自ら望んだゲーオガンワーンとの早期再戦に自信を見せた軍司
2025年12月30日(火)東京・国立代々木競技場第二体育館『MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~』(U-NEXT配信)の対戦カード発表記者会見が、3日(水)都内にて行われた。

11月27日に発表された、KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級3分3R延長1Rでゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)と再戦する軍司泰斗(TEAM SUERTE)が会見に出席。改めて試合について話した。
どうしても年内に再戦したいという軍司の要望で実現した今回の再戦。軍司は「早い段階で再戦という形で凄く感謝しています。8月にはKO負けしてしまったので、それを払しょくして今回はKOで倒したいと思います」との意気込み。
11月17日にはセーンサックグンと対戦し、ダウンを奪っての勝利もヒジで右目上と下をカットされてしまったが「カットして治りも早かったので再戦できると思っていて。次は必ず相手は切ってのTKOを狙ってくると思うので、そこはしっかり対策したい」と、問題はないとした。
同タイプと言われていたセーンサックグンに勝利しての手応えを聞かれると「得意としているパンチだったり、ラッシュすると言っていてそれが出来たりして。その中でもヒジをもらってしまったので、どうやったらヒジをもらわずラッシュ出来るかを前回つかめたので、それを発揮できればと思います。ヒジをもらってもそこまで怖くなかったので、ヒジの克服は着実に出来ていると思いますね」と、収穫は大きかったようだ。

「攻撃力は前回の相手の方が強いと思う。ただ、ゲーオガンワーンはフィームーでテクニシャンなので、そこの違いだと思っています。どっちも強いし、やりづらいのはゲーオガンワーンだと思うので、そこをしっかり対策できればと思っています」
2回ヒジをもらってしまったことに、トレーナーのノッパデッソーンからはどんなことを注意されたかとの質問には「普段から言われていること、これは危ないよってことを試合の時に出来なかったのがあるので、それが対策通りに出来たら次はヒジをもらわないと思う。試合をやらないとヒジの感覚はつかめないので、前々回KOされたけれど、前回はKOされなかったけれど切られたので、次は切られない・倒されない試合が出来ると思います」と、進化を見せたいとする。
もうひとつの課題である首相撲対策については「しっかり練習しているので、ヒジの方が怖かったので組まれてもパンチでやればいいし、ヒジは気を付けるだけです」と、首相撲対策には自信があり、警戒するのはヒジだとした。

ゲーオガンワーンは同じ11月に大沢文也と対戦しており、その一戦をどう見たかと聞かれると「テクニシャンで戦い方は上手かったゲーオガンワーンが苦手なところだったり、得意なところが見えてきたので次の試合で発揮できれば。(大沢の自分は)戦い方が違うので、これはどうなんだろうと見てて思って。弱点やこれは出来るっていうのが見えてきたので、それを本番で出せればって感じです」とし、「しっかり対策して最終的にはKOで勝つことが目標です。KOを狙っているので、1Rから行ってしまうとヒジをもらうので3Rで戦いたい。3R KOという形です」と、しっかり削って3RでKOすると予告。
「(初対戦で)パンチは全部入るなって思っていたので。ただ、前回の試合ではインカーフなど蹴りも出来るところも見せられたので、相手からすれば蹴りもパンチもあると恐怖心を与えられたと思う」と、リベンジに自信を見せた。
また、来年の動向についても聞かれると「今年リベンジして、来年はいろいろなことに挑戦したいと思っているので、オファーをもらった団体だったり、KNOCK OUT-REDのベルトだったりも狙っているので、そこも視野に入れて今回集中して戦いたいと思います」と、リベンジを達成したら新しいことにも挑戦したいと語る。
これに山口元気KNOCK OUT代表は「ベルトを巡る争いと、また強い外国人をピックアップしているので、それも含めたタイトル争い、KNOCK OUTが最高かなってメンバーを揃えていきたいと思って日々チェックしていて、そういう選手に声をかけています」と、2026年に向けて強豪外国人を揃えている段階だと明かした。



