「左目が(部分的に)真っ暗な状態」だと明かした皇治
2019年11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり~』の一夜明け会見が、25日(月)都内にて行われた。
MMAからの挑戦者・川原誠也(パンクラスイズム横浜)にダウンを奪われるも、2R2分59秒、逆転KO勝ちに成功した皇治(TEAM ONE)が出席。試合を振り返った。
「演技するのは疲れましたね。体張って効いているフリして…と演技したと言いたいけれど、マジでパンチあった。ヤバかった。数々の強豪とやらせてもらってきましたけれど、パンチだけならタケポン(武尊)よりあった」と、パンチ力だけなら武尊以上だった、と川原を評する皇治。
「焦りましたし、向こうは練習していない雰囲気を出していましたが身体も締まっていた。この試合へ向けて気合いを入れてきてくれたと感じました。試合が終わってから喋ったらいい人やな、と。もうパシリにするのはやめました(笑)。距離感も打ち方も違うし、分かっていたけれどハイキックを蹴ろうとしてそれにパンチを合わせられて効きました。ぐらんぐらん、横浜アリーナが回っていましたよ」
パンチの連打でダウンを奪われた後、右ハイキックでダウンを奪い返したが「最初のハイキックに思い切り合わせられた。あそこでぶっ飛んで、インターバルでコーナーへ帰るまで記憶ないです。何でダウンを取られて何でダウンを取り返したかを大宮司さんに教えてもらって。2R始まりから記憶が戻ってきて戦いました。2Rが始まってから声援が聞こえて、ヤバい、俺が負けたらK-1が終わると思って。意地とプライドで立ちました」と、意識がない状態で戦っていたと告白。
「覚えてないです。試合中は記憶がない。どえらいパンチでした。あんなのアホですよ」と、川原のパンチ力に舌を巻いた。
次回の試合について聞かれると「K-1から大晦日に行ったろうかなと思っていたけれど、前にも経験ありますが多分、目が折れてます。今、左目が真っ暗で。骨に異常がないか検査して、のちのち考えます。身体が大事なので」と、目の周りの骨が折れている可能性があると明かした。
最後には「改めて俺がK-1のスターですね。みんなの応援が力になりました。声援がなかったら倒れていてもおかしくなかった。それくらいのパンチでした。K-1は甘くないというのを見せられてよかったです。これからはYouTubeで稼いでいこうと思っていますが、K-1を盛り上げるために戦うし、格闘技界を盛り上げるためにK-1を盛り上げる」と、ファンへのお礼とK-1愛を語った。