一番世界で強い男は桜庭和志

――強い相手だとその選手をリスペクトする、だから戦って勝ちたいってお父さんが言っていた。
「言ってましたね、はい」
――その時、否定していたでしょう?
「若かりし僕は(笑)」
――今はどう?
「いや、本当その通り。久しぶりに見たら声変わりもしてなくて。あの頃はなんかカッコつけてっていうか、いい子ぶって言ってんじゃないかってお父さんに思いましたけれど、自分も柔道とかで強い人を見てきてそういう気持ちを持ってる人が強いなと思うので。グスタボ選手にもいろいろな過去があって今があって凄い強いとかもあると思うので、そういうところは尊敬しつつ。ただ、殺し合いではないと。そういう観点もありだと思うんですけれど、僕はあくまでスポーツというか、お客さんが見るっていうものだと思ってるんで、敬意を持ってぶっ倒しに行こうみたいなのは思ってますね」
――去年の11月ぐらいから髭を生やして風貌がワイルドになった。これは意図がある?
「もう剃るのもったいないなってなっちゃって剃ってないだけで。当時はビーストモードじゃないですけれど、髪型も今切っちゃったんですけどもじゃもじゃヘアっていうか、自分ではライオンヘアって名付けてたんですけれど、たてがみを意識してワイルドなのをイメージしてて。髪が今回邪魔で切ったら短くなっちゃったんで、また明日か明後日ぐらいに剃るかもしれない。髪型と髭がミスマッチ感が僕の中で出ちゃってるので、剃るかもしれないです」
――当日お父さんがセコンドに入る予定は?
「返信がもう来ないです(笑)。もしかしたら来るかもしれないんですけど、一応希望は残しつつ。でも、僕は誰よりもあの人が本当の頑固親父だっていうのを、それこそRIZINの人たちが思ってるよりもっとヤベエやつだと僕は知ってるので、多分来ない。でも分からない。来る可能性もあるんですけど、来なさそうな感じ。試合の時にセコンドにいるかどうかを楽しみにしといてください」
――それは、来なさそうって言ったら逆に来るんじゃないかっていう作戦の元の発言?
「ああ、確かにそれもありますね。天邪鬼なのはあるんで、どっちもあり得るんですよね。天邪鬼だしひねくれ者なので。今これを言うことによってまた来ないっていう可能性もあるし、ちょっと読めないですね。そういうとこが凄いと思います」
――桜庭選手自身は、お父さんにセコンドについてもらう・もらわないでどんな違いがありそう?
「ぶっちゃけ、エンターテイメント的要素が僕の中では大きいのと、父さんはセコンドしないので。いてもいなくても変わんないって言われれば変わんないのかもしれないんですけど、やっぱり僕的には心の安心材料にはなるというか。一番世界で強い男は桜庭和志だとも思ってますし、父親なので僕は愛してくれてるとは思ってるんで。近くにいてくれればメンタル的なアレはあるかもしれないですね」
――好きな漫画だったり、子供の時とか今もこのキャラクターに憧れてこんな風になってみたいなと思っているキャラクターは?
「めちゃくちゃありすぎるんですけど。王道なワンピースとかNARUTOも好きですし、 ちょっと流行ってるやつとかも好きだし。直近で一番ハマったのはピンポンですね。ペコとスマイルはめっちゃカッケーと思いました。去年の(中村)大介さんとの試合が終わった時に怪我しちゃって、しばらく練習してなかった時期があったんですけどその時にいろいろ見漁っていて。ピンポンは10週ぐらいしましたね。映画を見たことがあって、その後にアニメを見たらめちゃくちゃハマって、あれはカッコいいなと思いました」
――セミファイナルになったことはワクワクかプレッシャーか、それとも関係ない?
「嬉しい気持ちとプレッシャーの気持ちもあって。あともう1個、ちょっと悔しい気持ちもあるんですけど。セミメインに選んでもらえたことはシンプルに嬉しいし、プレッシャーとしてはセミメインだからっていうのもあるし、僕自身は常にその日の試合のベストアウトを狙ってるつもりなので、メインの試合よりも盛り上げたい気持もある。
けど正直考えたら、グスタボ選手ありきで父親とシウバ選手ありきのアレなので、まだ桜庭大世単体ではセミメインを多分まだ組める立ち位置ではないと思ったその悔しさ。秋本くんとか凄いじゃないですか。彼は彼でメインをはれると思うんですけど、僕が桜庭大世としてはまだセミにはいけないのかなっていう気持ちもあったので、それをこの試合で理想に近づけていければと思いました」
――前戦から4カ月でノビシロが大きいと思うが、今回の準備に手応えを感じている部分は?
「怪我とかもあってアレなんですけれど、練習の内容としては今言っていただけたそのノビシロを自分でも感じてるというか。最近練習が凄く楽しいんで、試合が終わった後もすぐ練習したいって気持ちもあるぐらい練習の中で自分の成長とか、新しい発見とかコツを自分でどんどんつかめてってる気はして。それは試合をしたっていうのが僕的には大きいというか。前回のパトリック選手もそうでしたけど反省点があったし、次グスタボ選手が決まる時に相手が強いからこそ準備しなきゃなっていう焦りとかで もっと思考を巡らせて練習には臨めたので、頑張ってグスタボ選手を倒そうと思います」
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