフェリーが間に入った。

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