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レポート

【DEEP】青井人が水野新太に初黒星つける判定勝ち防衛、前に出る相本宗輝が高橋遼伍を初回TKO「来年、RIZINで海外勢と」、武田光司が奥山貴大に一本勝ち、石司晃一が河村泰博に競り勝つ、水野竜也が引退「一つの心残りもなく最高に幸せな格闘技人生」

2025/12/14 17:12

▼DEEP バンタム級 5分3R
〇石司晃一 (フリー) 61.45kg
[判定3-0] ※29-28×3
×河村泰博(和術慧舟會AKZA)
61.50kg

 石司は、MMA21勝6敗1分。2023年11月にCOROに判定勝ちでDEEPバンタム級暫定王者となると、23年4月にRIZINに初参戦し、金太郎に判定勝ち。DEEPでビクター・ヘンリーの王座返上に伴い、正規王者に。23年9月の「DEEP & BLACK COMBATバンタム級W王座戦」で現UFC3連勝中のユ・スヨンと対戦し、1R TKO負けで王座陥落。24年5月に原口央に判定勝ちで再起を飾るも、怪我により戦線離脱。今回、1年半ぶり復帰戦となる。38歳。

 河村は、MMA16勝9敗1分。Fighting Nexusバンタム級元王者。須藤拓真と森永ユキトを得意のダースチョークに極めて一本勝ちするが、22年11月のRIZINではアラン・ヒロ・ヤマニハに判定負け。23年9月の『PANCRASE 337』で井村塁を1R ダースチョークで極めると、23年12月に「PANCRASEバンタム級王座決定戦」で透暉鷹と対戦。1R 肩固めで一本負けで戴冠ならず。

 24年8月にホームのNEXUSに戻り、小倉卓也を1R 三角絞めに極めて3度目防衛に成功すると、RIZIN再参戦をアピール。25年5月に3連勝中の堀江耐志からNEXUS王座挑戦をアピールされていたが、10月8日に王座を返上。DEEPに電撃参戦、元王者の石司と対戦する。34歳。

河村「FightingNexusから来ました河村と申します。僕はFightingNexusのベルトももう捨てて、今回DEEPに参戦しました。もうキャリア終盤に来てるので、このDEEPでバンタム級全員倒してチャンピオンになりたいと思ってます」

石司「今回、初めて入ってくるいい選手と戦えて嬉しいです。明日しっかりKOか一本で勝ちます」

 1R、ワンツーで前に出る石司に、河村はギロチンへ。頭を抜いてトップの石司。いったん離れてトップから蹴り。ブレーク。互いの右が交錯。河村は左から右を振って前に出るとクローズドガードから引き込み、インサイドガードの石司に左右のパンチ! 石司がパウンド1発落としブレーク。右で飛び込む石司に、河村はワンツーの右ストレートでダウンを奪うと、河村は外ヒール狙いもゴング。

 2R、先にプレッシャーをかけて右を突く石司。河村のローシングルを切ってバックへ。シングルバックから右の踵を腿に突き、背後からパンチ、トップに移行。その際で首を狙う河村だが、ハーフで極めさせない石司はシングルバック、腰をずらし首を狙う河村にトップに移行。河村は下から蹴り上げ。

 ブレーク。スタンド。ワンツーの右を再び首もとに当てる河村は引き込んで三角絞めに固めて左右パンチも、右腕とともに左の拳を三角の中に入れて極めさせず。首を抜いて最後に石司が強いパウンドでゴング。

 3R、すぐに詰めてボディロックテイクダウンの石司。ハーフからニーシールドの河村を潰してパウンド。さらに立ち上がる河村に組みを厭わず前に崩していく。足関節からのトランジッションでバックを狙う河村に仰向けにガードを取る石司は下からもパウンド。

 サドルロックから空いた右足で強い蹴り上げを当てる河村。足関節狙いも後ろを向いてヒザを抜くと、そこにバックを狙う河村。下のままオモプラッタ狙い。腕を抜く石司に ペダラーダの蹴り上げ。それをさばきながら上から蹴りとパウンドで飛び込む石司。

 判定3-0(29-28×3)でトップ攻めにこだわり、組みとパウンドで競り勝った石司が2連勝をマークした。

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