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【RISE】悲願の王座獲得へ憂也「このタイミングでタイトルマッチが組まれてベルトを獲るっていうストーリーが僕の格闘技人生」、林会長「遠回りくらいが丁度いい」

2026/06/23 22:06
 2026年6月28日(日)東京・後楽園ホール『RISE 199』にて、第6代RISEミドル級(-70kg)王座決定戦3分5R延長1Rを同級4位・基康(TAKEDA GYM)と争う同級2位・憂也(魁塾)。  魁塾の林会長との師弟インタビューが主催者を通じて届いた。 今が1番ノっていて1番強い状態(憂也) ――2人でインタビューを受けるのはなかなかない光景だと思うのですが、憂也選手と林会長が揃ってインタビューを受けることはありますか? 林「初めてです」 ――ではせっかくなので色々と2人のお話を聞かせていただきたいのですが、2人が初めて会った時のことは覚えていますか? 林「僕は覚えていないですね。ただ彼は別のジムに所属していたので、出稽古か試合会場で会ったのが初めてだったと思います」 憂也「別のジムだったのでそういう場所で初めて会ったのが、僕が中学生くらいの時でしたね」 ――K-1甲子園に出場していましたが、その時には既に魁塾に所属していた? 憂也「そうですね」 ――じゃあ、高校生くらいからは移籍して一緒にやられているんですね。 林「いたかも分からないですね(笑)」 憂也「高校2年生くらいからいましたよ(笑)」 林「DEEP☆KICKのアマチュアではジム推薦って形で出ていたことがあったね」 ――という事は15、16年は一緒にやられているんですね。 林「そのくらいにはなると思います」 ――林会長から見て憂也選手はどんな選手ですか? 林「どこら辺を言っていいのか、喋らんこととか(笑)今は多少喋れましたけど、いつ喋るんだろうって感じなのがこの子でしたね」 ――それは出会った頃からそうだったんですか? 林「そうですね。逆に政所兄弟はベラベラ喋ってるんですよ。兄の政所仁とボクシングをしている弟の椋と憂也の3人が一緒に移籍してきたんですけど、仁は調子良く喋るんですけど憂也は喋らないですね(笑)」 ――そこから長く一緒にいる中で変化はありましたか? 林「今は色々後輩にアドバイスもしているし、自分に自信が付き始めたくらいからは喋るようになりましたね。昔は目上の人とか大人とはあまり喋れなかったけど、若手同士では多少喋っていたみたいです」 ――憂也選手は自分が無口だということは自覚しているんですか? 憂也「自覚はありますね(笑)」 ――林会長は凄い喋る方ですけど、それにつられて盛り上がったり、喋ったりすることもあまりないんですね。 憂也「皆で、わーっと喋る中に入るのが苦手で、2人とかだったらまだよく喋れますね。僕アホなので思ってることがあっても言葉にできないんですよ。そういう場面が多いです」 ――RISEに出始めてインタビューやリング上で話す機会も増えていますが慣れてきた部分はありますか? 憂也「それはありますね。やっぱり経験っていうのが大きいです」 ――憂也選手から見て林会長はどんな先生ですか? 憂也「ほんまに偉大な方です。本当に選手のことを思って試合を組んでくださったり、練習も朝昼晩いつでもやってくれるし、本当に感謝しかないですね」 ――魁塾は出稽古場所として色々な選手が集まる場所だと思うのですが、そういった部分でも良い環境で練習できていると思いますか? 憂也「そうですね。ジムに呼んでくださったり他のジムに出稽古の手配をしてくださったり、色々なサポートをしてくれているので感謝しかないです」 林「俺がここにいなかったら言ってなかったんちゃう?((笑)」 ――普段なら言いづらい部分も言えたと。 林「分からないですけど(笑)」 ――ついに今回は念願の王座決定戦で出場という形になりました。ここまで辿り着くまでにはどんな思いがありましたか? 林「僕はぶっちゃけもうちょっと早く挑戦させたかったという思いがあります。でも今が1番ノっている感じもあるんですよ。練習環境が良くなっているので調子が良いとは思うんですけど、もうちょっと20代くらいでやらせたかったなという思いがあります。ただいい所でポカしたりしていたのでそこら辺がもったいなかったし、海人選手とタイミングが合わなかった部分もあるので仕方はないと思うんですけど、20代後半くらいでタイトルを獲って35歳くらいまで現役で充実したチャンピオン生活を送ってもらいたいなと思っていたのが、ちょっと遅れてしまったなと思っています」 憂也「僕ももっと早い段階でやりたかったという気持ちはあるんですけど、林先生が言ってくれたように“今が1番ノっていて1番強い状態”だと思うので、このタイミングでタイトルマッチが組まれてベルトを獲るっていうストーリーが僕の格闘技人生なのかなと思っています」 [nextpage] 武田幸三さんがどんな事をしてくるのかが楽しみ(林) ――現在まで57戦やってきていますが、それくらい経験を積んできても今が肉体的にも精神的にもピークだと感じていますか? 憂也「そこまであまり感じていないんですけど、この年齢になっても動けているし強くなっている自覚があるので自信があります」 ――林会長から見て、今の憂也選手の強さはどんな所だと思いますか? 林「これだけの試合をしてきているので、1つ1つの技の出し方やタイミングは今がベストだなと思っています。若い時はもっと強く打てたりしていたかもしれないけど、今ミットを持っていても衰えているパンチや蹴りがないんですよ。だからまだまだ上にいけるんじゃないかなと思っていて、このタイトルを獲った後に世界だとか今までに負けた相手を全員倒すことができるんじゃないかなと思っています。魁塾としても選手等にはフィジカルの部分とかで有名な先生を呼んだりして色々な部分でサポートもしてきていて、昔はそういうのがなかったんですけど、今は東京オリンピックのコーチをやられていた方も来てサポートをしてくれていたり、昔馴染みの整骨院の先生に皆んなのマウスピースの高さとかまで調整してもらえているので、環境的にも今がベストなんじゃないかなと思うんですよね。だから今回タイトルを獲って、ここからもう1回伸ばそうかなと思っています」 ――環境が整っている事で全てのピースが揃ってきている状況なんですね。 林「ジム的にも昼はデイサービスをして夜だけ魁塾っていう環境だったんですけど、(ジムが新しくなって)早い時間から練習ができるようになって、若手の選手も含めて朝昼晩いつでも練習できるようになったというのが大きいと思います」 ――今回当初の予定ではサモ・ペティ選手との対戦予定でしたが、アクシデントがあって基康選手に変更となりました。基康選手に対してはリベンジマッチでもあると思いますがどんな印象がありますか? 林「3R戦って延長で失速して負けたイメージでした。あの時の憂也が言い訳になるので全く言ってなかったんですけど、連打もできないくらい腰が悪かったんですよ。だから今回は腰も全く問題なく万全の状態なので、しっかり見てもらいたいですね」 憂也「基康選手は圧力をかけたり引き際だったりディフェンスも上手いので、僕の対策とかも徹底してくると思うんですよ。なのでその対策以上に上回って勝ちたいと思います」 林「彼(基康)はジムがTAKEDA GYMに変わったじゃないですか。あの時は下馬評的にも憂也が絶対勝つと思われていたし、舐めていた部分もあったかもしれないし、腰が悪かったと言えば言い訳になりますけど、普通にやれば勝てるので、ジムが変わって武田幸三さんがどんな事をしてくるのかが楽しみです」 ――基康選手も所属が変わったりして環境が変わった状態で挑んでくるという点では、また新しい気持ちで試合に挑めるという感覚もありますか? 林「はい」 ――このタイトルまで辿り着くまでに憂也選手にとって1番苦しかった時期っていつですか? 憂也「この試合に勝ったらタイトルマッチだっていう試合を何度かポカしてきて、『遠回りしてきたのにまた遠回りか』みたいな時期が苦しかったですね」 林「でも歌にあるやんか。『遠回りくらいが丁度いい』って(笑)」※林会長のご息女がボーカルを努めるhump back 「拝啓、少年よ」より ――憂也選手が大切なところで負けてしまったりというのを側で見てきたと思うのですが、林会長はどんな言葉をかけたんですか? 林「自分で納得して120%やって負けて終わるとか事情があってやめるとかだったらそれは勝手にしろと思うけど、負けたから悔しいからやるっていうのはそのまま負けて終わりじゃないんですよ。だから『勝って終われ』とは言わないですけど、負けても120%でやり続けて負けるんだったらしょうがないと思うんですよね。だからいつも試合が終わった後に『次いこう』としか言わないんですよ。どの選手もそうなんですけど、負けたあと「すみません」って謝りにくる子が多いんですけど、その言葉は僕も辛くて。けど負けたことで1番辛いのは本気でやって負けた本人じゃないですか。時間をおいて反省点の話し合いはありますけど、負けた直後は選手が厳しい状況なので『次いこう』としか言えないですね」 ――ここまで林会長と一緒にやってきたからこそ、憂也選手もこのタイトルマッチにかける思いは強いと思うのですが、その思いを聞かせていただけますでしょうか? 憂也「このRISEのリングで良い所も悪い所も見せてきたと思うので、この気持ちも全部込めてタイトルマッチのリングで全て見せて勝ちたいと思います」 ――このタイトルを獲れれば魁塾としては2本目のベルトになりますね。 林「憂也が1本獲って、政所仁がもしも-53kgのベルトを獲ったら、来年のRISE PRIZEで『Best会長賞』を僕にください(笑)」 ――『Best GYM賞』のことですね。 林「そうそう。僕が獲ったら『Best会長賞』にしてくださいよ(笑)。タキシード用意しておきます」 ――そういった賞を狙える位置にまで来ていると思いますが、まずは憂也選手が足掛かりになりますね。 林「ベルト2本獲ったら『Best会長賞』にするように伊藤代表に伝えておいてくださいね(笑)」 ――このベルトを獲った先というのは憂也選手の中ではどのように考えていますか? 憂也「考えてはいるんですけど、勝ってリングの上で言おうかなと思っています」 ――明確な目標が頭の中にはあって、勝った上でそれをリングで言葉にするんですね。 憂也「選手としてもう長くはないので、どういう事をしていくのかっていうのを勝った後に話したいです」 ――林会長から憂也選手に最後に言っておきたいことはありますか? 林「悔いの残る試合にしてほしくないですね。ああやったら良かったっていう“たられば”は使ってほしくないし、僕自身も使いたくないから、“蹴ってたら”とか“もう少し追い込みしてたら”とかは言いたくないですね。まずは憂也から『Best会長賞』の足掛かりにしてほしいなと思います」 ――では最後に憂也選手から、改めてタイトルマッチへの決意といつも応援してくれるファンの皆さまに向けてメッセージをお願いします。 憂也「当日のリングでは僕の今までの思いだったり全てを乗せて試合をするので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」
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