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【UFC】堀口恭司とマネル・ケイプがRIZIN以来、8年8カ月ぶりに再戦! 堀口「しっかりと、倒しにいきます!」×ケイプ「一方的なものになる」次期王座挑戦者争いに=6.20 Meta APEX

2026/05/01 09:05
 2026年6月20日(日本時間21日)、米国ネバダ州ラスベガスのMeta APEXで開催される『UFC Fight Night: Kape vs.Horiguchi 2』で、UFCフライ級2位のマネル・ケイプ(アンゴラ/ポルトガル)と、同級5位の堀口恭司(日本/アメリカントップチーム)が対戦することが公式に発表された。 ▼フライ級 5分5Rマネル・ケイプ(アンゴラ/ポルトガル)2位 22勝7敗(UFC7勝3敗)堀口恭司(日本/アメリカントップチーム)5位 36勝5敗(UFC9勝1敗)  両者は再戦。2017年10月にRIZINバンタム級トーナメントに初参戦したケイプは、1回戦で山本アーセンを1R 左ハイキックKO。12月29日の2回戦でイアン・マッコールを1R TKO。翌々日の大晦日の準決勝で堀口恭司と対戦し、自身のバッティングで一時中断もあるなか、3Rに堀口の肩固めで一本負けも、そのポテンシャルが注目された。  その後、朝倉海と1勝1敗でリベンジを果たし、2021年2月からUFCにフライ級で参戦。24年7月のムハンマド・モカエフ戦の判定負け以降、ブルーノ・シウバ、アスー・アルマバエフ、ブランドン・ロイヴァルを相手に3連続TKO勝ち。25年12月の前戦ロイヴァル戦では、サウスポー構えになって前手の右をヒットさせてダウンを奪い、パウンド連打で1RでTKO勝ちしている。UFC直近8試合で7勝1敗。32歳。  対する堀口は、2013年からのUFC4連勝で2015年4月に王者デメトリアス・ジョンソンに挑戦も5R 一本負け。その後もUFCで3連勝し、フライ級戦線縮小に伴い、 2017年4月からRIZINに参戦。2017年7月からのバンタム級トーナメントでは、前述の通り準決勝でケイプに3R 一本勝ち後、同日の決勝で石渡伸太郎をKOに下し、優勝。その後、ダリオン・コールドウェルに2度勝利しBellator王座も防衛。  23年にRIZINフライ級王座も獲得すると、2025年11月からUFCにフライ級でカムバック。タギル・ウランベコフを3R リアネイキドチョークで極めると、26年2月の前戦で当時6位のアミル・アルバジと対戦。1Rに右手を骨折も判定3-0で2連勝。同門のアレシャンドレ・パントージャに負傷TKO勝ちでベルトを巻いたジョシュア・ヴァンに対戦を要求していた。  2月7日のアルバジ戦で右手を骨折していた堀口だが、全治6週間の怪我は手術は無しで、固定だけで治療。約4カ月半でオクタゴンに復帰。マネル・ケイプとの約8年8カ月ぶりの再戦に臨む。 [nextpage] APEXでの5分5Rはどちらに有利に?  初対戦時はともにバンタム級。今回は適正階級のフライ級で、ケイプは試合当日により大きく、堀口はよりスピーディーに戦っている。  そして、APEXでの一回り小さなオクタゴンは、どちらに有利に働くか。また、前回堀口が「滑って作戦を変えた」とステップを制限したAPEXのマットのコンディションは、今回どうなるか。  ともに打撃を主な武器とした前回から、この8年間で堀口もケイプもより組み技に進化を見せており、堀口は打撃と組みのトランジション、そして打撃のみならず寝技でも削っての判定勝ち、直近7連勝のうち3つの一本勝ちをマークするなど決定力も高い。  また、ケイプはよりテイクダウンディフェンスに磨きをかけ、UFCでのテイクダウンディフェンスは81%。さらに打撃ではUFCでの打撃精度は56%で1分間の有効打数は5.04。これは堀口のUFC打撃精度47%、1分間の有効打数3.77を上回る。一方で有効打ディフェンスはケイプの57%に対し、堀口は64%と防御力が高く、被弾数が少ないことが分かるが、ズールー戦、アルバジ戦のフラッシュダウンのような打撃のダメージは気になるところ。  UFC7勝中5つのKO・TKO勝ちを誇るケイプが打撃の決定力を高めているのは明らかだが、その破壊力ある打撃をいかに堀口は、自身のステップで当てられずに当てるかが。ケイプは右利きだが、オーソとサウスポー構えをスイッチして戦っており、堀口の得意なカーフキックを警戒してくるだろう。また、小さめのオクタゴンは詰めやすく、ケイプがロイヴァルをスイッチステップでKOしたのもAPEX。一方で堀口が、相手にケージを背にさせての打撃や組みにも活用できるはず。  そして、メインイベントの5分5R。堀口は22年4月のBellatorでのパッチー・ミックス戦以来の5R戦で、そのペース配分は経験済み。ケイプにとっては前戦が5Rマッチだったが、1Rでロイヴァルを仕留めているため、2015年4月のフランスでのKnock Out Championshipでの4R一本勝ち(腕十字)以降、3R以上は戦っていないことになる。しかし、ケイプは『MMA Junkie』のインタビューで「堀口は1R目は強い。エネルギーがあって、逃げ回る。3R目に堀口は失速する。それが僕のゲームで、僕は5Rが好きなんだ。他の多くのファイターと違い、僕は失速しない。どんどんペースを上げていく」と自信を見せている。とはいえ、勝負どころを逃さない両者は、5R戦でも序盤からチャンスがあれば仕掛ける展開がどう作用するか。  遠間からの空手の飛び込み、近い距離でのボクシングの堀口はケージを大きく使いたいが、ケイプは中間距離から近い距離での連打、追い足もあり、前に出ているときのテイクダウンディフェンスも強い。堀口は上下の蹴り、アングル、突きと同じタイミングのテイクダウンも含め、ケイプよりも高いMMA力で、8年半ごしの再戦を返り討ちにしたいところ。 [nextpage] 堀口「しっかりと、倒しにいきます!」、ケイプ「人々が予想するよりも簡単にKOする」  5月10日(日本時間11日)の『UFC 328』では、UFC世界フライ級タイトルマッチとして、王者ジョシュア・ヴァンに日本の平良達郎が挑戦する。  今回のケイプvs.堀口の勝者が、ヴァンvs.平良の勝者への次期挑戦者となることが予想されるが、前王者のパントージャが怪我から復帰すれば、第1コンテンダーとなる可能性もある。  ケイプが、ヴァンvs.平良の勝者を待つのではなく、その結果が出る前に堀口との再戦を決めたことについて、ケイプは『MMA Fighting』のインタビューで、「それが僕が選んだ試合だ。タイトル戦を待つという選択肢も提示されたが、僕は待ちたくない。今は絶好のタイミングだし、リズムも良い。年末まで待ってタイトル戦に挑むなんて、そんなタイプのファイターじゃないんだ。勢いを維持したい。稼ぎ続けたいんだ。チャンピオンとして、あるいは自分がチャンピオンだと自負する男として、誰とでも戦わなきゃいけないと思う。遅かれ早かれ彼と戦うことになるし、何であれ、チャンピオンなら与えられた相手とは全員戦わなきゃいけない。なら、早めにやってしまおうじゃないか。だから、そうすることにしたんだ」と、絶好調のコンディションを維持したままアクティブに戦うことを望んだと語る。  そして堀口との再戦について、地元ともいえるラスベガスで臨むケイプは大きな自信を持っているようだ。 『MMA Junkie』のインタビューで“スターボーイ”は、「ノックアウトすると断言するよ。人々が予想するよりも簡単にね。ある友人は『良い試合になるね』と言ったけど、僕は『いや、そうはならない』と答えた。一方的なものになる。僕は冷静に、彼を仕留めるだけだ。彼は自分が攻めている時はいいが、一発いいのを当てられると逆境に弱い。一撃で崩れる男だ。もちろんスピードがあるから当てるのは難しいが、僕は他のファイターのようにフラストレーションを溜めたりしない。僕は特別なんだ」と、堀口をとらえてKOで勝利すると予告している。  また、堀口は次戦決定にあたり、「皆さん、少しお待たせしましたが、次の試合が決まりました。日本時間6月21日(日)、UFCファイトナイト・ラスベガス119でマネル・ケイプ選手と戦います。UFCに復帰してから初の5分5ラウンド、メインイベントでの試合なので、しっかりと、倒しにいきます! 皆さん、応援よろしくお願いいたします!」とコメントを寄せている。  8年半ぶりの再戦を制し、王座挑戦に近づくのは堀口か、ケイプか。
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