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【UFC】スターリングがUFC5連勝のザラルに完勝、エドワースが5連勝でドゥモン6連勝でストップ、ガルシアがヘルナンデス下す、40歳グラント熱闘、バルセロシュが5連勝、柔術世界3王者ブシェシャKO負け、ヴィエイラ判定負け、アレンカーは判定勝ち。ダーデンがフィーリョ下し連敗脱出、ブレナンはマーシャルに完敗、Lemino修斗から緊急参戦のヴァレンズエラが判定勝ち

2026/04/26 06:04
【UFC】スターリングがUFC5連勝のザラルに完勝、エドワースが5連勝でドゥモン6連勝でストップ、ガルシアがヘルナンデス下す、40歳グラント熱闘、バルセロシュが5連勝、柔術世界3王者ブシェシャKO負け、ヴィエイラ判定負け、アレンカーは判定勝ち。ダーデンがフィーリョ下し連敗脱出、ブレナンはマーシャルに完敗、Lemino修斗から緊急参戦のヴァレンズエラが判定勝ち

(C)Zuffa LLC/UFC

 2026年4月25日(日本時間26日)、米国ネバダ州ラスベガスのMETA APEXにて『UFC Fight Night: Sterling vs. Zalal』(U-NEXTUFC Fight Passライブ配信)が開催された。メインイベントは、フェザー級の5分5R。元バンタム級王者のアルジャメイン・スターリング(米国)が、UFC5連勝中・4フィニッシュのユーセフ・ザラル(モロッコ)と対戦(※スターリングのインタビュー)。スターリングが5Rにわたりザラルをドミネート。アンダードッグの評価を覆す勝利で同級王者ヴォルカノフスキーに挑戦をアピールした。

 また今大会では、元Bellator&PFLのルーカス・ブレナン、Lemino修斗で木下憂朔を2R KOに下したヴィクトル・ヴァレンズエラUFCデビューしたほか、ATTで堀口恭司、ダニー・サバテロらの盟友コーディ・ダーデンが緊急参戦でジャフェル・フィーリョと対戦。判定勝ちで4連敗から脱出している。

『UFC Fight Night: Sterling vs. Zalal』速報

2026年月25日(日本時間26日)
米国ネバダ州ラスベガス・META APEX

▼フェザー級 5分5R
〇アルジャメイン・スターリング(米国)26勝5敗(UFC18勝5敗)146lbs/66.22kg
[判定3-0] ※49-45×3

×ユーセフ・ザラル(モロッコ)18勝6敗1分(UFC8勝4敗1分)※UFC5連勝でストップ 145.5lbs/66.00kg

 ザラルは22年8月のダモン・ ブラックシア戦のドロー後、UFCをリリース。デンバーのSpartaでキックとボクシング2戦を含む5連勝でUFCとの再契約を決めた。24年3月のビリー・ クアランティロ戦のリアネイキドチョークによる一本勝ち以降、4試合をサブミッションで極めている。前戦は25年10月にジョシュ・エメットに1R 腕十字で一本勝ち

 対するスターリングは、24年12月にモフサル・エフロエフに判定負け後、25年8月に体重超過のブライアン・オルテガに153ポンド契約で戦い判定勝ちで再起。10月の盟友メラブ・ドバリシビリのサンドヘイゲン戦のセコンドについた翌日に結婚式を挙げると、26年2月にはRFA6のレスリングマッチでベンソン・ヘンダーソンに3R テクニカルフォール勝ちするなど好調ぶりを見せている。

 

 スターリングのセコンドには盟友ドバリシビリがつく。身長171cm、リーチ180cmのスターリングに対し、ザラルは身長178cm、リーチ183cmでスターリングを上回る。

 1R、サウスポー構えのザラル。オーソのスターリングは右ローを空振り。オーソに変えて左ジャブを突くザラル。スターリングは右ミドルを届かせる。左ジャブを突くスターリング。左ジャブのダブルを見せるザラルに右オーバーハンドを振るスターリング。

 ザラルの左に右をかぶせる。スターリング。はテイクダウンのフェイントからジャブ。ザラルは右を突くが、スターリングは右で差して組むも離れる。崩れたザラルを深追いせず。

 詰めてきたザラルを足払いでこかしたスターリング! マット中央。ハーフから腰を抱くスターリングに下から鉄槌、三角絞めを仕掛けるザラル! 上体を立ててかわしたスターリングはパスを狙って頭を下げると三角を狙われる。スクランブルしたザラルをがぶりボディにヒザを突くスターリング。拮抗したラウンドもスターリングのラウンドか。

 2R、右ローをダブルで突いたスターリング。嫌ったか左に回ったザラルを詰めて右で差して組むスターリング。離れたスターリングに中央を取るザラルは高い右ヒザ。スターリングは押し戻して右ミドルをヒット。サウスポー構えから左ストレート。オーソに戻して右ストレートのザラル。

 インローを打つスターリング。ザラルの詰めにシングルレッグから右で差して押し込みヒザ。右ボディから左右を突くスターリング。ザラルの右は空振り。ジャブを届かせるとスターリングは組んでバッククリンチから崩してバックに! ボディトライアングルに組んで左手首をコントロールして背後から右の鉄槌! さらにザラルの左脇下から左のパウンドを連打してホーン。スターリングのラウンドに。

 3R、ザラルのギロチンを知りながらダブルレッグからクラッチして持ち上げてテイクダウンしたスターリング、得意のギロチンチョークをクローズドガードに入れて絞るザラルに右手で足を押して外したスターリングだが下に。ニーシールドのスターリング。フルガードから三角絞めを狙い、上体を上げたザラルの胸に蹴り上げ。

 ザラルは足をさばいてサイドになるとスターリングは左手首を持って亀に。スターリング相手にボディトライアングルに組んだザラル! 手で足を解こうとするスターリングに背後からパウンドではなく首を狙う。背負って片足立ちのスターリング。残り10秒を凌ぐ。ザラルのラウンドに。

 4R、先に圧力をかけるスターリングは右ストレート、さらに右カーフで前に! 下がるザラルのバッククリンチから1分でボディトライアングルに組む! 背後からパウンドのスターリング。左手でワンハンドで首を狙い、右手でパウンド。さらに右手でザラルの左腕を巻き込んだままルオトロチン! 苦しそうな表情を見せたザラルだが、スターリングは解除。

 腰をずらすザラルにマウントに移行したスターリングはパウンド。半身で足を外してケージに動いて立ったザラルに縦ヒジのスターリング。ザラルが体を入れ替えるもスターリングはヒザ、ザラルは顔をガード。ホーン。大差のスターリングのラウンドに。

 5R、左ジャブから入るザラルは右オーバーハンド、かわすスターリングは左の打ち終わりに組んで右で差して押し込みシングルレッグ。さらに右差しで右足をかけて崩しも正対したザラル。シングルレッグ。のスターリングにニンジャチョークも狙うザラルだが、作らせないスターリングは押し込み。

 残り半分で離れた両者だが、スターリングは左右で前に! ダブルレッグテイクダウンにザラルはケージに座って防御も、横に寝かせたスターリングは右で腰を抱き、バック、ザラルの左手首を巻きこみボディトライアングル。左手は抜いたザラルだが、スターリングはバックから鉄槌。

 笑顔を見せたスターリングは上の取り合いでトップ、ヒザ立ちになったザラルのバックから両手でパウンドでホーン。5Rの判定は3-0(49-45×3)でスターリングが勝利。アンダードッグの評価を覆した。

 これまでのグラップリングスタイルに加え、アグレッシブにフィニッシュを狙ったスターリング。5R制の判定は、3Rのみザラルが取ったが、ほかはスターリングのラウンド。特に4Rはスターリングが10-8で2P差で取っていた。

 試合後のケージインタビューでDCから「“クラッシック”アルジャーノン・スターリングらしいパフォーマンスだった」と聞かれたスターリングは、「ユーセフはすごくタフな男だ。1Rでジャブを何発か食らったよ。“ああ、こいつ、やっぱり俺が覚えていた通り速いな”って思った(※ザラルとは練習経験がある)。だから、焦らず時間をかけて、練習で練ってきた戦術をいくつか使わなきゃいけなかった。いやあ、準備は本当に万全だったよ。12月からトレーニングを続けてきた。もっと試合に出たいから、みんなのために活動的でいようとしてるんだ。今はオファーが来るしね。36歳だから、あと1回タイトルを獲ろうと思ってるんだ、(二階級制覇)わかるだろ?

(バックからのパウンドは)彼がどう戦うかを見極めること。チョークで仕留めるのは本当に難しかった。以前、彼とトレーニングをしたことがあるから、彼をチョークで仕留めるのは本当に難しいと分かっていた。だから、ちょっとプレッシャーをかけて、彼に逃げ道を与えてやろうと思ったんだ。ホテルでモンスターエナジーをがぶ飲みしているかもしれないしね。

 戻ってこられて嬉しいし、若手の有望株と対戦できて嬉しいよ。あいつは、明日にも世界タイトルを争えるような選手だと思うんだ。でも、俺が彼を圧倒した。次は君を狙ってるぞ、(アレクサンダー)ヴォルカノフスキー。俺が君を狙ってるってことは分かってるだろ。(この勝利で挑戦者リストに入った?)100%だ。俺はここに何か違うものをもたらすんだ。他の誰にも、俺のような戦い方はできない。俺はうまく変化をつけられる。テイクダウンで止めるのは難しい相手だ。ベテランとしての経験がある。いつ攻めるべきか、いつペースを落として再び仕掛けるべきか、分かっている。

 チャンスをくれよ。これのために必死に頑張ってきたんだ。この団体には12年いる。これは俺のUFC23戦目だった。この団体と契約して以来、多くの相手と戦ってきた。UFCでの3戦目は世界ランク6位の相手(水垣偉弥)だったし、それ以来、俺は一度も後ろを振り返ってない。だから俺が『次はあの野郎だ』って言った時は、俺の名前に敬意を払えよ。他の連中は全員10点だ」と、フェザー級王座挑戦をアピールした。

 またザラルにもマイクが向けられ、「最初のメインイベントの相手が元王者との対戦だったが?」と問われ、「まず最初に、アルハムドゥリッラーと言いたい。俺たちは神じゃないし、これほどのことなんてあり得ないんだ。言いたいのは、俺を批判してた連中全員に言いたいんだ。スターリングに拍手を送れよ。あいつはマジで最高の仕事をやってくれた。俺はマジで楽しんでるんだ。このスポーツが大好きだし、また戻ってくる。持てる力を全て出し切った。でもあなたが言った通り、これが俺にとって初の5分5ラウンド戦だったから、ここで学んだことは全部活かして戻ってくる。前にも戻ってきたし、また戻ってくる。誰も俺を止められない。誰も俺を倒せない。俺はクソみたいに笑顔を絶やさない。だから、何があってもそうするって言ったんだ」と再起を誓っている。

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