【写真】2020年1月のバンコク大会で勝利した三浦。3連続アメリカーナでの一本勝ち。(C)ONE Championship
2020年1月10日(金)タイ・バンコクのインパクトアリーナにて、ONE Championship「ONE: A NEW TOMORROW」が開催された。
▼第2試合 ONE女子ストロー級(56.7kg)
×マイラ・マザール(ブラジル)
[2R 3分01秒 アメリカーナ]
〇三浦彩佳(日本)
MMA8勝2敗の三浦はONEで2連勝中。今回はブラジルのマイラ・マザールと対戦する。
柔道ベースの三浦は、2019年2月のシンガポール大会でONEに初参戦。アルゼンチンのラウラ・バリンを相手に払い腰から得意の袈裟固め&両足で極めるアメリカーナ(V1アームロック)で一本勝ち。8月の前戦でもサマラ・サントス(ブラジル)に同じ技で連続一本勝ちを極め、MMA5連勝中だ。
これまではベースである柔道の投げからの袈裟固めだったが、サントス戦では両足タックルから袈裟固めという新たなパターンも見せている。
対するマザールはMMA6勝2敗の強豪。2016年9月に現UFC世界女子ストロー級王者ジャン・ウェイリとクンルンファイトで対戦しリアネイキドチョークで一本負けも真っ向勝負を繰り広げた。その後、ブラジルで2連勝。今回がONEデビュー戦で1年11カ月振りの試合となる。
散打ベースながらデミアン・マイアから柔術も習い、2019年11月にはEvolve MMAのトライアウトに合格し、専業ファイターとなっている。
三浦は試合前に「1月10日の試合をしっかり勝って全勝していきたい。2020年のうちにション・ジンナン戦をしたい」と王座挑戦を視野に入れる。
1R、リングでのMMA。ともにオーソドックス構え。遠い間合いからジャブを見せながら触りにいく三浦だが、一度目は切られる三浦。2度目のダブルレッグもヒザ着く形の低い入り。右フックを合わされヒザを落とした三浦だが、立ち際で組み付いた三浦は首と引き手を掴んで首投げ! そのまま袈裟固め&アメリカーナに入るが、万歳し縦方向に腕を持って行ったマザールは防御。
サイドポジションに移動した三浦は肩固めへ。左腕を流されず側頭部に置くマザールは防御。力を使いすぎず袈裟固めからパウンドに移行する三浦。再度、肩固めに行くがマザールは空いた右腕で下から三浦の横腹を突く。そのままゴング。
2R、左アッパーのフェイントはマザール。そこに組んでいった三浦はマザールの左手をオーバーフックし引き手を取りに。自身の左手は釣り手で首後ろに巻くが、腰を落として引き込んで投げを防ぐマザールは、首はヘッドロックに巻かれながらも両足を背後からボディロック。バックを狙う。
しかし、グラウンドで首は抜かさず引き手をしっかり引き寄せてサイドを奪った三浦は、コーナー際でマザールの左腕を両足で挟んでアメリカーナへ。マザールがタップ! 三浦は涙を流し、コーナーの長南亮氏とハグ。試合後にはマザールとも涙でハグをかわした。
Judo black belt Ayaka Miura 🇯🇵 weathers the early storm to submit Maira Mazar 🇧🇷 with a slick Americana! @ayk917m #WeAreONE #ONEChampionship #ANewTomorrow pic.twitter.com/Zum2ECOnUd
— ONE Championship (@ONEChampionship) January 10, 2020
写真下は、バンコク大会前のAbemaTV 大沢ケンジランキング