▼第6試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級 3分3R・延長1R
〇椿原龍矢(月心会チーム侍)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-29
×黒田勇斗(隆拳塾)
黒田は3勝6敗1分の21歳。椿原は前回K-1大阪大会で蒼士に敗れて7勝(2KO)3敗1分となった20歳。
1R、ジャブを出す黒田に椿原はノーモーションの左ストレート。椿原はパンチで入ったり、ローで入ったりと変化をつけた出入り。
2R、軽快なステップを踏んで黒田の攻撃はかわし、多彩な技を繰り出す。強烈な飛び込み右ストレートがヒットすると、椿原は手数を増やして攻め込んでいく。左ボディ、右フックがヒット。カウンターをパンチだけでなくヒザでもとる椿原がこのラウンドを明らかに取った。
3R、椿原は右フックをヒットさせながらヒザ蹴りにつなぐ。ステップも止めず、黒田の攻撃をかわしてのカウンター、自分からは飛び込んでの攻撃と椿原が最後まで自分のペースで戦い、判定3-0で連敗を阻止した。
▼第5試合 K-1 KRUSH FIGHTバンタム級 3分3R・延長1R
×蒼士(昇龍會)
延長R 判定 ※10-9、9-10、9-10
〇吉岡ビギン(team ALL-WIN)
※本戦の判定は29-30、30-30、29-29。
吉岡はK-1 JAPAN GROUPに初参戦の19歳。空手とジュニアキック出身で、戦績は7勝1敗2分。蒼士も19歳で戦績は8勝(3KO)1敗1分。
1R、蒼士はジャブを多用してワンツー、左右ミドルを蹴る。吉岡は左フックを狙い、前蹴りをいいタイミングで蹴る。終盤、吉岡は鋭い左ボディから左フックのダブルをヒットさせた。
2R、吉岡は1Rに続いて蒼士が左ボディを打つとすぐ左フックを返す。蒼士が右ハイを軽くヒットさせると、吉岡もすぐハイを返す。力強い攻撃を繰り出す吉岡に蒼士はスピードで対抗。
3R、蒼士が右フックからの左ヒザを突き刺す。蒼士は右ロー(カーフキック)を多用し始め、パンチやヒザ蹴りにつなぐ。まともにカーフキックをもらう吉岡は足が止まり気味。その場に止まってのカウンターを狙う。ヒザを突き刺す蒼士だが、吉岡はバックハンドブローを返す。
本戦はジャッジ1名が吉岡を指示したがドロー。延長戦、ヒザを突き刺す蒼士に吉岡は左右フック。蒼士の出鼻をフックで捉える吉岡に蒼士は左ボディ。カーフキックを蹴られる吉岡はその場に立っての右ストレートを叩き込む。
判定2-1で好試合を制したのは吉岡。蒼士はK-1 JAPAN GROUPの試合で初黒星を喫した。