ソンチャイノーイ(左)とヌンスリン(右)が「ONE SAMURAI.1」を前にして再戦(C)ONE Champiosnship
2026年3月20日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 147』(U-NEXT配信)にて、注目すべき試合が組まれた。
ONEストロー級ムエタイ3分3Rで、ヌンスリン・チョー・ケットウィナー(タイ)vs.ソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ)の再戦が決定。

ヌンスリンは9歳でムエタイを始め、14歳でバンコク・スポーツスクールのアスリート枠に編入。国立スポーツ大学時代には、世界大学生ムエタイ選手権で金メダルを獲得している。大学卒業後はインストラクターとして国立スポーツ大学に務め、ナショナルチームを育成。同時に選手活動を続け、2023年3月からONE Friday Fightsに参戦。
2025年9月、吉成名高のライバルになると目されていたソンチャイノーイからダウンを奪って勝利し、本戦契約を獲得。11月の日本大会で名高と初代ONEアトム級ムエタイ世界王座を争ったが、名高のテクニックに屈してONEでの初黒星を喫した。6勝(2KO)1敗。

ソンチャイノーイはS1ジュニアバンタム級王者の肩書きを引っ提げて2022年9月のNJKFに初来日すると、塚本望夢を1RでKO。2023年4月には『BOM OUROBOROS 2023』で名高に3RでKO負けを喫したが、強烈な攻撃の数々で名高を苦しめた。2023年7月の『BOM』にも来日し、重い左右ローキックで場内をどよめかせ、5Rには首相撲からのヒザ蹴りでジュライ・ウォーワンチャイ(=石井寿来)に判定2-0で勝利している。
ONEには2023年1月の『ONE Friday Fights 2』から出場し、9戦全勝(4KO)の快進撃。名高とONEアトム級世界タイトルを争う最右翼と目されていたが、直前の2025年8月にヌンスリンに敗れた。10月の再起戦でサライ・タンに勝利し、ONE戦績を10勝1敗とした。所属するゲッソンリットジムは、K-1など日本で大活躍したチャンプアを輩出したジムだ(※チャンプアは現在同ジムのトレーナー)。

前回の試合はソンチャイノーイがいつも通りガンガン攻め込む中、2Rにヌンスリンがソンチャイノーイの左ボディからの右フックに左フックを合わせてダウン奪取。その後は打ち合いとなったが、3Rになるとヌンスリンはステップを使って距離をとり、ソンチャイノーイが近付くと首相撲で組んで攻撃を止めての判定勝ち。
ダウンを奪ったヌンスリンが逃げ切る形となったが、ヌンスリンのパンチの技術が優れていたからこその勝利。

この試合でもしソンチャイノーイがリベンジに成功すれば、名高の初防衛戦での挑戦者に有力候補として浮上するだろう。とはいえヌンスリンは相性の悪い強敵。ソンチャイノーイは念願である名高との再戦を実現させることが出来るか。
また、今大会には日本でもお馴染みのジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー(タイ/Sor Dechapan)が登場。ポンペット・PK・センチャイ(タイ)と対戦する。

ジャオスアヤイは、通算60勝、ONEでは8勝4敗の戦績。高いファイトIQと強烈なパンチを武器とするテクニカルなファイターであり、スリヤンレック、ヨードレックペット、デニス・ピューリック、ナックロップらを破り、KOも連発してONEで華々しい活躍をしてきたが、ここ最近はアキフ・グルザダ、サムエーに連敗。フライ級に戻って再起を賭ける。

ポンペットは2023年5月からONE FFに出場し、ドゥアンソムポン、リッティデット、スリヤンレック、プンルアンらを撃破。5勝(3KO)2敗の好成績をマークしていたが、2025年8月にヨードレックペットに判定2-1で敗れた。9月のリマッチも接戦となり今度はポンペットが判定2-1で勝利。その後はグレゴール・トムにTKO勝ちも、2026年1月の前戦でデチャに判定負け。35万バーツのボーナスを4回獲得している激闘男。



