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【K-1 KRUSH】元ボクサーの佐々木洵樹が転向3戦目で王座に就く、朝久泰央が圧倒的な強さ見せつけ王座挑戦アピール

2019/11/08 22:11

▼第3試合 K-1 KRUSH FIGHTライト級 3分3R・延長1R
龍華(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定3-0 ※29-28、29-28、29-27
迅也(北斗会館浅科道場)


 1R、両者サウスポー。龍華はロー&ミドルと蹴り中心だが、迅也がパンチを打ってくると強気に打ち合い、右フックの相打ちでダウンを奪う。2Rも蹴りを放っていく龍華にパンチで前へ出る迅也。強きに打ち合う中、迅也の右フックがクリーンヒットして龍華はダウン寸前となるが踏みこたえる。


 3R、両者鼻血を出して消耗する中、龍華は蹴り、迅也はパンチを繰り出して前へ出る。かなり手数の減った両者だったが、龍華が蹴り続けて判定勝ちした。

▼第2試合 K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級 2分3R・延長1R
×MOE(若獅子会館)
延長R 判定1-2 ※9-10、10-9、9-10
〇山田真子(KINGS/元J-GIRLSアトム級王者、元WBO女子世界ミニフライ級王者)
※本戦の判定は29-30、29-29、30-30


 山田は姉の紗暉と共に幼き頃から格闘技に打ち込み、空手、テコンドー、キックボクシングなどのアマチュア大会で活躍。2010年5月にJ-GIRLSでプロデビューすると、同年12月にLittle Tigerを破りJ-GIRLSアトム級王座に就いた。


 2012年3月にはプロボクサーに転向し、2014年2月には韓国でWBO女子世界ミニフライ級王座を奪取。2014年5月、所属ジムとのトラブルから現役を引退。キックボクシング6勝無敗2分、ボクシング7勝(2KO)無敗とパーフェクトレコードを残した。


 その後、2014年12月にキックボクシングの試合、2018年11月には元OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美と事実上無差別級のボクシングルールで対戦し、6回判定勝ちを収めている。


 対するMOEはこれがプロ4戦目(2勝1敗)。現役JKファイターとして2018年12月にKRUSH初参戦、現・女子アトム級王者の高梨knuckle美穂と対戦して判定負けを喫したが、2019年5月の2戦目では豊嶋里美から勝利を収めている。まだ17歳と今後が期待される女子キックボクサーだ。


 1R、軽快なフットワークからいきなり飛び込んでの右を打って行く山田。MOEは慎重にローを蹴っていくが、山田はしっかりとスネブロックする。


 2R、足を止めての打ち合いをする両者。山田は右ミドルもヒットさせる。いきなり飛び込んでくる山田にMOEはクリンチが多い。

 3R、山田は離れて右ミドル、MOEがパンチを出してくるとここぞとばかりに左右に身体を振ってフックを放つ。しかし、両者とも距離が合わないのかクリンチが多くなり、本戦の判定はドローに。


 延長R、足を止めての打ち合いでMOEもフックをヒットさせたが、フットワークを使う山田を捉えることができず。逆に山田は飛び込んでの右をヒットさせ、両者手数が少ない延長Rとなったが山田が判定2-1で復帰戦を勝利で飾った。

▼第1試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級 3分3R・延長1R
〇泰斗(LEOPARD GYM)
KO 1R 2分46秒 ※3ノックダウン
×斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)


 1R序盤から右の強打で襲い掛かる斉藤に泰斗も打ち合う。ボディにも散らしていく泰斗が左ボディを効かせてダウンを奪い、続いて右フックでダウンを追加。ヒザ蹴りやハイキックを交えてラッシュを仕掛け、最後は右ストレートでとどめを刺した。


 泰斗はマイクを持つと「試合が1年3か月ぶりで連敗が続いて、最高のリングを用意してくれた関係者の皆さんありがとうございます。去年怪我して引き際を考えましたが、いろいろな人に支えてもらって戻ってこれました。所詮は1勝ですが僕にとっては大事な1勝になりました。されど1勝です。年末のK-1名古屋は僕の地元なので出たいと思います」と、K-1出場をアピールした。

▼プレリミナリーファイト第3試合 K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級 2分3R
×チャン・リー(ROCK ON)
判定0-3 ※28-30、28-30、29-30
〇優(北斗会館押上道場)


 チャン・リー(本名・永田恵梨子)は2018年9月の『KHAOS.6』でK-1 JAPAN GROUPの大会に初参戦。テキサス・アユミを延長戦の末に下して勝利を収めている。“戦う幼稚園の先生”だったが、今年3月に6年間務めていた幼稚園を辞めて格闘技一本の生活にしたという。今年7月の菅原美優戦は“美女対決”として話題となったが、判定で敗れた。


 対する優は中学・高校と陸上部に所属し、インターハイで4位の実績を持つ。30歳を過ぎてからキックボクシングを始め、現在は代官山にある美容室のオーナーでありアイリスト(アイメイクアーティスト)、さらにヤンキーキャラ。以前は本名の福原優で試合をしており、戦績は1勝3敗1分。


 1R、2Rともに前へ出て身体ごと振るようなフックで優が攻勢。2R終盤、ようやく手が出るようになったリーは右ストレートで反撃。


 3Rはリーが前へ出て右ストレート、ハイキック、前蹴りで猛反撃。優を下がらせるが優も思い切りフックを打ち返す。リーの反撃は遅く、優が判定勝ちした。

▼プレリミナリーファイト第2試合 K-1 KRUSH FIGHTウェルター級 3分3R
〇寧仁太・アリ (K-1ジム総本部チームペガサス)
KO 3R 33秒 ※右フック
×マーク・バード・ジェイムス(K-1ジム五反田チームキングス)

▼プレリミナリーファイト第1試合 K-1 KRUSH FIGHTバンタム級 3分3R
×倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定1-2 ※29-30、30-29、29-30
〇高橋享祐(戦-IKUSA-GYM)

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