▼セミファイナル(第7試合)K-1 KRUSH FIGHTウェルター級 3分3R・延長1R
×牧平圭太(HALEO TOP TEAM/第3代K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者)
KO 2R 2分48秒 ※左フック
〇加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)
牧平はサウスポーから繰り出す蹴り技を武器にKRUSHのトップ戦線で活躍。2014年4月に山本優弥を破り、王座に就いた。2015年7月に開催された初代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントでは一回戦で強豪ディラン・サルバドールを撃破。日本人として唯一のベスト4進出を果たした。KRUSH王座は2016年1月の防衛戦で敗れて失い、その後は連敗が続いたが2017年3月にKENJIからTKO勝利を奪うと再び波に乗った。前戦は4月に松岡力に敗れ今回が再起戦。戦績は20勝(7KO)14敗2分。
対する加藤はレオナ・ペタスの弟で、2017年12月にKRUSHでプロデビュー。左右どちらにも構え、豊富な運動量で動き回る独特な戦い方で戦績は3勝(2KO)2敗。前戦は7月の日本vs中国対抗戦で敗れ、同じく今回が再起戦となる。
1R、加藤が左右に構えを変えながら変則的な動きでパンチと蹴りを出す。牧平は左ミドルで応戦し、加藤のローに左ストレートを合わせてダウンを奪う。それでも加藤は細かく手を出しながら前進し、左ストレートでダウンを奪うが、これはゴング後と判断されてノーカウント。
2R、まだダメージが残る牧平だが、ロー、ヒザ蹴り、左ストレートで加藤の手数に対抗する。加藤はパンチを次々と繰り出し、左ハイがかすめると牧平はバランスを崩す。そこへ加藤がパンチをまとめて左フックでダウンを奪い返す。
最後も左右フックの連打で牧平をダウンさせた加藤がKO勝ち。激闘にピリオドを打った。
加藤はマイクを持つと「まさか倒れるとは思思わなかったです。面白かったですね。弟がこんな感じで勝ったので兄ちゃんもやってくれるでしょう。次、元チャンピオンをKOしたってことで化け物ですが木村選手、タイトルマッチをお願いします」と、木村“フィリップ”ミノルに挑戦状を叩きつけた。