2026年5月31日(日)東京・後楽園ホール『K-1 REVENGE』の前日公開計量が、30日(土)都内にて13:15より行われた。
第6試合のK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(-60.0kg)暫定王座決定戦3分3R延長1Rで対戦する、横山朋哉(リーブルロア)と松山勇汰(ALONZA ABLAZE)は共に60.0kgで計量をパス。
横山は「明日は1年前の自分にリベンジして必ず勝ちます。僕が勝ってK-1の思い通りにはさせないので楽しみにしてください」と挑発的なコメント。
松山は「今回急遽でチャンスをもらったので、それをつかみたい。リベンジって大会名なのでリベンジしてベルトを獲って、次のK-1の顔に自分がなろうと思っているので期待してください」と、“リベンジ”を達成して自分がK-1を引っ張ると宣言した。
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松山「ぶっ倒されてもいいのでぶっ倒しに行きたい」
――レミー・パラ選手が欠場になって横山選手の相手がいなくなった。で、横山選手と戦うことになりました。これについてどう思ったんですか?
「オファーが来た時はビックリしましたし、正直なこと言うと、vs.横山選手っていうのはもっと準備期間があればいいなと思ったんですけれど、僕は挑む側ですし、こんなチャンスもらって断るわけいかないので、すぐやらせてくださいって言いましたね」
――再戦はまだ早いって声もなくはなかったと思うんですけれど。
「でも、格闘技は何が起こるか分からないっていうのが一番なので。僕がデビュー戦の選手とやって100%勝てると思ってはいるんですけれど、結果としては何が起こるか分からないじゃないですか。それは常にあると思ってるので。別に自分の中でまだ早いとかはなかったですね」
――前回の横山選手との試合から、自分はもう追い抜いてるっていう印象は?
「それは捉え方で、例えばvs.横山選手に対してどこまで成長したのかと、例えばA選手に自分と横山選手が勝って自分の方がいい勝ち方が出来るパターンもあると思うんですよ。そういう見方もあるので、そこは難しいところではあるかなと思うんですけれど。
今回決まってから横山選手にどう勝つかというよりは、自分のダメなところはどこかっていうのを横山選手とレミー選手に連敗した辺りから、自分の強さを活かすためとダメなところを消すっていう練習方法をずっとやってきました。今は自分が不安だなって思う部分がないので、そこは自信を持っています」
――今回の試合に向けて出稽古してたようですね?
「フィジカルはかなり前から和田(良覚)さんですね。和田のところでやってて、どんどん筋肉量が増えてますし、その分減量がキツくなった部分もあるんですけれど、当日の戻りとかパフォーマンスは凄い良くなっているので、まず一つフィジカル面の成長っていう部分があります。
あとは同じジムのメンバーと毎週スパーリングしてると、良くも悪くも慣れてしまうので、倒されないし倒せないっていう展開がある中で、初めての人やると新しく自分のダメなところに気づけるので。この選手とやった時に、この攻撃をもらうなとか、そういうのに気づいたことで、より自分の欠点を消せてきたかなって思ってます」
――誰とスパーリングを?
「今回はRISEの梅井泰成選手。何度かスパーリングをお願いしてやってもらってましたね」
――vs.横山用のスパーリングとして?
「そうですね。サウスポーで身長も近いし、スピードと技術がある選手なので」
――ベルトについてはご自身ではどう捉えてますか?
「それこそ先輩のレオナ(・ペタス=2人は元同門)さんも持ってますし、代表の(卜部)功也さんも持ってますし、先日引退された武尊選手も持っていて、K-1の中でも数々の凄い選手が持っていたベルトですよね。それと、ちょうど外国人と日本人が一番面白くぶつかれる階級だと思っていて。軽量級は日本人が強いイメージで、重量級だと外国人選手が強いって中で、この50kgと70kgのちょうど間の60kgという階級は、世界的に見ても層が厚い階級だと思ってるので、そこでチャンピオンになるのは本当に胸を張って世界一って言えるんじゃないかなって思ってます」
――試合展開としてはご自身ではどう考えていますか?
「結果で見ると、勝つに越したことはないんですよ。例えばその日、どんなにつまらなくても、時間が経って結果を見たら、松山が勝ったんだってなりますよね。試合内容って振り返りにくくなるんですけれど、この前見て思ったのは、武尊選手の最後まで倒しに行く姿。引退試合でリベンジがかかっていて、ダウンを取った時点でもう勝ちを確信できてる展開だったと思うんですよ。それでも最後に倒しに行く姿に人は心を動かされると思うので。スターになる選手はそこだなって思いました。つまらない試合で勝つぐらいなら、もうド派手にぶっ倒されてもいいので、明日はぶっ倒しに行きたいですね」
――横山選手に敗れてから、いつか横山選手とリベンジマッチをやるんだという意識はずっとあったんですか?
「自分も勝ち続けないといけないですし、マッチメイクって双方がやりたいって、怪我だったりとかタイミングってあると思うので。正直、自分はもう60kgで出来るのが長くないなとは思っていて。でも60kgのうちにやり返したいっていうのはあったので、そこは意識してましたね」
――ということは、その時から打倒横山の研究はしていた?
「試合の相手が決まったら、その選手に対しての練習になるので決まるまでやってはなかったですけれど、頭の中で試合が終わって次の試合が決まっていない時はそこを目標にやり返したいという気持ちはいつも持っていました」
――レオナ選手からアドバイスは?
「特になかったです。今はお互い違うジムで練習してるので。自分は今は功也さんを信じてますし。でも、レオナさんも気持ちの面ではいろいろと、絶対獲れよとか、多分ナメられてると思うから足元をすくってやるんだみたいな、そういう言葉はもらいました。戦術的な作戦は特に自分も聞いてはないですし、もらってもないです」
――功也さんとは対策はバッチリ?
「そうですね。ただ、もう追い込みメニューが始まってる中で試合が決まったので、追い込み期間中は対策練習というよりは、いかに全力で毎日出すかっていう練習になってくるので、そこまでパターンを作ってきたわけではないです。でも一度やってる経験値がお互いにですけれどあるので、そこを考えながら、どっちかというとミットより対人マスとかスパーリングの中で自分で意識してやってきましたね」
――最後にファンに対してメッセージをお願いします。
「KrushのタイトルマッチとK-1のトーナメント、2回ベルトへの挑戦をもらった中で失敗してるので、今回は3度目の正直。自分の中では運が回ってきてると思うので。このK-1 リベンジで唯一の直接的なリベンジマッチになるのは僕だけだと思うので、そこにも意味があるのかなと思う。明日はしっかり勝ってチャンピオンになりたいと思うので、皆さんたくさんの応援お願いします」
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横山「役満で勝ちます」
――まずレミー・パラ選手と試合が組まれていて、彼の怪我によって流れてしまったことを聞いてどう思いましたか?
「めっちゃ悔しかったですね。あと腹が立ったですね。怪我だって言われてたのでしょうがないなと思ってたんですけれど、悔しかったです。ただ怪我って言われたらしょうがないし。どういう怪我とかそういう詳しい話は聞いてなくて、怪我で出られなくなったって話を聞いて納得いかなかったですね、僕は絶対試合がしたかったので、とりあえず試合を組んでくれっていう話をしたんです。それで挫けていてもしょうがないと思ってたので、すぐ切り替えて次の試合にもう照準を合わせました」
――レミー・パラ選手の対策としてずっとやってきた感じだった?
「もちろんそうですね。もう半年ぐらいはずっとやってたので、倒すつもりでやっていました。だから悔しかったっていうのと、言葉に表せないぐらいの感情にはなったんですけれど。でも、ちょうどその時にスポンサーの方とかとお会いした時に、いろいろな励ましの言葉をいただいて、俺の目指してる場所ってここじゃないなと思って。それこそ直近に武尊さんの試合を見て、ここじゃないなと思ったんですよ。
俺はここに止まっていてはいけないなと思って。もっと上を見られると思って、それで余計に上がりましたね。何を見せられるかっていうのが一番、僕は選手としてプロとして大事だと思ってるので。いろいろな人に感動を与える、そこが僕は一番プロだなと思ってたので、こんなところで挫けていられないなと思って」
――そんな中で松山選手との再戦のオファーが来て、それはどう思ったんでしょう?
「ぶっちゃけ誰でも良かったんですよ。でも、松山君と来て俺は最初『K-1ナメてんのか』と思ったんですけどね。それで盛り上がるのかと。でも逆に言ったら、変な外国人を連れてきてやるぐらいだったら、それはアレかなと思いました。松山くん強いですからね。めちゃくちゃ強い選手だし、いい選手だと思ってるので。(初対決から)この1年9カ月ぐらいの間で、お互いがどれだけ成長してるか、ここは凄く楽しみになる試合なのかなと思ったので。僕が成長してるのか、それとも松山くんの方が成長してるのかっていう、そこを比べたいなと思って。あとはタイトルだったり、群馬大会が確定っていうので、僕はやりますって言って決めました」
――松山選手のこれまでの試合を見ていて、何か成長を感じたりはしてるんですか?
「細かいことっていうか、勢いにはまた乗ってきてると思ってるので、自信もついてきてると思います。そこは一切油断してないし、僕も100%で仕上げてきました。だからそこのぶつかり合いだなと思ってますね。もちろんナメてるわけじゃないし、僕も確実に倒しに行くので1個も油断してないです」
――先ほど計量で、K-1の思い通りにはさせないって発言がありましたけれど。
「誰でも『なんで松山選手なんだ』って思うと思うんですよ。そういうことだなっていう、売りたいのかなって。誰もがそう思うわけじゃないですか。レミーが怪我して、ちょうど(松山の)試合が決まって対戦相手がいません、いない時にオファーが来ましたってそういうことだったのかって思っちゃうわけです。いろいろな人から連絡も来るし、そういうのもあって、売り出したいのかなっていう。
だったらぶっ壊してやるよって僕は思ってるので。後で、やっぱり横山にしてよかったって言わせたいですね。そうしたら僕がここからK-1を上げていくだけなので。別に不満があるとかそういうのじゃなくて、逆に僕のモチベーションというか、気持ち的に上がりましたよね。今思えば『ありがとうございます』です。ここでしっかり僕がやっつければいいだけなので。これで僕が散ったらそれまでだということ。僕は挑戦したいので、常に挑戦をしていこうと思っています」
――ふざけんな、みたいな感じだったんですか?
「それもあるんですけれど、変なこんなこと言うのもアレですが、この1年9カ月の間に僕がやってきた道と彼がやってきた道、全然違うと思うんですよ。それを見た時に、そう来たんだって僕は思ったので。どうせ来るだろうなっていうのは思ってたので、そうなんだみたいな感じでしたね」
――差をつけたはずなのにいきなり、と。
「結局、そうなっちゃうんだっていう。今スーパー・フェザー級がそんなに盛り上がってるわけではないと思うので、しょうがないのかもしれないですけれど。ただここで逆に僕がまた対決することによって僕の一強になると思うので、あとはレミーしかいないと思ってるので、相手を倒すだけです」
――前回の試合は相手のヒザに合わせてのカウンターだったと思うんですけど、ご自身で今回は何か秘策を用意されてるんですか?
「いや、特に考えてないですね。僕、毎回そうですけれど練習でやったことが勝手に出るだけなので。どうだこうだ考えると逆に多分ダメなので本能で戦ってます」
――前回もそういう本能が出た?
「勘ですね。男の勘です。女の勘もあるじゃないですか。男の勘が、戦う本能の勘が。今回もそれが発揮されるかもしれない、されないかもしれないです」
――計量で相手を見た時はどう思いました?
「特に何も思わなかったですね。僕もデカい相手とはいっぱい戦ってきてるので。だから別に特別なあれがあるとかはなかったですね。気持ちは入ってるのかなって思ったんですけどね」
――前回KOで勝ってるじゃないですか。そこで何かしらの油断ですとか、もしくは相手を甘く見るとか、そういった気持ちってどこかにあるんじゃないかと思うんですけど。
「それは一切ないですね。もちろん僕がKOで勝ってますけれど、それは過去のことなので。前回の試合は全く忘れて、また新しい選手と戦うつもりで僕は作ってきました。お互い成長してると思うので、本当に別の選手と戦うっていう思いで僕は作ってきました。だからそれがどう表れるのかなと思っているので。前回倒した技とかそういうのも一切気にしてないですね。また新しい横山朋哉というスタイルを作ってきたので、それを試したいなって思ってワクワクしてます」
――試合以外でも構わないんですけど、横山選手が何かリベンジしたいことってありますか?
「それこそ去年の5月31日の自分の弱さにリベンジしたいなっていうのは思ってますね。あの時に獲れなかったその思いというか、その気持ちにリベンジしたい。本当はレミーだったんですけど、それが違う意味で捉えて、あの時の自分にリベンジしたいなっていう感じですね」
――レミー戦のその先は考えてますか?
「僕は本当にレミーを倒すことしか考えてなかったんですが、それが今は松山くんを倒すっていう、今はその頭しかないので。この先の方は僕はこれに勝ってからだと思ってるので、負けたらもうその先はないと思ってるので、勝って切り開いていくしかないと思っています。
昔からそうですね。田舎で暮らしてきて、そんなに名前のあるジムじゃないところから、ジムの看板もなくてんできて、K-1に出てきて。もちろんいいことだけじゃなかったし、その真っ暗な道をずっと照らしてここまで来たので、それをこれからも僕はやっていくだけだと思っています。一生挑戦ですね」
――前回の松山戦がKO勝ちじゃないですか。今回、万が一判定勝ちになると、やはり差が縮まったのかなって思われる可能性もあると思うんですけれど、そうなると自分の中ではKO勝ちは必須ということになりますか?
「判定勝ちが悪いみたいな、僕はそれ一切思ってなくて。判定勝ちでも、判定の中でも勝ち方ってあるじゃないですか。なので別に判定勝ちが悪いとかKO勝ちがいいとか、僕はそう思ったことはないですね。KOってラッキーパンチもKOになっちゃうので、判定だったら明確な差が出るじゃないですか。そういうのをちゃんと見てほしいなって思っちゃいますね。だから別に判定だからといって差が縮まったわけではないと思ってます。
逆に判定の中で自分の方が差を見せつけやすい。気持ちをへし折ってしまえばそれまでだと思ってるので。ただ、僕はK-1にいるし、Krushのチャンピオンである以上はやっぱりKOを狙っていきますよ。KOしてこそだと思ってるので」
――レミー・パラ選手に何か言いたいことありますか?
「それは勝ってから言わせてもらいます。たくさん。その時は1時間ぐらい。お願いします。付き合ってください(笑)」
――最後にファンに対してメッセージを。
「いろいろありましたけど、僕が1年前に獲れなかったベルトを暫定ではありますけどちゃんと獲って、またレミー選手にリベンジできるように、まずここを勝たないと意味がない。明日、本当に松山くんも絶対僕にリベンジで仕上げてきてると思うし、それに負けないぐらい僕も仕上げてきたので、そこを楽しみにしていただけたらと思います。
それと、明日はスペシャルラウンドガール(※プロ雀士で“役満ボディ”の持ち主と呼ばれる岡田紗佳)が来るんですよね。役満勝ちしたいと思います。(麻雀は)初心者なんですけどね。役満あがって勝ちたいと思ってるんで、本当に楽しみに。ラウンドガールの出番があるか分からないですけど。僕はやってきたことを信じて、仲間とチームを信じて勝つだけだと思ってるので、そこを楽しみにしていただけたらと思いますね」