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【KNOCK OUT】久井大夢が胴廻し回転蹴りで芸術的KO!デンサヤーム、小森玲哉はKOで敗れ対抗戦はクンクメールの勝利、古木誠也がKO勝ち、チュームーシーフーがハイキックでKO勝ちし栗秋が対戦表明、下地奏人が髙橋亨汰を破る番狂わせ、柿﨑瑠が完勝で無傷の8連勝

2024/08/04 17:08
MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.32024年8月4日(日)東京・後楽園ホール※U-NEXTにてLIVE配信 ▼メインイベント(第11試合)KNOCK OUT×Kun Khmer 3vs3対抗戦 スーパーファイト KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級3分3R延長1R〇久井大夢(TEAM TAIMU/KNOCK OUT-BLACKライト級&スーパー・フェザー級王者)KO 1R 2分59秒 ※胴廻し回転蹴り×チョット・サレイヴァントン(カンボジア)  久井はKNOCK OUTアマチュアで3階級制覇を達成後、2022年4月大会でプロデビューしてKO勝ち。12月の王座決定戦に大抜擢されると新田宗一朗に2RでKO勝ちし、わずか3戦目でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座に就いた。2023年7月にはK-1に乗り込んでBigbangフェザー級王者・龍斗から勝利を収め、9月には大谷翔司に判定勝ちでKNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いて17歳にして2階級制覇を達成。  12月にはトンミーチャイに判定勝ちするも、2024年2月のチュームーシーフー戦で敗れ2度目の黒星。6月にNJKFにてテーパブットに延長戦で勝利すると、6月に緊急参戦で龍聖とKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座決定戦を争い、17戦無敗だった龍聖に初黒星を付けて三冠を達成した。戦績は10勝(3KO)2敗。18歳。  初来日のチョットは24歳で身長170cm、戦績は84勝(33KO)13敗3分とちょうど100戦。  1R、チョットはパンチ&ローで前へ出る。久井は左ストレートを打って行く。チョットの強烈な蹴りの音が場内に響き渡るが、久井は表情を変えずジャブ、前蹴り。  久井が左ストレートをヒットさせるとチョットは右ハイを蹴り返し、これが久井をかすめる。久井はローと前蹴り。このままラウンドが終わるかと思われたその瞬間、チョットの右ストレートに久井が銅廻し回転蹴りを合わせ、カカトがアゴに見事命中。  チョットは完全に失神し、1R残り1秒での久井の芸術的なKO勝ちとなった。華麗な大技でのKO勝ちに場内は大きくどよめき、普段はポーカーフェイスの久井は珍しく満面の笑み。  久井はマイクを持つと「どうですか。これからはメインで勝っていける選手に僕はなっていきます。次9月、KNOCK OUTで初めて福岡大会があるので怪我もないのでぜひ出させてください」とアピールした。 [nextpage] ▼セミファイナル(第10試合)KNOCK OUT×Kun Khmer 3vs3対抗戦 KNOCK OUT-REDスーパーライト級 3分3R延長1R×デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)KO 延長R 0分47秒 ※右フック〇エイ・マムリンプートング(カンボジア)※本戦の判定は30-29、28-29、29-29。  デンサヤームは83勝(8KO)27敗3分の戦績を持つムエタイの猛者。175cmの長身サウスポーで、ロングリーチを活かして蹴り技を得意とする。2019年『True 4U』のバンタム級トーナメントで優勝。2020年3月の『K'FESTA.3』でK-1初参戦を果たし、判定負けも武居由樹を長い手足から繰り出すパンチと蹴りで苦しめた。  2022年から日本に移住し、武居戦から3階級上げての参戦となった2022年8月の大沢文也戦では組み付きを多用したため減点となり、判定負け。2023年7月には鈴木勇人に初回KO負けを喫したが、11月にKNOCK OUTのオープンフィンガーグローブ戦に臨み不可思に判定3-0で勝利すると、12月のKrushでは町田光にも判定勝ち。2024年2月のKNOCK OUTではマルコス・リオスをヒジでTKOに破った。  デンサヤームの対戦相手エイはカンボジアで健太にヒジ打ちで勝利した182cmの長身選手で、48勝(22KO)5敗2分の戦績を持つ。  1R、デンサヤームは左ミドルを次々と蹴っていき、エイは右インローを蹴るという展開。デンサヤームは身長差はそれほど気にしていない様子。両者とも蹴りで様子を見たか。  2R、エイは長いリーチから右ストレートを伸ばしてくるが、デンサヤームが左ミドルを上手く当てていく。組みつくと首相撲の崩し技でエイをマットに叩きつける。  3R、前に出て攻め込むエイだが、デンサヤームは組みに持ち込んでブレイク。離れると左ミドルでエイの腕を蹴る。エイの攻撃をかわしていくデンサヤーム。最後は流し気味にしたデンサヤームだが、判定は三者三様のドローで延長戦に。  延長戦もデンサヤームは右手で払ってからの左ミドルを当てていき、試合を優位に進めたが、エイが右ストレートで前に出たところでデンサヤームが打ち合い、エイの右フックがヒット。デンサヤームはダウンし、立ち上がろうとするも立ち上がれず、エイのKO勝ちとなった。  対抗戦はこれでクンクメールが勝ち越しを決めた。 [nextpage] ▼第9試合 KNOCK OUT×Kun Khmer 3vs3対抗戦 KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級 3分3R延長1R×小森玲哉(ONE`S GOAL)TKO 3R 0分53秒 ※レフェリーストップ〇ピッチ・ソムパッツ(カンボジア)  小森は2013年にプロデビューし、5戦5勝をマークしたが大学受験のため試合から離れて2023年12月のKNOCK OUTでカムバック。アックス斧田にKO勝ちすると2024年2月の羽黒慈夢戦では負傷判定でドローも、4月の河崎鎧輝戦では初回TKO勝ち、6月は般若HASHIMOTOに判定勝ちと好調を維持している。戦績は8勝(3KO)1分で無敗。  ピッチは21歳で70勝(43KO)4敗、カンボジアのムエタイと呼ばれるクンクメールの選手で、カンボジアでの試合で久井大夢から勝利を奪っている。  1R、前へ出てくるピッチに小森は組みつくと右ヒジ。ピッチのフルスイングの右フックをもらった小森は大きくふらつく。そこへ攻め込むピッチに小森は防戦一方となるが、このラウンドを耐えた。  2Rも前へ出て攻めるのはピッチ。小森は右を合わせに行き、ピッチの猛攻に対抗する。中盤過ぎ、小森の右がヒットし、小森はパンチとヒジで逆襲。これにピッチも一歩退かずに打ち合い、場内は騒然となる。  3R、小森が勝負をかけて打ち合いに行き、右フックでピッチをグラつかせるがピッチは一歩も退かず右フックを打ち返す。どちらが倒れてもおかしくないフックの打ち合いが繰り広げられ、ついに小森がダウン。  立ち上がった小森は反撃に出るが、ピッチの左右フック連打に巻き込まれるように倒れ、そこでレフェリーがストップ。ピッチの勝利にカンボジアの応援団から大歓声があがった。 [nextpage] ▼第8試合 スーパーファイト KNOCK OUT-BLACK -56.0kg契約 3分3R延長1R〇古木誠也(G1 TEAM TAKAGI/KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者)KO 3R 1分53秒×サンティアゴ・ペルシバル(アルゼンチン/ISKA K-1ルール・アルゼンチン・ライト級王者)  古木はフルコンタクト空手で多数の優勝・入賞歴があり、持ち前の破壊力で2022年11月に5戦目にして元KNOCK OUT-REDバンタム級王者・響波を右フックで初回KOに破り、12月の王座決定戦では工藤“red”玲央を初回KOして王座に就いた。2023年8月、小倉尚也を初回KOで破り王座初防衛に成功。9月には波に乗っていた森岡悠樹も初回KOに破ったが、12月に壱・センチャイジムに敗れた。2024年4月はK-1グループの内田昌に判定勝ち、6月に福田拓海を初回でKOし、戦績を9勝(7KO)3敗とした。今回が初の国際戦。  ペルシバルはISKA K1ルール・アルゼンチン・ライト級(61kg) 王者の24歳で戦績は12勝(6KO)2敗。6・23代々木に来襲したルシア・アプデルガリム、アイリン・ゴンザレスに続きアルゼンチンからの参戦となる。  1R、ローを蹴る古木にペルシバルは左右フックもスピードはあまりない。古木は攻撃を散らしていき、右カーフを蹴るとペルシバルはあからさまに聞いた様子。  2R、カーフとローを効かされているペルシバルだが、根性を見せて左右フックを打ち返す。古木のパワフルな左ボディや左右フックがヒットするが、ペルシバルは打ち返してヒットを奪う。  3R、ペルシバルのヒザがかすめたか古木が左目上から大流血。ドクターチェック後、再開すると古木が左右フックで猛ラッシュを仕掛ける。古木の右フックがヒットして一瞬意識gあ飛んだように見えたペルシバルだが、強気に打ち返す。しかし、さらに古木の左右フックがペルシバルを捉えていき、ついに右フックでダウン。  ペルシバルは立ち上がったが足元がフラついており、レフェリーはストップ。古木のKO勝ちとなった。  古木はマイクを持つと「遠くから日本に来ていただいてありがとうございます。危なっかしい試合になってしまったんですけれど、これからも努力して強くなります」と語った。 [nextpage] ▼第7試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R延長1R〇チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)KO 1R 2分11秒 ※右ハイキック×元山祐希(武勇会/INNOVATIONフェザー級王者)  チュームーシーフーは中国の少数民族であり戦闘民族として知られる「イ族」の出身。2022年3月の『武林風』では、過去K-1で武尊と激闘を演じた強豪ワン・ジュングァンと対戦し、判定で惜敗したものの互角の打ち合いを演じた。2023年6月に初来日、龍聖から右フックでダウンを奪い、延長戦で判定負けも龍聖を苦しめて一躍注目を集めた。2024年2月の再来日では久井大夢と対戦し、これも激闘の末にチュームーシーフーが左フックでダウンを奪って勝利している。戦績は26勝(9KO)5敗。  元山は2014年8月31日にプロデビュー。INNOVATIONや岡山ジム主催興行、チャクリキジャパンなどで活躍。2023年11月にM1スーパーフェザー級王座を獲得している。2024年4月、前田大尊との王座決定戦を精してINNOVATIONフェザー級王座に就いた。戦績は18勝(4KO)9敗2分。  1R、じりじりと間合いを詰めていくチュームーシーフーがワンツーを繰り出すと、元山は左フックを被せようとする。さらにチュームーシーフーのパンチの打ち終わりには右フックも打つ元山。  チュームーシーフーのパンチに合わせて上手く戦っていた元山だが、チュームーシーフーが伸びあがるようなフェイントから左ハイキック。これが決まりかけ、その後もチュームーシーフーはパンチからの右ハイキックを狙い撃ち。  そしてチュームーシーフーの右ハイが元山のテンプル付近をかすめ、これで脳が揺れたか、元山はワンテンポ遅れて倒れ、10カウントを聞いた。  鮮やかなKO勝ちを飾ったチュームーシーフーはマイクを持ち「自分の試合エキサイティングだったでしゅお。自分のタイトルマッチ見たいですか?今日の試合満足したと思うので次回はタイトルマッチに挑戦したい、ぜひやらせて欲しい」と、タイトルマッチを要求。  すると栗秋がリングに上がり、「おめでとうございます。10月、僕とどうですか?」とチュームーシーフーとの対戦を表明。チュームーシーフーも「もちろん受けて立ちます。気を付けてください。今よりも強くなっているので」と対戦を受諾した。  栗秋は「人生懸けて戦うので10月見に来てください。ぶっ飛ばします」と、打倒チュームーシーフーを宣言した。 [nextpage] ▼第6試合 KNOCK OUT-REDライト級 3分3R延長1R×髙橋亨汰(髙橋道場/元日本ライト級王者)延長R 判定0-3 ※9-10×3〇下地奏人(RIOT GYM)※本戦の判定は29-30、29-28、29-29。  髙橋は極真空手出身で、兄は極真会館第12回全世界空手道選手権大会4位の高橋佑汰。2015年10月にキックボクシングデビューし、多彩な蹴り技で2019年7月に日本ライト級王座に就いた。他団体の王者・ランカーを撃破し、2022年5月には1月のKNNOCK OUTで無効試合となっていた古村匡平との再戦で勝利。2023年2月にラットをTKOで破り、WKBA世界62kg王座も獲得。ひとつの引き分けを挟んで17連勝中。戦績は29勝(14KO)3敗2分1無効試合。  当初は2023年12月の『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』で久井大夢(TEAM TAIMU)との対戦が決まっていたが、高橋が諸事情により欠場。8カ月の期間を経てKNOCK OUT参戦となる。  下地はMA日本キックボクシング連盟でバンタム&フェザー級の二階級制覇を達成したRIOTのジム所属で、トレーナーは元WBCムエタイ日本統一フライ級王者でKNOCK OUTでも活躍した仲山大雅。8勝(2KO)無敗で2023年12月の『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』にて栗秋祥梧との対戦が決まっていたが、計量オーバーにより栗秋の不戦勝となっていた。  1R、下地は高橋のローに合わせた左フック、飛び込んでの右ボディストレートをパワフルに決める。サウスポーの高橋は回り込みながらローを蹴り、下地が飛び込んでくるところにはヒジを合わせようとした。  2R,飛び込んでの強烈な左フックや右ボディストレートを放つ下地。高橋は強打を警戒してかなかなか攻撃が出せず、下地がプレッシャーをかけていく。高橋はミドルを蹴る。  3R、圧をかけてくる下地に高橋は打たせてから打つ戦法に。ならばと下地が銅廻し回転蹴りを出すと高橋も負けじと同じ技を返す。下地は左耳から出血してドクターチェック。再開後、左右フックで襲い掛かる下地に高橋も蹴り返す。今度は高橋が銅廻し回転蹴りを放つと、下地は同じ技を返す。  判定は三者三様のドローで延長戦へ。単発ながらパンチを当てるのは下地、高橋のパンチは空を切る。左ミドルを蹴る高橋に下地も右ミドルを蹴り返して譲らず、判定3-0でパンチを当てていった下地が番狂わせの勝利を飾った。 [nextpage] ▼第5試合 KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級 3分3R延長1R×山本太一(ケーアクティブ/NKBライト級5位)TKO 1R 2分03秒 ※右ストレート〇新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)  山本は6勝(4KO)7敗4分のサウスポー。NKBライト級5位で、2024年6月のNKBではNIIZUMAX!の引退試合の相手を務めたが、山本が足を引っかけて浴びせ倒したところNIIZUMAX!が後頭部をマットに打ち付け、試合続行不可能となって負傷判定のドローとなった。  新田は空手、ボクシングを経て17歳からキックボクシングを始めた。2019年2月にプロデビューすると10戦無敗の快進撃を続けたが、2021年10月の『KNOCK OUT』で力也に初黒星。2022年4月にはINNOVATIONスーパーフェザー級王座を奪取し、7月のRIZINで大雅と対戦するも判定負け。10月にはカミシロに延長Rで勝利して再起したのも束の間、12月に初代KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定戦で久井大夢にKO負けを喫した。2023年4月のINNOVATION王座防衛戦はドローで防衛に成功。7月にはKrushに乗り込んだが、目黒翔大に判定負け。2024年5月の『ONE Friday Fights』初出場ではジャン・ジンフーに判定負け。戦績は10勝(4KO)5敗4分。  1R、荒々しく前へ出てパンチを繰り出す山本の勢いに押される新田だが、山本が組みつくような形になったところで右フックをコンパクトに打つと、これで山本がフラつく。そこへ右で追撃してダウンを奪った新田。  続いて右ストレートでラッシュを掛け、ロープを背負った山本へ左ボディ、そして右ストレートをカウンターで決め、新田が鮮やかなKO勝ちを飾った。  マイクを持った新田は「この舞台に1年ぶりに帰ってきてKO勝ち出来たので嬉しいです。いろいろなところで修行してきてまた強くなったところを見て欲しいです」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼第4試合 KNOCK OUT-RED -64.0kg契約 3分3R延長1R〇力也(WSRフェアテックス湖北)TKO 3R 1分22秒 ※右ヒジ→カットによるドクターストップ×庄司啓馬(TEAM TEPPEN/M-1 JAPANライト級王者)  力也は6勝(2KO)1敗、庄司はM-1 JAPANライト級王者で戦績は6勝(1KO)10敗。  1Rから庄司はヒジを突き立てるように打って行き、力也はパワフルなパンチで応戦。力也の強いボディが決まる。  2R、力也の強いミドルが決まり、組んでのヒザも。次第に力也のパワーが目立ち始め、庄司は前へ出るが目立った攻撃を当てることが出来ない。ラウンド終盤になると力也に余裕が出てきた。  3Rも余裕を感じさせる力也に庄司が前へ出て組んでいくが、力也はヒザを押し当てて動きを止める。前に出る庄司へ力也が右ヒジを振り抜くと庄司の左目上がバックリと切れ、大流血に。ドクターチェックでストップがかかり、力也のTKO勝ちとなった。  マイクを持った力也は「最高です! 僕も62.5kgで出てこの実力だと全然ですが僕もベルトを狙いたいです。僕、明日からテストなのでこれからテスト勉強します」とマイクでアピールした。 [nextpage] ▼第3試合 KNOCK OUT-BLACKバンタム級 3分3R延長1R×星野航大(TORNADO)判定0-3 ※27-30×3〇柿﨑 瑠(クロスポイント大泉)  星野は26歳で6勝(6KO)6敗1分。柿﨑は乙津陸に続くクロスポイント大泉のホープで、7勝(4KO)無敗を誇る。  1R、じりじりと前へ出て圧をかけ、パンチを放っていく星野に、柿﨑はパンチからのヒザ。星野がパンチを打ってくるところにもヒザを合わせた柿﨑は下がる星野に連打と左三日月蹴り、ヒザ、さらに右カーフを美馬う。; 2Rも柿﨑は左ミドルと左三日月を折りまぜ、パンチの連打からヒザを突き刺す。さらに左ボディ、右カーフも。しかし星野はほとんど下がることなく、柿﨑の攻撃をもらっても前へ出て右のカウンターを狙い続ける。  3Rも前に出る星野に柿﨑は右ミドル、ヒザを蹴っていく。星野が強引に詰めてくるとショートのアッパーとフック。しかし、詰めた星野の頭がバッティングに。柿﨑は左目上をカットして流血する。再開後、パンチで倒しに来る星野に柿崎は三日月を蹴り、ショートのパンチを返してヒザにつなぐ。星野は挽回しようと距離を詰めてパンチを打ちに行くが柿崎は上手くかわしていった。  判定3-0で柿﨑が星野に1ポイントも与えずの完勝となった。 [nextpage] ▼第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級 3分3R延長1R×YUZUKI BRAVELY(BRAVELY GYM)判定0-3 ※28-30×2、29-30〇横山太一朗(クロスポイント大泉)  1R、横山がパワフルな前蹴り、右ミドルとジャブ。YUZUKは右ローを蹴っていく。派手な音をたててきまる横山の攻撃だが、YUZUKのグローブの上からでしっかりブロックされている。  2R、右カーフを蹴る横山にYUZUKは右ロー。YUZUKが左ボディを攻め始めると、横山はヒザを正面から突き刺していく。これが何度も決まり、YUZUKはフックで応戦する。  3R、パンチで前に出てきたYUZUKに横山もパンチで応える。中盤からは再び横山がボディをヒザを突き刺し始め、YUZUKは右ローと左ボディ。何度も横山のヒザが決まり、判定3-0で横山の勝利となった。 [nextpage] ▼第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級 3分3R延長1R〇アックス斧田(KIBAマーシャルアーツクラブ)KO 3R 0分33秒 ※左右フック連打×井樋大介(クロスポイント吉祥寺)  1R、井樋のワンツーに斧田が右フックを返してクリーンヒットを奪ったが、井樋もすぐに立て直して前蹴り、ローからの右をコツコツと当てていく。  2R、前に出る斧田に井樋は下がりながら右を打って行く。どんどん前に出る斧田が右ストレート、接近すると左右フックと右アッパー。斧田がコーナーへ詰めての連打で優勢に。  3Rが始まると同時に前へ出て詰めていく斧田が左右フックの連打を浴びせて井樋はダウン。立ち上がろうとするも立ち切れず、斧田が涙のKO勝ちとなった。  斧田はマイクを持つと「今日勝てたのは僕ずっと3連敗、4連敗していたのに応援してくださった皆様のおかげです。僕は戦績汚いけれど、勝っても負けてもKO見せます。KNOCK OUTなので」と泣きながらアピールした。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第2試合 KNOCK OUT-BLACKバンタム級 3分3R〇川野龍輝(クロスポイント吉祥寺)判定3-0 ※29-28、30-28。30-29×山口悠真(ジムファイターズ)  1R、ローの蹴り合いからスタート。右ローを中心に組み立てていく山口に対し、川野は力強い右の蹴りを上中下に蹴り分け、さらに飛びヒザ蹴り。パワフルな川野、的確な山口という展開。  2R、圧をかけて前に出る山口はパンチをまとめての右ロー。川野は左右ボディを打っての右ハイを何度も狙うが、山口はぎりぎりのところでガードする。  3Rも右ハイを蹴っていく川野。山口は川野にロープを背負わせて左ボディを徹底して狙っていく。川野はキャッチしてのヒザ蹴り、後ろ蹴りで対抗。右ストレートも打ち、判定3-0で勝利を収めた。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第1試合 KNOCK OUT-UNLIMITED -63.5kg契約 3分2R×幸希TKO 1R 1分16秒 ※パウンド〇藤橋チャンミン(クロスポイント吉祥寺)  幸希のセコンドには、渡慶次幸平藤橋のセコンドには鈴木千裕が就く。  1R、ローの相打ち、ミドルの蹴り合い。両者とも打撃を思い切り放っていく。幸希が右フックをヒットさせて優勢となり、さらに右フック。しかし、ここで藤橋が右をヒットさせて反撃。右を打ちながら前に出て、ダウンした幸希にパウンドの追撃。レフェリーストップで藤橋が勝利した。
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