ムエタイ
インタビュー

【BOM】秋元強真から強い刺激、WBCムエタイ世界王者・安部焰「自分もああいう絶対に勝てないと言われている選手に勝ちたい気持ちになった」

2026/03/29 22:03
 2026年4月5日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール『Shimizu presents BOM 50』(U-NEXT配信)にて、WBCムエタイ世界ミニマム級(-47.62kg)タイトルマッチでヨードマニー・スワンジャークカフェ(タイ)を挑戦者に迎えて初防衛戦を行う王者・安部焰(エイワスポーツジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。  吉成名高、奥脇竜哉、品川朝陽、吉成士門といったムエタイトップファイターを輩出してきたエイワスポーツジムの次世代トップファイターとして期待されている安部は、2024年6月のBOMでプロデビューして以降、連勝。  昨年10月には僅か8戦目でWBCムエタイ世界ミニマム級王座決定戦に挑み、イムサイアムを2Rに沈めて初タイトル獲得を果たした。11月には『RWS』でヌアパヤックを1RKO、前戦となった今年2月の『RWS』でも50戦近いキャリアの強豪コムマニーを3RKOし、現在10戦10勝無敗を誇る。  今回の初防衛戦の相手ヨードマニーは、オムノーイスタジアムフライ級タイトル獲得歴のある32歳。過去最強の相手が挑戦者に用意され、安部の真価が問われる一戦となる。 相手がもう嫌だなって諦めるような試合をしたい ――試合が近づいてますが、調整はいかがですか。 「今回はいつもより充実した練習ができていて、早く試合がしたい気持ちが強いです」 ――練習では一番どこを強化していますか。 「相手が首相撲の選手ということもあり、今回は首相撲を強化しています」 ――ジムでは、名高選手、竜哉選手、朝陽選手、士門選手と偉大な先輩がいますが、対戦相手のタイプによってどの先輩と多くスパーリングしたりとかもありますか? 「それはないです。皆さんは首相撲もできるし、自分の相手よりみんなが遥かに強いので、いつもの練習をやっていて、特に変わったことはやらないです」 ――練習としては、試合で首相撲に付き合うことを想定した練習になるんですか? 「今回の相手は結構組んでくる選手なので、自分はそれをさせない練習をやらせてもらいました」 ――逆に首相撲の展開で上回ることは考えていないですか? 「相手がさすがに僕よりも経験豊富だと思うので、首相撲の展開にはあまり持っていきたくないと思っていて、自分の得意なパンチと蹴りとか打撃の方で相手より上回りたい気持ちです」 ――相手の試合映像もかなり見られたんですか? 「めっちゃ見ました。めっちゃ対策して、いつもミットを持っているタイ人トレーナーのレックさんにも見てもらって対策を練ってもらったので、今は自信しかないですね」 ――相手はオムノーイスタジアムフライ級タイトル獲得歴のある32歳ということで、過去最強の相手が用意されたと思いますか? 「そうですね。今までプロでやってきた相手の中では一番強いと思いますし、しかも今のラジャダムナンスタジアムのミニマム級ランキングでは僕より上位の選手なので、自分にとって一つの挑戦でもあり、防衛戦でもあると捉えています」 ――どういう勝ち方をイメージしていますか。 「自分の攻撃だけ当てて、相手の攻撃をもらわず、それで圧倒して相手がもう嫌だなって諦めるような試合をしたいですね」 ――まさしく吉成選手のような試合をすると。 「そうですね。今回そのイメージが強いですね」 ――ちなみに吉成選手からはどういうアドバイスをもらってますか。 「『いつも通りやっていけば全然勝てる』と言ってました。ただ、体は自分より大人の選手でできているので、『そこを焰がうまく使えば全然大丈夫だ』と言われました」 【写真】発売中のゴング格闘技No.343には吉成名高と阿部焰の対談を掲載――大人の心も折りますか? 「折りたいです! 18歳の僕に、32歳の選手が心を折られたら屈辱かと思いますが、競技は違いますけど、MMAでは3月のRIZINで20歳の秋元強真選手がプロ13戦目で元Bellator世界バンタム級王者で32歳のパッチ―・ミックス選手を相手に、すごい試合して倒しています。自分もムエタイでこれから上がっていきたい気持ちがあるので、自分も秋元選手のようにやらなきゃいけないというのはありますね」 ――ムエタイとは別競技ですが、年齢の近い秋元選手の活躍は刺激になっているわけですね。 「めっちゃ刺激になりましたね。うわ~自分もああいう絶対に勝てないと言われている選手に勝ちたい気持ちになります。それこそ、先日の那須川龍心選手は1Rから4Rまで全部のラウンドをとられているのに5R最後に倒し切った姿を見て、さすがだなというか、持ってるなと思いましたね。次は自分の番だ! という気持ちにもなりましたね」 ――ちなみに同年代で意識している選手はいますか? 「今は二階級上の階級ですけどKNOCK OUTに出ている渡部蕾選手は同い年ですし、いずれ僕が階級を上げて行ったらやってみたい気持ちはあります。強い選手ですが、3分5Rでムエタイルールでやれば自分は負ける気はしないです」 ――いい試合になりそうですね。今回、WBCムエタイ世界タイトルの防衛戦ですけど、タイトルに関しても気持ちは強いですか? 「そうですね。もちろんベルトの防衛戦なんで絶対に守る気持ちもあるんですけど、僕はラジャのベルトを目指しているので、自分よりもラジャのランキングが高いヨードマニー選手に勝って、これからランキング上位の選手と戦っていきたい気持ちの方が強いので、今回の一戦は挑戦する気持ちに近いのかもしれないです」 ――4月の試合が終わって次の試合も決まっているんですか? 「今の試合しか特に言われていないので、目の前の試合に集中してます」 ――ラジャのタイトルにはいつぐらいに挑戦したいですか? 「これからいい勝ち方をして、できたら今年の年末ぐらいにやりたいですね」 ――安部選手の成長速度が速いから、その可能性も高いですよね。 「そうですね。ここ最近ちょっとずつ自分でも自信が付いてきてるので、『いけるかも!?』という感情にたまになったりする時があるので、この勢いに乗って行きたいですね」 ――自身が成長できているのはジム環境がいいことが一番大きいですか? 「それは間違いないと思います。ジム環境が本当に凄いところですし、やっぱり練習で先輩たちにボコボコにされて『僕は大丈夫かな……』と自信がなくなるのですが、試合になると先輩たちに当たらなかった攻撃が当たるので、それがやっぱり自信になるし、勝った時はジムの方々がみんな喜んでくれるので、中川会長はじめ、本当にいい先輩たちがいる、いい環境に僕はいるんだなと思います」 ――試合を楽しみにしているファンにメッセージを。 「今回初防衛戦で緊張しているというより、ワクワクの気持ちが強いんですけど、この試合で勝てばラジャのランキングもちょっと上がるとは思うので、挑戦の一戦として捉えて圧倒的な試合をしてベルトを守りつつ、またさらに一歩前へ進みたいと思います。応援よろしくお願いします!」
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