▼第7試合 フライ級 5分3R
×秋葉太樹(56.85kg/総合格闘技道場Reliable/4位)10勝9敗1分
[判定0-3]※27-30×3
〇ルサンド・ビコ[Luthando Bico](56.9kg/PESFA/南アフリカ)7勝2敗
柔道で、2013年アフリカ選手権シニア-60kg級で7位、2014年アフリカンオープンポートルイスで5位、2016年コモンウェルス柔道選手権男子シニアで優勝するなど活躍し、MMA転向後、6勝2敗の戦績を挙げているビコ。
公開練習では大内刈、背負いからの小内刈など柔道技に加え、打撃で相手を詰めてのニータップ、ボディロック&小外がけ、がぶりからのシングルレッグなど、レスリングと融合させた見事な投げ技を披露している。
「柔道では生活できなくて生きていくためにプロのMMAファイターになった」というビコは、7月のPANCRASEで豪快な投げの連発でインパクトを残し、ONE Championship行きを決めたレスリング出身のボカン・マスンヤネ(※12月6日のONEマレーシア大会で澤田龍人に勝利)に続き、南アフリカ旋風を巻き起こすか。
対する秋葉は、2017年12月から原猛司、安永有希、荻窪祐輔を相手に3連続KO勝ちも、2018年10月に翔兵に判定負けで連勝がストップ。2019年3月に元王者の神酒龍一に判定勝利したが、9月の「ONE JAPAN SERIES -Road to CENTURY-」では清水清隆に1R KO負け。今回は家庭の事情で欠場した荻窪の代役として名乗りを上げた。
1R、サウスポー構えから左ミドルで入る秋葉。オーソドックス構えのビコはシングルレッグから腰についてテイクダウン狙いも秋葉も凌ぐ。2者がビコ支持。
2R、オーソから左ミドル右を突く秋葉にシングルレッグはビコ。秋葉も払い腰で投げるがついていくビコはすぐに立ち、みたびシングルレッグでテイクダウンする。
3R、詰めるビコに首投げは秋葉もボディロックでついていくビコは立つ秋葉にボディロック&小外がけで引き出してテイクダウン! 肩固め、リアネイキドチョーク狙いも極めきれず。判定3-0でビコが秋葉をドミネートした。
▼第6試合 フェザー級 5分3R ※19時開始目途
×亀井晨佑(66.05kg/パラエストラ八王子/13位/2018年NBT同級優勝)4勝2敗
[判定0-3] ※27-30×3
〇ビクトル・ウーゴ(64.9kg/ASTRA FIGHT TEAM/ブラジル)20勝(5KO/8SUB)4敗
フェザー級では2018年のネオブラ優勝者の亀井晨佑が、ブラジルのヴィクトル・ユーゴーならぬビクトル・ウーゴと対戦する。亀井は4月に内村洋次郎の右ストレートでダウンを奪われるなど判定負けも、1Rのパンチラッシュでは内村からラウンドを取っており、185cmの長身を活かした打撃はポテンシャルを秘めている。ONEで2連勝を飾った同門の徳留一樹に続けるか。PANCRASEは「亀井の可能性に賭ける」と期待を寄せている。
対するウーゴは、19勝4敗(5KO/8SUB)、8連勝中の26歳のブラジリアン。ストライカーの異名を持つウーゴは、オーソドックス構えからノーモーションの右ストレートでダウンを奪うなどハンドスピードがあり、力強いダブルレッグテイクダウン、さらに寝技でも足関節を仕掛けるなど、オールラウンダーぶりを発揮している。亀井を“悲惨な人”にしてしまうのか。
1R、ダブルレッグテイクダウンはウーゴ。バタフライガードの亀井の立ち際に強い右を脇下から打ち込む。
2R、左右振りながらニータップでテイクダウンはウーゴ。立つ亀井のバックを狙うが、正対する亀井。スタミナ苦しくなるウーゴに亀井は詰める。
3R、右を当てて詰める亀井にカウンターのダブルレッグテイクダウンはウーゴ。そこに亀井はストレートフットロック狙い。クロスヒールも。ウーゴは内ヒール、外ヒール狙い。外して立とうとする亀井のバックからチョークを狙うウーゴは、ハーフからパウンド。判定3-0で勝利した。