MMA
インタビュー

【UFC】マネル・ケイプがポルトガル語で語ったこと──「パントージャ対ジョシュア・ヴァンの勝者を待つだけ」「俺の本職は柔術だ」(前篇)

2026/01/09 18:01

親友の柔術に『なんだこれは? どうやってるんだ?』って。クレベル先生から柔術を学んだ


(C)Manel Kape

──プロMMAデビューは17歳でしたね。その時のベースは何でしたか?

「柔術とボクシングです。特に柔術でした。当時のポルトガルのMMAはあまり発展していませんでしたが、私にはクレベル(Kleber Repolho)という師匠がいました。彼は1999年から黒帯でした。ノナト(マチャド)先生の系統で、マナウスのノヴァ・ウニオンから来た非常にタフな柔術でした。ポルトガルで最も段位の高い先生の一人で、当時は珍しい存在でした。だから私の柔術のベースは非常に強力です。今、MMAでどこの旗を掲げているかと聞かれれば、私は『柔術だ』と言います。私のノックアウトシーンや打撃での戦い方を見て、多くの人は私がストライカー出身だと思っていますが、私の真のベースは柔術なんです」

──柔術は黒帯ですか?

「はい、黒帯です。確か2021年です。(オデー)オズボーンと戦った年だったと思います。もっと早く取れたはずですが、柔術の試合に出るのを止めていた時期がありました。柔術の試合は(遠征費などで)出費がかさむばかりで、当時はお金になりませんでした。私の師匠は非常に厳格で、試合に出て勝ち続けなければ黒帯はくれない人でした。私の実力は認めてくれていましたが、その後、私がポルトガルを離れてタイへ行ったりと環境が変わったため、黒帯取得まで時間がかかりました」

※本誌の取材では、柔術との出会いについて「最初は、親友のパウロから柔術を習っていたんだよ。たぶん当時は彼もまだはじめて数カ月くらいだったと思うけどね。で、そのパウロが『マネル、俺は今柔術をやってるんだ』とか言ってきたんだけど、僕は『気持ち悪りーな。男同士がやるもんじゃねえだろ』って答えたんだ。『俺はボクサーだぞ、そんなのやってる奴はKOしてやるよ』って言ったら、パウロが『いやいやそんなことはない、ここでやってみようぜ』って言い出して、二人で部屋で戦ったんだ。ともかく僕は彼にテイクダウンされ、抑え込まれてしまった。『なんだこれ、動けねえじゃねか!』って思ったよ。『なんだこれは? コイツはどうやってるんだ』ってね。当時は11歳か12歳だったけど、僕はすでにすごく強いボクサーだったんだ。少年ボクシングでは何試合も勝利していた。でも抑え込まれてまったく動けなかった。悔しかったし驚いたから、パウロに『こりゃすげえな、どうやったか教えてくれよ!』って頼み、いろいろ教えてもらったよ。それがきっかけで、道場で練習をするようになったんだよ。もっとも僕は基本技じゃなく、跳びつき腕+字みたいなアクロバティックな技ばかりやろうとしたんだけどね」(『ゴング格闘技』2020年3月号

──でも、お父さんの影響でボクシングの練習も続けていたんですよね。

「はい。ポルトガルでは父の友人であるヴィナグレ先生というボクシングマスターのもとで練習していました。その後、タイへ行ってからはボクシングというよりムエタイを4年間やりました」

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