photos by Watanabe Daiki/GONG KAKUTOGI
2026年5月9日(日本時間10日・朝6時開始)米国ニュージャージー州ニューアーク・プルデンシャル・センターで開催される『UFC328』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)で「UFC世界フライ級選手権試合」(5分5R)を戦う王者ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)と挑戦者・平良達郎(THE BLACKBELT JAPAN)が、計量でフライ級リミットの125ポンド(56.7kg)ジャストでともにパス。その後の公開計量&フェイスオフでファンの前でベルトにかける意気込みを語った。
体重計の上で日の丸を背に広げてガッツポーズし、右手を胸に置いて軽く叩いた平良。対するヴァンは、胸を左右の腕で4発ドラミングしてガッツポーズ。
フェイスオフでは互いに握手をかわしてから、両者目を逸らさずに向かい合い、ヴァンが右手を挙げると平良もうなずく。ダナ・ホワイト代表に両者背中を叩かれて分かれた。
司会のジョー・ローガンから先にマイクを向けられた平良。「挑戦者のタイラ・タツロウがいます。これはあなたにとって素晴らしいチャンスです。あなたはUFCフライ級タイトルをかけて戦います。これこそが、あなたがここに来た目的です。その瞬間は明日の夜(日本時間朝)です。今の心境を聞かせてください」と聞かれると、ファンの前で平良は英語で語った。
「Yeah, I'm ready. I'm here to prove I'm the best and bring the belt back to Japan.(準備はできています。自分が“ベスト”であることを証明し、ベルトを日本へ持ち帰るためにここに来ました)」
歓声のなか、次は王者が初防衛の心境を問われた。
ジョシュア・ヴァンは「準備は万端だ。いや、待ちきれないよ。明日の夜が待ちきれない。明日は、殺るか殺られるかだ。俺たちはそんなことには巻き込まれない」と自信の表情。
両者ともに朝の水抜き後の本計量時のこけた頬は通常に戻り、肌艶も良い状態で、ステージを降りた。
U-NEXTの『UFC 328』前日特番での事前インタビューでは、平良は、1カ月延期を経てこぎつけた王座戦に、「1回作り上げてたので、(4月11日に)やれなくなったのは残念でしたけど、そこから毎週毎週、来週ジョシュア・ヴァンと戦うくらいの気持ちで試合をよりイメージして作ってました」と、濃密な時間を過ごしてきたという。実際に平良は、ヴァンの4月大会欠場の報を受けて、4日ほど休息を入れて身体を戻し、延期をポジティブにとらえ、再び今回の5月決戦に仕上げてきた。
そして、大一番に向けて、「ヴァン(の武器)がボクシングというのはみんな知っているし、僕の寝技が強いのもみんな知ってるし、お互い手の内が分かった上で、自分の柔術のスキルをどう使おうかなという風には思っています。ヴァンは自分より若いし、“何か”を持っている選手。もちろんボクシングとタフネスを持っているし、僕はリーチだったり、ヴァンにはない柔術スキルを持っているので、そのアドバンテージを使いつつ、タイトルマッチなので25分間(5分5R)、集中するっていうことが一番です」と勝機を語っている。







