2026年9月19日(土)、愛知県および名古屋市を中心に『第20回アジア競技大会(2026/愛知·名古屋)』が開幕する。
日本での開催は1994年の広島大会以来、実に32年ぶり。アジア45の国と地域からトップアスリートが集結し、「IMAGINE ONE ASIA」のコンセプトのもと、スポーツを通じたアジアの絆と熱戦が繰り広げられる。
今大会の「コンバットスポーツ」では、柔術、クラッシュ、総合格闘技(MMA)の3種目が実施される。
中でも「柔術」は、日本の古武道を起源とし、ブラジリアン柔術として世界中で独自の進化を遂げた、日本にルーツを持つ格闘技。アジア競技大会では、2018年のジャカルタ·パレンバン大会で初めて正式採用されて以来、今回で3大会目の実施となる。しかし、これまで日本は「柔術の母国」でありながら、一度も代表選手を派遣できずにいた。
その背景には、国内の柔術競技を統括する連盟が「全日本柔術連盟(JJFJ)」と「日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)」の二つに分かれていたという、複雑な歴史があった。国際大会へ日本代表を派遣するための日本オリンピック委員会(JOC)の基準を満たすことができず、2018年のジャカルタ大会、そして2023年の杭州大会(※コロナ禍により延期開催)と、二大会連続で日本のトップ選手たちは出場への道を閉ざされてきた。
「32年ぶりの自国開催となる愛知・名古屋大会で、日本の選手たちをひのき舞台に立たせたい」 ──その強い思いが、長年の厚い壁を打ち破った。 JJFJ会長であり、アジア柔術連盟(JJAU)副事務総長を務める渡邊孝真氏を中心とし、日本格闘競技連盟理事兼事務局長(NPO全国少年少女レスリング連盟理事長)の鎌賀秀夫氏、そしてJBJJFから元事務局長·外部相談役の新明佑介氏、大会運営担当の安井佑太氏が結集。両団体が固い握手を交わし、日本代表派遣に向けてJOCへの強力な働きかけと嘆願を重ねた。
関係者たちの奔走と情熱が結実し、JJFJとJBJJFが団結し、2026年6月1日、ついにJOCが一般社団法人全日本柔術連盟(JJFJ)を日本国内の柔術統括団体と認定し、日本代表選手派遣が認められた。
日本の柔術界が一つになり、長きにわたる悲願が達成された今、残る使命は「最強の日本代表」を選び抜くこととなる。
【写真】JOC役員とJJFJの新理事達。
【写真】2026年5月30日に開催されたJJAU・JJFJ「イーストアジア大会 2026」スタッフ集合写真。
日本代表の座を懸けた「アジア競技大会 日本代表選考会」緊急開催
JOCの正式決定を受け、日本代表選手を選考するための予選大会「日本柔術代表選考会」が、2026年6月26日(金)アクシス柔術アカデミー東京本部にて緊急開催される。
承認を待ってからのスケジュール決定となったため、大会までの準備期間が非常に短い中での告知となるが、日本の柔術史に新たな1ページを刻む歴史的な選考会となる(※詳細は jjfj.org 又は jjfj.smoothcomp.com )。
■代表内訳
男性62kg: 2名69kg: 2名77kg: 1名85kg: 1名94kg: 1名
女子48kg: 1名52kg: 1名63kg: 1名
計:10名
【写真】2026年5月30日に開催されたJJAU・JJFJ「イーストアジア大会 2026」の様子