(C)RIZIN Ff
2026年4月12日(日)福岡・マリンメッセ福岡A館で開催される『RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA』のRIZINバンタム級(61.0kg)タイトルマッチにて、王者ダニー・サバテロ(米国)に挑戦する後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)が本誌のインタビューに応えた。
挑戦者の後藤は、空手と柔道をバックボーンに持ち、PANCRASE、修斗で活躍後、23年6月、地元の北海道でRIZINデビュー。ガーダム、日比野に連続ツイスターで一本勝ち。ONE FF、DEEPでの敗戦を経て、25年3月、PANCRASEで再起。2025年6月のRIZIN 鹿志村仁之介戦から11月の中島太一戦、大晦日ホセ・トーレス戦でRIZIN3連勝。王座挑戦を決めた。MMA19勝8敗。
王者のサバテロは、カレッジレスリングベース。Bellatorで活躍後、25年5月にRIZIN初参戦で太田忍を3R TKO。同年9月に佐藤将光にスプリット判定勝ちすると、大晦日に井上直樹が持つバンタム級王座に挑戦。スプリット判定を制し、王座戴冠した。MMA17勝4敗1分。
インタビューで後藤は、地元北海道で空手・柔道・ボクシングなどを学び、2017年のBOUTではRISEバンタム級7位だった出口智也に勝利するなどキックボクシングでも活躍。北大時代まで、練習場所の縁で地下格闘技に出ていたことを語ると、米山千隼戦の敗戦を経て上京。TRIBE TOKYO MMA出稽古で若松佑弥らの練習に刺激を受け、TRIBEに入門したことなどを語った。
RIZINでトレント・ガーダムをツイスターに極めるなど連続一本勝ちも、自身の左を軸にする間合いをコントロールしたMMAの手応えを感じたのは、「24年のPANCRASE横浜武道館大会ぐらいから自分の中のMMAが固まってきた感覚があります」という。横浜で合島大樹を左フックで1R TKO。その後も鹿志村、中島、トーレスを下し4連勝でサバテロ戦を迎える。
会見ではさっそくサバテロのトラッシュトークを受けたが、後藤はプロとしての視聴の数字と、試合で勝利すること、その「どちらとも戦いだなと思ってます」と語る。
「いろんな人に注目してもらうのは大切なこと。でもそれを最優先してどうやったら数字が獲れるかばかりを考えることは違うかなと。実力をつけずに人気取りを最優先していたら、結局淘汰される」
サバテロをレスリングが強く、RIZINルールの際の動きもモノにする海外から来た実力者、ととらえている。
その王者を相手にここまで鹿志村、中島、トーレスと組みの猛者を相手に競り勝ってきたことが活きると考えている。予想される展開は、いかに組ませず立ち合うかだが、TRIBEで自身の組みを磨く後藤は、「そもそも“組まれないように”とは思っていない」という。
「向こうは組みを考えてるからこそ不自由になっていることもある。彼がMMAグラップリング、レスリングをやりたいからこそできる穴に、自分の拳の糸を通すみたいなことを考えています」と、サバテロの執拗な組みを嫌わず、その穴を突けるとする。
逆に打撃を軸とする後藤が、スタンドにのみこだわれば不自由になる。
「グラップラーがやりたいこと、やられたくないことが分かるようになってきた」という後藤は、その上で自身の武器である打撃を、「無意識を作ることで、相手の意識を奪い」、自身の間合いにハメるという。
TRIBEで出稽古組の佐藤将光、和田竜光、上久保周哉らMMAのマスターたちとも肌を合わせ、武田光司の無限レスリングを体感してきた後藤が、「vs.世界」が進むRIZINでのサバテロとの王座戦で目指すものとは?
本誌YouTubeインタビューでは、「自分の領域に入れた」ベストバウトや、読書家としての座右の銘なども語られており、必見の内容となっている。








