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レポート

【PANCRASE】瀧澤謙太が修斗世界2位の石井逸人をヒザ蹴りTKO! 沙弥子が判定勝ち

2019/11/10 17:11

▼第3試合 ライト級 5分3R
×岸本泰昭(70.65kg/総合格闘技道場コブラ会/10位/21勝11敗3分
[判定0-3]※28-29×2,27-30

○松岡嵩志(70.1kg/パンクラスイズム横浜/10勝7敗)

7月にライト級7位の菊入正とドローの岸本泰昭がPANCRASE2戦目で、パンクラスイズム横浜の松岡嵩志と対戦する。岸本はDEEP、修斗、HEAT、GLADIATOR、GRACHAN、POWERGATEと数々の団体を渡り歩き、2018年9月のGRACHANで山本琢也に判定負け後、2019年7月にPANCRASEで菊入を相手に約10カ月ぶりの再起戦に臨むも三者三様のドロー。PANCRASE初勝利はならなかった。今回の試合に向け、「自分らしい厳しい試合して勝ちます」と決意を語る。

対する松岡嵩志は、年2試合のペースでコツコツと試合を続け、じっくりとチャンスを狙ってきた。2007年プロデビューの岸本(21勝10敗3分)に対し、松岡も2009年デビュー(12勝10敗1分)と、ともに10年以上のキャリアを持ち、スクランブルにも強い両者。松岡は前戦では、第2代ZSTライト級王者の平信一のテイクダウン・スイープ狙いを切り返し完封勝利しており、今回10位の岸本相手に連勝を飾り、ランク入りを目指す。岸本戦に向け、一言「KO」と打撃決着を予告している。

1R、サウスポー構えの岸本にオーソドックス構えの松岡。強い右ミドルを当てる松岡にシングルレッグテイクダウンは岸本。立つ松岡に再びシングルも防ぐ松岡。

2R、大外刈テイクダウンは松岡! 立つ岸本にヒジ当て押し込むと金網際の攻防に。右で差す岸本に回す松岡。

3R、シングルレッグで尻つかす岸本だが、立つ松岡がシングルレッグへ。スイッチ狙う岸本を俵投げで上に。蹴り上げから立つ岸本は左ミドル、左ストレートを当てるもゴング。

判定3-0で松岡が勝利。連勝でランキング入りが見えてきた。

▼第2試合 フライ級 5分3R
×中村龍之(56.85kg/ロータス世田谷/9位/11勝16敗3分)
[判定0-3]※28-29×2,27-29

○杉山廣平(56.8kg/SPLASH/8勝4敗)

中村龍之(ロータス世田谷)は2017年11月の川端康太戦から立花恵介、安永有希にいずれも判定勝利で3連勝も、2019年は荻窪祐輔、NavEに敗れ、2連敗中だが、指導する北岡悟は松岡と中村について「格闘技を努めていることは間違いない」という取り組みのなか、中村は結果を残し踏みとどまることができるか。前日計量では「差を付けて返り討ちにします」と語っている。

杉山廣平(SPLASH)は2018年はネオブラッド・トーナメント3試合を戦い決勝で鈴木千裕に判定負けで準優勝。12月には井上学に判定で敗れ連敗もスプリットに割れる内容だった。2019年は6月に加マーク納戦をスプリット判定でモノにしており、ランカー中村との試合で連勝を狙う。計量では「リベンジです。連敗中の中村選手にもベストを尽くしてもらって、僕がフィニッシュします」と余裕のコメントを残している。

1R、ともにオーソドックス構え。中村は強い右ローを当てると、杉山はダブルレッグから脇潜りテイクダウン! ハーフからパウンド。

2R、中村の踏み込みに組み付きそうそうにテイクダウン奪う杉山。立つ中村にボディロックテイクダウンでマウント奪い、パウンドにニアフィニッシュで10-8の採点も。

3R、両脇差す中村だが、杉山の手繰りをがぶりきれず杉山のシングルレッグで下に。ハーフからパウンドは杉山。背中見せ立つ中村だがゴング。判定3-0で杉山が勝利。中村は苦しい3連敗となった。

▼第1試合 ミドル級 3分3R
ウェルター級6位
○中村勇太(83.4kg/T-Rex Jiu-Jitsu Academy)18勝22敗3分2NC
[判定2-1]※29-28×2,28-29

×一慶(83.4kg/フリー)14勝9敗2分

ウェルター級6位の中村勇太(17勝22敗3分2NC)がミドル級で一慶(フリー/14勝8敗2分)とベテラン対決に臨む。両者は2011年3月に対戦しており、一慶が2R KO勝ちしており、再戦となる。

GLADIATOR、台湾RFC、韓国NeoFight、PANCRASEで現在4連勝中の中村は前日計量で一言「リベンジ」と語り、対する一慶は「練習でやった事を一つでも多く出します」とコメント。

一慶は、2018年11月に荒井勇二に一本勝ち、前戦2019年7月のGLADIATORでパク・イクスンに判定勝ちで2連勝中。ミドル級戦線で上位に進出するのは中村か一慶か。

オーソドックス構えの一慶にサウスポー構えの中村は左ストレートをヒット。小外がけでテイクダウン奪う一慶に、バック奪う中村がスプリット判定を制した。

【プレリミナリー】

▼プレリム第3試合 バンタム級 3分3R
×田代悠生(パラエストラ千葉)2勝4敗
[1R 0分44秒 ギロチンチョーク]

○力也(KRAZY BEE)1勝

▼プレリム第2試合 フェザー級 3分3R
○加藤泰貴(RODEO STYLY)3勝3敗
[判定3-0]※30-27×3

×平田純一(AACC×SPIDER ※階級変更)5勝16敗

▼プレリム第1試合 バンタム級 3分3R
×大谷啓元(パンクラスイズム横浜)4敗
[判定0-3]※28-29×3
○林 駿平(和術慧舟會 HEARTS)2勝2敗

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