俺を抜いて世界一ヅラするなよ

――緊急参戦となりますが、なぜこの大会への出場を決めたんでしょうか?
「俺が必要やからじゃないですかね。年に1回の大きい大会じゃないですか。僕の試合は数字があるので」
――対戦相手の印象は?
「サウスポーでムエタイスタイルの選手ですね。僕も大﨑(一貴)君の試合の応援に行かせて頂いてたので、タイで少し観ていたらしいのですが、ごめんなさい。覚えてないです(笑)」
――あまり印象には残っていない?
「ほとんどが皆さんタイ人だったり海外の選手だったんですけれど、その中の観てた選手の1人やったみたいです。僕は大﨑君の応援に行ったんでそれしかしてないので。それ以外は分からなかったというだけです」
――ムエタイ独特のリズムとか、RISEとは違う戦い方をしてくると思いますが、自分と噛み合う・噛み合わないはありますか?
「今の僕は誰とでも噛み合います…噛み合いますは違うかもしれないです。誰とでも噛み合わない。全部僕の世界で、僕の格闘技の正解を押し付けていくので。僕が正義やと思っています」

――対戦相手は「痛くしないでください」とコメントしていましたが?
「僕も痛いの嫌いなので(笑)。素直に話すと、それだったら格闘技辞めた方が良いと思います。言ってるだけやと思いますよ。現に以前も勝っていて強い選手やと思いますし」
――タイで凄く人気のある選手という事で、この選手に凄い勝ち方をすればタイでも中村選手の名前が轟くと思いますがその点については?
「そうなるのは時間の問題やと思ってたので、ただそれだけです」
――前回のWSが終わってから練習を再開した時期、またその期間はどの様に過ごしていましたか?
「世界トーナメントが終わって、2日後からです。いつも通り練習してた感じです。試合後に『地を固め直す』って言っていて、自分の所属しているジムでの練習というかはいろいろなジムで練習して、いろいろな物を吸収したりとか景色を変えてみて。自分が『格闘技をやりたいのか?』というのを考え直してました。もしホンマにやりたくない事やったら、今後僕が大きい事に取り組んで大きい事を掴んでいこうと思っているので、胸を張ってやれない事を職業としてやっていいのか。辞めようかなと正直思っていました。簡単に言えば」
「格闘技しか能がないからです。自分の事しか考えずに、スリルがどうとか自己満足で格闘技をやっていたと思うんですけれど。失礼かもしれないけれど、ファンの想いとかも背負えてなくて。ちゃんと見つめ直した上で人として成長して、周りの方にも気づかせてもらって。僕一人やったら何も出来ないので。その上でファンのみんなの気持ちだったり、生かされているなと思ったので。それを全面に表現して、愛を持って格闘技業界を変えに行きたいと思っています」
――直前に行っていたタイ合宿は過酷な環境で練習に行ってきたとの事ですが、何を得にタイに行かれたんでしょうか?
「自然と共存して、めっちゃハングリーやった自分を取り戻す。とにかく練習だけをするという期間を決めてやってきました。それ以外は動物と、犬とか猫さんとかと全力で会話したりとか。野生ってなんなのかなって。ホテルにいる虫とかとも会話してみたり。『ちょっと寄って欲しい』とかお願いをしてみたり。全力で純粋に向き合ってました。何でみんな笑ってるんですか?」
「ちょっとは気になりますけれど。物凄く汚いとかごちゃごちゃしてる環境、冷房も付かないとかアクシデントもあるんですけれど、練習にフォーカスするというところは変わらないので。そこは変えてはいけないことなんで。自分の邪念を払って、自分を律する練習にはなりました。RISEの関係者だったりTARGET代表の菅原さんだったりと話をする機会があったんですが、その2人に昔の話を聞いて自分とめっちゃ似てるなって思って。それでめっちゃ安い所に泊まってとかをやっていました。めっちゃ良い五つ星のホテルにも泊まってたんですけれどね、ごめんなさい。両方しました。めっちゃいい生活もしたり」
――タイで経験してきたハングリー精神も次の試合で活かされると?
「僕は生き様を全部見せていきますよ。良いも悪いも。去年は悪い生き様も見せちゃったんですけれど、今後は良い生き様を見せていくので楽しみにしておいて下さい」

――今回の試合が今後ある大きな発表に関係しているとの事でしたが、それはタイにも関係している?
「関係はしてますね」
――ヒントはここまでですよね?
「全然話せますよ。今まで聞かれなかっただけで。今の格闘技業界って、広まってきたしメジャーにもなってきたし良いと思うんですけれど、今ちょっとエンターテイメントだったり知名度やお金に寄りすぎている。ビジネスファイターが多いと思う。格闘家やったら、強さがあるヤツが稼げると自分は思っていて。僕は世界一を獲ってからもその気持ちは変わらなかったので。それで自分の正解を世の中に証明していこうと思っているんですよ。ビジネスファイターだったりが世の中に山ほどいてるんで、知名度だけで飯食ってるヤツは全員潰していったろかなと思っている。
その中でも、実力も兼ね備えてトップにいてるのが僕の中でロッタンなんですよ。代表やRISEとも話し合いは水面下でさせてもらっていて動いているんですけれど、一発でロッタンを連れてくるのは難しいですし、彼にも価値があると思ってるので。まあ、いずれかですね。日本人で僕しかロッタンを壊せないと思っているので。僕がロッタンを壊してやろうかなと。それでこっちに引っ張ってきてやろうかと思っていました。団体の垣根ってなかなか超えられないので、みんなの力だったりみんなの応援をいただけるように、僕が結果で残していく。それをやって、みんなと一緒に他団体の選手だったりをRISEのリングで順番に潰していこうと思っているので、そこにみんなの協力が必要って感じですね」

――確認ですが、RISEのリングでという話ですが『ONE SAMURAI』のリングでロッタンとやるという事ではない?
「実際どこでも良いです。でもRISEのリングにロッタンを呼んで来たら、RISEが盛り上がって良いと思っていて。僕はRISEを代表しているので。そこはありますけれど、自分の条件だけで全部上手いこといく訳でもないですし、そこはRISEさんと話してその上で決めますかね。でも僕が言いたいのは、プロモーションの大きさでONEに媚びを売って行くというのは僕はしないので。ONEと契約してとかそんな小さい人間ではないので。僕がホンマに思っているのは、ONEとかGLORYとかRWSとか強い選手はいてると思うんですけれど、俺を抜いて世界一ヅラするなよって思っているので。そういう意味でも僕はRISEを背負ってます」




