▼セミファイナル(第8試合)KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級 3分3R延長1R
〇軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定3-0 ※29-27×2、28-27
×セーンサックグン・オー.カムイン(タイ)

軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝、2017年9月に第2代Krushバンタム級王座を獲得、2021年12月に第5代K-1 WORLD GPフェザー級王座に就いた。2022年8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」で優勝。2025年10月にはISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座を獲得している。

KNOCK OUTには2025年6月から参戦し、ヒジ打ちあり、つかみ制限無しのREDルールに挑み、元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者ペットルンルアンを得意の左ボディでKOしたが、8月にゲーオガンワーンに初回KO負け。戦績は27勝(7KO)7敗1分。

セーンサックグンは95勝(45KO)22敗3分の戦績を持つ21歳(試合時は22歳)のサウスポー。ムエサヤーム中部王者、カラバーオ・トーナメント優勝。

1R、サウスポーのセーンサックグンに軍司は右インカーフを蹴っていく。セーンサックグンが右へ回り込もうとすると左へ動いて進路を防ぎ、右インカーフを蹴る。ジャブと右ローの軍司にセーンサックグンは左ロー、左ミドル。セーンサックグンが左ミドルを蹴ると軍司はすぐに右インカーフ。

残り1分で前に出た軍司にセーンサックグンは左の縦ヒジ、首相撲からのヒザ。軍司は流血するが、距離を一気に詰めて左右ボディの連打を見舞う。そこへさらに左ヒジを打つセーンサックグン。右目上と下から出血しながらも左ボディを連打していく軍司。

2R、ジャブで圧をかける軍司にセーンサックグンは左ストレート、左ミドル。軍司が右ストレートを打ったところでドクターチェックが入る。再開後、左右のローを蹴るセーンサックグンに軍司は左右フックと右インカーフで距離を詰める。そこへ右の縦ヒジをもらい、軍司は手を着くがダウンにはならず、すぐに向かって行く。

セーンサックグンのローブローがあり、一時中断。再開後も右インカーフを蹴り、ジャブで圧をかける軍司。右ボディストレートを打つ軍司にセーンサックグンは首相撲。軍司は組んでブレイクを誘う。ボディを攻める軍司だが、そこへセーンサックグンが左ヒジ。軍司は右ストレートからの左ボディ。

3R、軍司は右インカーフを蹴って、左へ回り込むセーンサックグンを追っていく。ローとミドルを蹴るセーンサックグンに、軍司が右ストレートから左フック、さらに右ストレート。右インローを蹴っての左ボディと軍司は攻撃を繰り出していく。

ロープを背負ったセーンサックグンに左ボディストレートからの右ストレートを叩き込み、逃げるセーンサックグンへ左右ボディの連打、左フックでダウンを奪う。さらにボディ、右ストレートの軍司にセーンサックグンは右ヒジ。軍司は左ボディ、左フック、回り込もうとしたセーンサックグンへ右フックを打ってダウンを追加した。

判定3-0で軍司が勝利。「前回KOで負けてしまって家族やスポンサー、ファンだったりに悲しい想いをさせてしまった。すぐに試合をやりたかったんですけれど、正直今日も凄く怖くてしょうがなかったんですけれど、セコンドの声や新しいチームを作ったのでそのためにも勝たないといけないと思っていたので嬉しいです」と勝利者インタビューに答えた。

続けて「僕はゲーオガンワーン選手と再戦するために今日リングに上がったので、ゲーオガンワーン選手と知り合いの文也くんなので凄い複雑な気持ちはあるんですけれど、僕はゲーオガンワーン選手に勝ってリベンジしたいので、ゲーオガンワーン選手に勝って欲しいと思います」と話して、場内からは笑いが起こる。

「今日、KOで勝ちたかったんですけれど、それは出来なかったので。年内に僕はまたやろうと思っているので、その相手はゲーオガンワーン選手とやりたいのでぜひ山口さん、お願いします」と、12・30はゲーオガンワーンと再戦したいと話した。



