2019年12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』に出場するIKMFウェルター級王者キム・ホソン(韓国)が公開練習を行った。キムは第5試合で海斗(ポゴナ・クラブジム)とウェルター級3分3R・延長1Rで対戦する。
K-1初参戦となるホソンはフィジカルを前面に押し出すタイプの韓国人ファイターとは異なるファイトスタイル。国技・テコンドーをベースにしたトリッキーな蹴り技を武器に14戦13勝1敗の優れたレコードを残し、IKMFウェルター級王者のタイトルも獲得している。
公開練習ではあえて得意の回転系の技は見せずパンチ中心のミット打ちを披露。「今回は減量が少なくて最高のコンディション。日本のファンに良い試合を見せます」と心身共に充実した状態で来日し「小さい頃からK-1が夢だったので本当に嬉しいです」とK-1初参戦の喜びを語る。
対戦相手の海斗については「若くてパワー、スピードもあって良い選手」と評価しながらも「自分も良いファイターで、いつもはフルラウンドを考えているが、今回はラストラウンドまで行かないと思う」とKO決着を予告。
「日本のファンは僕がテコンドーベースだからテコンドーの技を期待しているかもしれないが、パンチも練習してきたのでパンチにも気をつけた方がいい」としつつ「僕が一番得意な技はバックスピンキックなので、それをお見せします」と得意の回転技でのKOを予告した。
今後戦いたい相手として、12月のKrush後楽園大会でKO勝利を挙げたばかりの加藤虎於奈の名前を挙げたホソン。最後に「良い機会だから日本のファンに良い印象を残して、また機会があれば日本のファンに自分の技を魅せたい」と、早くもK-1再出撃を誓った。