古仲丈太「前の自分より今の自分、俺こんなに強くなったよというところを見せたい」

1回戦では蹴り足キャッチからのパンチを被弾してKO負けを喫した古仲だが、その反省点も活かして成長した姿を見せると誓った。
――1回戦では蹴り足をキャッチされてからの右ストレートでKO負けという悔しい結果でした。あの試合を振り返ってもらえますか?
「正直、動きは良くなかったですね。これは自分の甘さなんですけど、減量や調整も含めて試合に向けてあんまりいい形で入ることが出来なくて、あの結果も仕方ないなという感じでした」
――そこを踏まえて今はどんなことを意識して練習していますか?
「まず自分のやりたいことを最大限出すことが一番ですし、自分の強いもの、ストロングポイントを作って、それを軸に試合の勝ちを取りに行く。自分がやることを明確に決めて、それをひたすら練習している感じです。今までよりも自信を持って、思いっきり戦おうと思います」
――古仲選手のプロフィールについても聞かせてください。格闘技を始めたきっかけは何だったのですか?
「母親の勧めで、小学校1年生から伝統派空手を始めました。しっかり競技としてやったのは高校3年生まで、ですね」
――学生時代は伝統派空手で結果を残すことが一番の目標だったのですか?
「そうですね。僕が教えてもらっていたコーチも世界大会で優勝している日本代表の選手だったんです。僕は秋田の田舎の方でやっていたんですけど、その中でも世界一を目指して、全国大会やインターハイで優勝する気持ちで、意識を高く持ってやっていました。ただ高校2年生ぐらいの全国選抜で、壁じゃないですけど、このままやっていても先がないなというのが正直あって。それなりに頑張ってはいましたけど、空手では飯を食っていけないし、大学行くのもな…となっていた感じですね。自分は工業高校に通っていたんで、大学には進学せず、そのまま就職しました」
――そこからどういう経緯でMMAを始めることになるのですか?
「最初は地元の民間企業に入って、そこを辞めたあとに秋田県警に入って、警察学校に行っていたんですよ。でも結局そこも10カ月ぐらいで辞めちゃって。1年ぐらいフリーターをやって、このまま秋田にいても何もないなと思って、とりあえず東京行こうと思って上京したんです。その時に『吉祥寺が一番住みやすい街』という情報を聞いて、とりあえず吉祥寺に引っ越してきたんです。それで東京に来た初日にキャリーケースを引いて吉祥寺を歩いていたら、たまたまジムの前を通って。よくよく調べたら鈴木千裕さんや渡慶次(幸平)さんがいるジムで、RIZINのトロフィーも飾ってあったりして、すげえジムなんだなと思ったんです。当時は辛うじてRIZINを知っているくらいで、総合もキックもよく分かっていなかったんですけど、近くにこんなすごいジムがあるならとりあえず入ろうと思って入会しました」
――まさに偶然が重なってクロスポイントに入ることになったんですね。
「今さら新たに就職して誰かの下について働くことは考えてなかったし、自分で何か成果を得てお金を稼ぐ生き方をしたいと思ったんで、ここでやったろ!みたいな感じで入会しました。それからアマチュアのMMAの試合に出させてもらって、勝ちも負けも経験してやってきました」
――古仲選手はKNOCK OUT、UNLIMITEDルールに対して、どんな印象を持っていますか?
「自分はジム的にKNOCK OUTが身近な団体で、団体しても盛り上がりも感じていますし、アマチュアで連敗した時に今後どうしようかと思った時に、今回のトーナメントの話をもらったんですね。そこで色々考えたんですけど、UNLIMITEDでチャンピオンになったカルロス・モタがRIZINにも行っていますし、メディアに露出するところで試合をした方がいいなと思って出場を決めました」
――今回のトーナメントを通して、自分のどんなところをアピールしたいですか?
「前回の試合を見ている人たちに対して『お!頑張ってきたな。強くなったな』というところを見せたいですね。一回戦は調子が悪かったとか、何か間違っていたとか、レフェリーのストップが早かったとか…色々言われるかもしれないですけど、別にそんなことは関係なくて。前の自分より今の自分、俺こんなに頑張って強くなったよというところをしっかり表現できたらいいなと思っています。僕は一回戦で恥ずかしいというか、惨めなところを見せてしまったと思うので、そこからですね。自分が強くなったところを見てほしいです」
――今後の目標を聞かせてもらえますか?
「最終的にはMMAで結果を出したいですね。自分はアマチュアDEEPに出ていたので、いずれはDEEPに戻ってDEEPという戦場で強い選手とどんどん戦いたいです。たださっきも話したようにカルロス・モタがUNLIMITEDからのRIZINに出たところを見ると、UNLIMITEDで活躍することもMMAで成功する一つの手というか、選択にもなってくると思うので、あまり細かく決めつけはせずに柔軟にやっていければと思ってます」


