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【DEEP☆KICK】2試合ともレッドカードが出る大荒れの準決勝、“必殺掃除人”林ジャッカル裕人と優勝候補破った泰生が決勝へ

2026/04/08 14:04

▼セミファイナル DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
×佐々木昊生(B.F.A-SEED)
延長0-3 ※8-10×2、9-9(マスト判定-青)
◯泰生(NJKF誠輪ジム)
※本戦の判定は28-27、28-28、27-28。泰生がトーナメント決勝に進出。


 デビュー以来5戦全勝(2KO)。すでにRISEやKNOCK OUTのリングにも上がっている期待の佐々木がDEEP☆KICKに初参戦。これまでの実績でいきなり-51㎏王座決定トーナメント準決勝出場という抜擢を受けた。


 対する泰生は過去のプロ戦績が2勝2敗。年齢こそ佐々木と同じ(16歳)ながら、識者から「佐々木有利」という声が多かったのは仕方あるまい。いや、他の出場メンバーと比較しても、この三重在住の高校生は「ぶっちぎりの優勝候補」といっても良かった。


 案の定、1R開始早々、佐々木は日本拳法仕込みの伸びのある右ストレートで泰生を追い込んでいく。1R終盤、泰生は右目の視界が定まらないのか、何度もまばたきをしていた。


 佐々木のKOは時間の問題と思われた刹那、泰生は起死回生の右をクリーンヒットさせ先制のダウンを奪う。セコンドからの「とり返せ」というゲキを背に佐々木はバックハンドを見せるなど必死に反撃を試みる。


 そうした矢先、泰生は対戦相手を投げてしまい、その前に行っていたストップ後の攻撃と合わせ痛恨のレッドカード(減点1)。リングサイドの観客からは思わず「勝っているのに、もったいない」という呟きが漏れるほど痛恨の反則に映った。


 2R終了時のオープンスコアは三者とも19-18で泰生を支持した。もう後がない佐々木は左も駆使して泰生に襲いかかる。負けじと泰生もやり返すが、佐々木が明らかに優勢のラウンドだった。気になるジャッジのスコアは28-27、27-28、28-28と三者三様のイーブン。通常DEEP☆KICKでは延長戦を設けていないが、この一戦は王座決定トーナメント準決勝のため優越をつけるため延長戦に突入した。


 そうすると、3Rの勢いのまま佐々木が攻勢に出る。前蹴りやワンツーの連打が有効だ。しかしながら終盤ローブローを打ってしまい、泰生は正座して回復を待つ。


 この一撃で今度は佐々木が延長Rでの組み付き注意2と合わせレッドカードを受けてしまい減点1。このロストポイントが響き、延長戦は3-0で泰生がモノにした。


 戦前の試合予想からすると、大金星だ。優勝候補は意外にも初戦で姿を消した。

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