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【DEEP】青井人が水野新太に初黒星つける判定勝ち防衛、前に出る相本宗輝が高橋遼伍を初回TKO「来年、RIZINで海外勢と」、武田光司が奥山貴大に一本勝ち、石司晃一が河村泰博に競り勝つ、水野竜也が引退「一つの心残りもなく最高に幸せな格闘技人生」

2025/12/14 17:12

▼DEEPフェザー級 5分3R
武田光司(TRIBE TOKYO MMA)66.25kg
[1R 4分01秒 リアネイキドチョーク]
×奥山貴大(NEX SPORTS)66.05kg

 レスリング高校4冠、元DEEPライト級王者の武田光司は、6年ぶりDEEPにフェザー級で参戦。RIZINでガジ・ラバダノフ、ルイス・グスタボ、トフィック・ムサエフの海外強豪勢相手に3連敗した武田はフェザー級転向。24年3月の初戦で萩原京平に判定勝ちすると、6月にラジャブアリ・シェイドゥラエフに1R リアネイキドチョークで一本負け

 大晦日に新居すぐるに3R ローブローによるテクニカル判定勝ち。25年5月のRIZIN韓国大会でジ・ヒョクミンに2R TKO負けで、白星と黒星を交互に繰り返している。TRIBE TOKYO MMA所属として戦う、30歳。

 第2代SB日本ウェルター級王者の奥山は、24年12月、SB GROUND ZERO TOKYO 2024でMMAデビュー。極真&柔道ベースを活かして白川陸斗に1R、腕十字で一本勝ち。25年3月のDEEPフェザー級GP1回戦で海飛に判定負け。5月、MMAデビュー戦の直樹に1R KO負けで2連敗に。25年9月、MMAデビュー戦の大和哲也に1R 腕十字で一本勝ちし、MMA戦績を2勝2敗の五分とした。31歳。

 MMA17勝8敗の武田がキャリアの差を見せつけるか。それとも奥山がヒョクミンのように組みを凌ぎ、打撃で勝機を見出せるか。

武田「DEEP、6年ぶりですね。久しぶりにDEEPっていう舞台に出れらることもすごい感謝してるし、緊張しますよね。だけどTRIBEに移籍をして長南亮代表のもとでやってきて、フェザー級に階級も落としてだいぶ確立されてきました。奥山選手と戦うどうこうはちょっと言い方悪くなっちゃうんですけど、まあ関係なしに自分のやるべきことを明日はやるだけなので、ぜひ会場で応援よろしくお願いします」

奥山「今回、武田選手に挑戦させてもらえるということで、すごく光栄に思います。武田選手に奥山が負けると予想している人たちを、全員負かそうと思っています。明日は楽しみにしてください」

 1R、前後のステップから左を突いて組んだ武田。左で差してケージに押し込みクラッチ。左足をかけて小外がけテイクダウンの武田は奥山のインサイドガードからパウンド連打!

 蹴り上げの奥山の足をさばいてパス狙いに。頭を上げて立ち上がろうとする奥山の首を抱えてがぶり。さらにサッカーキックから右足をかけてリアネイキドチョークへ。奥山の右手を縛って4の字に足を組んだ武田は、リアネイキドチョークを極めた。

 試合後、武田は「1年間、いろいろあって全然結果が出なくて。TRIBE TOKYO MMAに入って長南亮代表にすべてを託して、ありがとうございます。そして(後藤)丈治ありがとう。やっぱ信じてよかった。やっぱりTRIBE愛だね。地元のやつだったり、先輩だったり後輩だったりとか、いろんな奴らに『自分を信じて俺やってるぜ』みたいに言ってたんですけど、なんか結果が出ない中で“もう終わっちゃったのかな?”みたいな感じの時もあって、すげえ半信半疑で格闘技やってる自分も正直今年はいました。だけど、ゴマするするような感じになっちゃうんですけど。TRIBE TOKYO入ってみんなすげー強くて。切磋琢磨し合ってて、僕もそこでまたやろうと思って。それでTRIBE TOKYOの門叩いて入ったんで、まだ強くなると思っています、僕は。TRIBEを信じて。僕は引退するまでTRIBE TOKYOで骨埋めようと思ってるんで。今後とも頑張っていきますので。来年は一発目。多分、RIZINですかね。またゼロからやってくんで、今後とも皆様応援よろしくお願いします」と語った。

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