<TEAM武尊vsゲーオーズ>
▼トーナメント準決勝第1試合 3分2R
×川村優平(TEAM武尊/先鋒)
TKO 2R
〇齋藤紘也(ゲーオーズ/先鋒)
▼トーナメント準決勝第2試合 3分2R
〇宮川太陽(TEAM武尊/中堅)
判定2-0 ※20-19、19-19、20-19
×齋藤紘也(ゲーオーズ/先鋒)
▼トーナメント準決勝第3試合 3分2R
×宮川太陽(TEAM武尊/中堅)
TKO 1R
〇大関敬真(ゲーオーズ/中堅)
▼トーナメント準決勝第4試合 3分2R
〇寺田 匠(TEAM武尊/大将)
※20-18、20-18、20-19
×大関敬真(ゲーオーズ/中堅)
▼トーナメント準決勝第5試合 3分2R
×寺田 匠(TEAM武尊/大将)
判定0-2 ※19-20、20-20、19-20
〇稲垣 澪(ゲーオーズ/大将)
※ゲーオーズが決勝戦へ進出。
TEAM武尊の先鋒は187cmの長身を誇る川村、ゲーオーズの先鋒は齋藤。パンチからのミドル&ハイ、パンチからのヒザ蹴りと蹴りを多用して優勢に立つ斎藤だったが、ヒザ蹴りの際に首相撲を多用してしまい減点が2度も。しかし、2Rはパンチの打ち合いでストレート連打を決めた斎藤がヒザ蹴りでTKO勝ち。
その斎藤に挑むTEAM武尊の中堅は空手出身の宮川。ストレート連打で前へ出ると右ローをクリーンヒット。齋藤は前蹴りとヒザで対抗するが、左右ストレート連打で前進を続けた宮川が判定勝ちした。
大将対決の熱戦は稲垣(左)が制した
ゲーオーズの中堅は大関。通常体重が73kgあると言い、63kgの斎藤よりもかなり大きい。加えてボクシングでインターハイ出場、アマチュアシュートボクシングでの優勝歴もある。1R、宮川が勢いよく攻めていくが、大関のワンツーでもんどりうってダウン。その後も大関のパワフルな攻撃が続き、前蹴りで宮川が尻もちをついたところでレフェリーストップ。大関のTKO勝ちとなった。
TEAM武尊の大将も通常体重63kgの空手出身・寺田。大関とは10kgの差がある。1R、寺田は最初から強烈な右ローを連発して圧倒する展開に。2Rはサウスポーの大関が構えをガラリと変え、右手を前に伸ばしてけん制する。しかし、オーソドックスに戻すと寺田の左ミドルと左ボディが何度も決まり、パンチで抵抗する大関に判定勝ち。
ゲーオーズの大将は、1回戦で多彩なテクニックを見せた空手出身の稲垣が登場。1R、寺田はやはり強烈な右ローで攻めていき、稲垣はヒザ蹴りの連打からパンチにつなぐ。2Rになると右の蹴りが出なくなった寺田に、稲垣が右ストレート、右ローと一発一発が強い攻撃を加えていく。最後は打ち合いとなり、寺田がボディブローをめり込ませる。
今日一番の拍手が沸き起こる中、判定は2-0で稲垣が勝利。熱戦を制してゲーオーズが前回優勝監督の武尊率いるTEAM武尊を破った。監督のゲーオは「今日は頑張って戦ってくれた選手たちに感謝したいです。というのも、今度自分もチャンピオンになるのでそのための勇気をもらいました」と選手たちを称えた。
これにより、決勝戦はSKR連合vsゲーオーズという組み合わせに。SKR連合の佐藤嘉洋監督は「最初は最も期待されていないところから決勝まで来れたので、このままの勢いで優勝して下剋上したいなと思います」と優勝宣言。ゲーオ監督は「我々は全力でやるだけだと思っています」とコメント。決勝戦は2020年1月18日に行われる。
また、魔裟斗が「負けてしまったチームにまだ10代のいい選手がいたので、チャンスをあげたい。決勝の前に10代の選手の試合を開催したいと思います」と10代対決を行うことを発表。加藤瑠偉(魔裟斗軍/17歳)vs小嶋良羽将(不可思団/15歳)、児玉兼慎(魔裟斗軍/17歳)vs伊藤渚(不可思団/19歳)の2試合が決定した。